逆ピラミッド力学は、自分から動こうとしないことで生きる方法です。
それでは、実際の社会ではやっていけないのではないかという疑問や不安がどうしても出て来ることと思います。
その心配はいりません。それは現実にやってみれば、すぐに効果のわかること。
「自分から」ことを動かそうとしなくても、「自分に」向けて求められることは、いくらでもやって来るのです。
その中から、自分にできることをやって行けばよい。その時には、外部からの指示で動くのだから、「私は協力者」です。
そして、協力者として求められることをする。
相手が「してくれ」ということをするのだから、最初から相手の意に従っていることになります。
この相手の意の下で、ということが重要です。仕事がうまくいかなければ、組織の上の者に相談すればいい。そうして、いつでも組織の指示で動いている限り、仕事はしているし、できている。
後は、この構図から抜けないことが肝心です。そうすれば、組織の方が、私たち「協力者」をどう使えばいいかを教えてくれる。
これが逆ピラミッドの主な効果です。
依頼されただけの仕事をして、できなければ相談すればいい。その繰り返しです。
そして、できないことはムリ。できることは進める。その「私からは何もしない協力者」でいることで、社会の中での仕事はよりよく進む。なぜなら、すべては組織の指示により動いていることだからです。
実は、健全な会社なら、こういう態度をよろこびます。全員活用という組織の理想に合致するからです。
人材を適材適所に活用させる。それは組織の仕事です。だから、これは組織の知恵を働かせる仕組みなのです。