フィレンツェアカデミア美術館の入場事情 | フィレンツェ暮らしアレコレ

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フィレンツェの中心街から郊外に移り住んでマッタリのんびり?
そんな日々の生活の中で気付いたこと感じたことなど

こんにちは。

今年の復活祭は3/31日、この時期の前後キリスト教国も春の旅行シーズンとなり、海へ行くには寒いということで、内陸の文化遺産が多いトスカーナ地方は毎年かなりの旅行者で賑わいます。春休みを利用して訪れる日本からのお客さまは観光地の混雑は覚悟してくださいませ。

 既に復活祭前の学校企画の団体旅行の子供達の姿を始め、旧市街地の人口密度はかなり上がって来ています。

 いつも長い列ができているアカデミア美術館、下見に行くのも時間を選ぶ感じです。

 早朝旧市街地に出る用事があったので、試しに8:30頃から予約なしの列に並んでみました。

予約者の入り口には全く列はなく、予約なしの列も未だかなり短かかったのですが 入館まで25分と、予想以上に待たされました。

 既にハイシーズンに入った今、無料入場の第一日曜日意外のチケットが予約購入可能な日は、8:15の開館時間を狙う以外は予約購入する事をお勧め致します。

 アカデミア美術館の公式サイトは此方

https://www.galleriaaccademiafirenze.it/

オフィシャルサイトから購入した場合は


この注意書きに表示されていますが、B-Ticketと呼ばれるチケットで、アカデミア美術館があるVia Ricasoli, 58/60の通りを挟んで正面の赤の105番

ここで予約したバウチャーを提示して本券を引きとり、予約者列の自分の予約時間が先頭に表示された列に並んでいただくことになります。


(路上にポスターを置いて販売している人を街のあちこちで見かけますが違法行為なので関わらない様にして下さいませ)



(歩道に有る一番建物寄りが予約無し、車道に作られた列が予約してチケット本券を持っている人の列で予約時間が書かれたプレートが先頭にあります)


そしてアカデミア美術館館内には荷物預かりが御座いません。

 他の来場者の迷惑になる様なキャリーや大型リュックなどをお持ちの方は、荷物と共に入館出来ない為、現行、下の写真右に写っている、アカデミア美術館のバウチャー引換所の北寄りに有るカルフールと言うスーパーが1時間2ユーロで荷物を預かる様になっております。

 預ける時に2ユーロ、1時間分を前払いし、引き取り時超過した場合は追加料金を支払うルールとなっており、クレジットカード決済okです。


 元々バスターミナル、タクシー乗り場がったアカデミア美術館の北に有るサンマルコ広場は工事の為通行が制限された状況が続いており、タクシー乗り場はこの広場の東200mほどに有るサンティッシマアンヌンツィアータ広場になっています。
 サンティッシマアンヌンツィアータ広場にはルネサンス最初の建築例として有名なブルネッレスキの捨て子養育院のロッジアが有り、サンティッシマアンヌンツィアータ教会は美術大学のアカデミア創設の地、聖ルカ礼拝所を始め素晴らしい芸術作品とフィレンツェの歴史と信仰の象徴でもあります。
 さらにこの教会の正面右隣にはフィレンツェ国立考古学博物館があり、貴重な古代エジプト、イタリア半島で古代ローマの前に栄えたエトルリア文明、古代ギリシャ時代の貴重な作品をご鑑賞いただけるとても文化的な広場なので、お時間に余裕がある方は是非訪れてくだいさいませ。




サンマルコ広場がこの様な状況にも関わらず、マルコ美術館は営業しておりますのでご安心くださいませ。



これから日中暑くなりジェラートが食べたくなる時期を迎えましたね^_^
大聖堂からアカデミアに向かうVia Ricasoliには、フィレンツェのジェラート屋さんの中でトップ5に必ず入るシチリアタイプの素材の味がしっかりして乳脂肪分控えめな人気ジェラート屋さんCarabè が有ります。特にピスタチオがお勧めで、シチリア名物のグラニータもあります。
アカデミアのついでに是非お立ち寄り下さいませ。


フィレンツェは小さな街ながら、見どころがたくさんあり、比較的治安も良いので是非プライベートでゆっくり滞在して美術館や教会、邸宅や庭園を巡っていただきたいと思います。


 私はフィレンツェを拠点に、イタリア政府公認観光ガイドをしています。

 美術館案内に街歩き、ワイナリー訪問など、プライベートガイドも承っておりますので是非、下記のホームページからお気軽にお問い合わせ下さいませ。(1時間50€で承っております。)

定番のウッフィツィや大聖堂はもちろん、フィレンツェの旧市街地のエノテカ(酒屋・ワインバー巡り)、シエナやピサ、オルチャ渓谷などご希望を伺ってアレンジさせていただきます。

皆様のお越しをお待ちしております。