今日は
悪天候は去り、キリリと冷えた寒い日が続いています。
インフォメーションセンターから1/31日ウッフィツィ美術館、無料会館の告知が届いておりました。
国立の美術館無料の日は基本第一日曜日なのですが、それ以外にも各美術館が無料開館日が設定できるという話がコロナ禍にありました。
1/31の設定理由はドーニご夫妻の結婚記念日。誰それ❓ って感じだと思うのですが
ウフィツィ美術館に展示されているラファエロ作のこのご夫妻の肖像画、そしてミケランジェロの唯一の板絵の完成作品である聖家族を注文されたご夫妻で、メディチ家がフィレンツェから追放され、ミケランジェロ、ラファエロ、レオナルド・ダ・ヴィンチがフィレンツェ共和国を拠点にしていた頃、街で最も裕福だった豪商のご夫妻です。
ご夫妻の肖像画のウッフィツィ美術館制作のYouTubeを添付しましたのでぜひご覧になってくださいませ。
そんな情報を見ていると近々行こうと思っていたウッフィツィの下見に、どうせなら今日行ってしまえと、混まない開館時刻に合わせて行きました。
朝8時のシニョーリア広場です。早朝はシーズンでも閑散としているのですが、寒風が吹く今日はさらに人影が少なく、
広場にある老舗のカフェも2/7営業再開と、長期休暇中。
オルサンミケーレ教会近くにあるペルケ・ノ
という老舗ジェラート屋さんはバレンタインデーに営業再開
クリスマス休暇が終わり、冬のセールも終わった感があり、カーニバルが始まる前の今は、観光のオフシーズンの最底の時期なのだと思います。
ウフィツィ美術館をサクッとチェックするだけのつもりが、ついつい趣味に走って眺めてしまい、外に出たのは12:30頃で、午前の来館者のピークを過ごしたのですが、土曜日の割に、かなり空いている印象でした。
現状、ウッフィツィ美術館は当日購入でもさほど待たずに入場可能です。
(チケット予約購入者の本券引換3番窓口)
(アルノ川よりの当日券購入窓口)
館内のカフェが有るシニョーリアのロッジアの屋上は、現在カフェテリア利用者のみに開放されており、美術館を出るまで外の空気を吸うことができません。(途中喫煙不可)
少し前の地方ニュースで、レストランを併設する計画があると言っており、2階に未だ工事中エリア
がレストランスペースなのか、放置されている旧出口区画なのか、これからも器はそのまま拡大を続けていきそうなウッフィツィ美術館です。
美術館を出ると、ほぼ正面に、Coinというリナシェンテよりリーズナブルなブランドを集めたデパートが移転しており、フィレンツェのお土産の定番の一つ、マーブル紙で有名なIl Papiroも有り、最上階は家庭雑貨がかなり充実しています。そして近くのネーリ通りの人気パニーノ店All’Antico Vinaioはオフシーズンも関係ない、黒山の人だかりで道が半分塞がっていました。
海外を含む大都市に支店展開したことで、フィレンツェに来たら本店で食べようという人が増えたのかもしれません。
一時のブームと思いきやもう10年以上成長を続けています。
国際チェーン店に侵食され続けているフィレンツェでなんとも頼もしいパニーノチェーンです。
では又、皆様良い日曜日をお迎えくださいませ。
私はフィレンツェ拠点のイタリア政府公認ガイドです。
美術館や街歩き、ワイナリー見学などのプライベートガイドも承っております。
お問い合わせは下記のホームページから、お気軽にお問い合わせくださいませ。
今後とも宜しくお願い致します。