イタリアでの初乗馬 | フィレンツェ暮らしアレコレ

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フィレンツェの中心街から郊外に移り住んでマッタリのんびり?
そんな日々の生活の中で気付いたこと感じたことなど

こんにちは。

前年の誕生日はナポリでオペラ鑑賞、

 今年はイタリアで初乗馬しかも17年ぶりの体験をしました。

 場所はサンジミニアーノ近くのアグリツーリズモ

友人に、誕生日祝いに車を出してもらいました。

 あいにくの天気で足場がぬかるんでいるので速足も駆け足も無しになるだろうと言われてがっかりしながらもとてつもなく長いブランクがあるので少しホッとしました。

 日本だと、かなり経験を積まないと外乗(馬場の外ところで乗馬を楽しむ)は出来なかったのですが、ここは未経験に近い人でも外乗を楽しませてくれます。

 予約した時間は11:30だったのですが早く到着したこととその時間は私一人だったことから(車を出してくれた人は過去に2回落馬経験が有り乗馬はしないと言い張り)一つ前のグループと一緒に外乗ツアーに出ました。

 賑やかなアメリア人の若者たちで、申告では多少経験有りだった様なのですが、馬を前にしたハイテンションのはしゃぎ方でツアーリーダーはど素人であることをすぐに見抜き、今回はわかると思うけど残念ながら並足だけになる、足場の問題もあるしと、私に告げました。

 コースはコンディションと乗り手の技量に合わせて色々あるようです。

 馬に跨ったら緊張感から少しはリーダーに注意を払い静かになるかと思いきや、

 馬の動きに奇声をあげ、手綱を高くあげたり引っ張ったり、騎手が全く自分をコントロールできないことを察知した馬たちは路肩の草を食べに首を伸ばし、前の馬に必要以上に近づいて来たりカーブで勝手にショートカットしたりで、誰一人馬をコントロール出来ず、リーダーの注意も聞かず。馬の危険性を知らない若者たちに、リーダーはこのグループを連れて来た人に電話で、話と全然違うじゃ無いか!ツアーを続けるのは無理だから もうここから引き返すと半ば怒って電話して、本当に引き返してあっけなく終了してしまいました。

 私も後ろから馬が接近して並びかかって来てヒヤリとすることが何度もあり、隊列を整える為に止まった時に、サボタージュ気味の馬に乗った取り残された二人との間にできた空間にまわり込んでしまいました。

 通常1時間弱が結局30分あったかなかったか、でもこの後雨が本降りになり、予約時間だったなら延期か本降りの雨の中での外場、ちょっと不運な変に緊張感のある久しぶりの乗馬は馬アルアルの緊張感を思い出させてくれたのはよかったかなと思いました。

 友人に明日に変更したら?と言われたのに、曇り予報なのでなんとかなるかなと思って日にち変更しなかったのが仇になりました。

 とはいえ、ハラハラしていたのはツアーリーダーと私だけで、若者たちは大満足で雨のサンジミニアーノへ向けて出発し私たちもそれに続きました。

 朝から煮込み調理のいい匂いがしているので、お昼ここで食べられたら、と思ったのですが夕食営業のみ、ハイシーズンならここでお昼も可能の様です。

(お尻を向けてている白い馬にリーダーが乗りその後ろが私だったのですが)


(私が乗った馬、まつ毛が異様に長く顔の通り穏やかな子でした。)





(アグリツーリズモのワンちゃんぺぺ、人懐こくて愛情深い目元が印象的)


(レトロなダイニングルーム。生花が飾られていました)


(サンジミニアーノの大聖堂広場、ツリーが飾られた広場を見るのは今回が初めてです。旅行者が少ない時期だけに休暇をとっているお店が多かったです。)

 馬の背に揺られながら塔が立ち並ぶサンジミニアーノの景色をかなり近くに眺め、葡萄畑やオリーブ、糸杉の間を行くのはとても心地よく、ロマンを感じます。

 もう一度春に乗りにいきたいと思いました♪

 乗馬経験がある方は是非ここでサンジミニアーノの観光と合わせてトスカーナの外場を楽しむ事をお勧めします。

 

 私はフィレンツェ拠点のイタリア政府公認ガイドで美術館や街歩き、ワイナリー見学などのプライベートガイドも承っております。