久しぶりのウフィツィ美術館で感じた変化 | フィレンツェ暮らしアレコレ

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フィレンツェの中心街から郊外に移り住んでマッタリのんびり?
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こんにちは。

心地よい晴天が続く初秋のフィレンツェです。


来場者が増えたとニュースで報道されていたウフィツィ美術館へ久し振りに行きました。

 

 ルネサンス3巨匠、レオナルド、ミケランジェロ、ラッファエッロと同時代から後の1500年代ルネサンスの作品を展示する区画が2階にオープンし、確認の為に以前訪れたのですが、予想以上の作品点数と、迷路のように細かく分かれたブースに、フィレンツェと縁がないけれど活躍した地域では重要な画家の倉庫に眠っていた多くの作品と、それに混ざってこれまでも展示されていた3巨匠の作品に準じる有名作家のブースが散りばめられていて、かなり難解に感じたので、再度この新しい区画をメインに見学するのがメイン目的でした。


とはいえ順路は最上階からなので、好きな作品を見ずに2階に直行出来ず、自分のこだわりで3階を見終わったのは既に4時半、焦って下階へ回りました。 500年代の部屋は小さく区切られている為一部屋に入れる人数が少ない為か、最上階にいたグループツアー客は皆無でした。


 コロナ禍前からショートコースとして最上階しか見学しない選択肢が出来、ツアーの仕事では時間的制約からショートコース選択が増えていたのですが、今後は物理的にツアーは最上階のみの見学となってしまうのかなと感じました。

 

(最上階からのアルノ川の景色)

 1500年代の区画にはウフィツィ美術館を代表するクラシック、マニエリズムの作家の名作も多いのです。

 そしてバザーリの回廊にあった自画像コレクションが一部本館で展示されるようになっています。

 シャガールのそばに草間彌生さんの自画像が展示されています。

 そして、今回も時間切れ、ヴェネツィア、カラバッジョを見ずに出口へ急ぎました。


18:50閉館なのですが、以前は18:00に閉館時間を告げるアナウンス、ブザーが鳴り、18:30には館内から出なければならなかったのです。

 今回は退出を促すアナウンスは無く、徐々に展示ブースの入り口を塞いでいくのみで最後まで静かに鑑賞することができました。