イタリアではメジャーな鶏の開き | フィレンツェ暮らしアレコレ

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フィレンツェの中心街から郊外に移り住んでマッタリのんびり?
そんな日々の生活の中で気付いたこと感じたことなど

こんにちは。
日本でメジャーな魚の開きの鶏バージョンがイタリアではグリル用としてメジャーな販売形態の一つです。
小振りな若鳥です。
1枚1キロ強。
ちょうどセールになっており、購入しました。家でしっかり美味しくグリルしようとするとものすごい煙と臭いが予想されるのでこれをさらに胸肉とスープ用のアラ、ロースト用にももと手羽に解体しました。

鳥を裁くのは日本から持ってきたキッチンバサミがあれば簡単。

私はムネ肉よりモモの方が好きなのですが、久々にさっぱりしたムネ肉料理が食べたくなったので丁度良かったです。

数年前までムネ肉のどこが美味しいのだろうと思っていたのに、歳のせいか美味しく思えるようになってきました。

調理法はいたってシンプルでバターと粒マスタードと白ワインで余熱でようやく芯まで火が通る程度加熱しただけです。
グリルするとパサパサになるムネ肉がこうするとふっくらジューシーで冷めても美味しく頂けます。
家族やカップルなら鶏の開き1枚をグリルして丁度1食分だと思うのですが、部位に切り分け3種類の調理を楽しむ方が適量を長くかけて味わい尽くせる様に感じます。

そして鶏の開きといえば思い出すのが初イタリア旅行のフィレンツェで入った庶民的な食堂の選べるセットメニューの一品がディアボラと呼ばれる鳥の開きグリル。近くのテーブルに1人分が1枚お皿からはみ出して運ばれてきたのを見て、あれだけは間違っても注文しないようにとウェイターにそれが何か確認したのが30年前、そこから15年が過ぎたガイドのコースの課外授業でお昼入ったお店は1人前の鳥のグリルが鳥1/4で一緒にいた友人とあまりのちっささに唖然としたものです。

健康的かどうかは別としてたまには豪快な料理、豪快な食べ方というのも良いなと思いました。