7/13 (金)


Au Pair(オペア)ってなあに?

女性だけの最安の留学システム!


二十数年前の4月。これまで冬眠状態だった町は、ようやく

暖かな太陽の光を浴びて、日毎に明るい雰囲気に変わって

いった。私は商用で3ヶ月位ロンドンにいました。その内の

10日間位をある若い日本人女性とVictoria Stationの近く

にある安いホテルに別々の部屋を取って宿泊していました。

彼女は私の知り合いの娘さんで、短大の家政学部を卒業した

ばかりだった。イギリスへ留学して、育児や家庭生活の体験を

したいと云っていた。未知の世界を見て回りたいとも言っていた。

親が心配して私に相談して来たのだ。現地で慣れるまで

面倒を見て貰えないか?

無理やり、十数万円を渡されてしまった。

今後、彼女をA子さんと呼びます。

数日後、A子さんから電話が掛かって来た。オペアで

家庭滞在をしたいと云う。

私が 「オペア」の言葉を聴いたのは、それが始めてだった。

直ぐに調べてみた。面白そうなシステムに思われました。

オペアを紹介するエイジェントがロンドン市内には沢山ある

ようだ。みんな小さな所だ。

東京にいる時に、滞在する家庭を決める必要はないと判断した。

ロンドンへ行けば、エイジェントを見付ける事は簡単だ。

その数日後に同じフライトに乗って成田から飛び立った。

娘さんのお母さんが付き添って空港まで来ていた。

涙を流して私に90度に腰を折って、

「よろしくお願いします。」と云われてしまった。個人的な関係から

派生したものだが、多額の金銭も受領してしまっているし。

「必ず、お嬢様の目的を遂げさせ、1年後には無事に帰れるように

します。」と云って、母の訴えるような視線から逃げ出した。

彼女の英語力は、英検3級は合格したが、2級は取れなかったと

云っていた。ただ、今から当時を振り返って思うに、「オペア」の

仕事は英検3級でも大丈夫だと思います。

さて、Victoria Station近くのホテルに到着して、翌日の朝、

あるエイジェントに地下鉄に乗って向かった。実は東京に居る時に、

エイジェントの連絡先は調べておいたのだった。

山手線の様なループラインに乗り、Victoria Stationから

30分位、行くと、Paddingtonの駅に着いた。歩いて数分近い。

アパートに中年の婦人が住み、オフィスにしていた。

解り易い、上品な発音で、ソフトな声で話してくれた。

表情も穏和で親しみが持てた。1時間位掛け Au Pair について

詳しく説明してくれました。

1. ヨーロッパでは昔から広く行われているシステム

2. 毎日4-5時間、子供の面倒を見る

3. それに対して、毎週お給料が出ます。

100ポンド位。育児の時間の長さ等により変わる

4. 家族と一緒に住み、個室と2-3度の食事が与えられる

昼食は出ない家庭が多い

5. 奥さまと時間の調整をして、英語学校に通う事も出来る

学生Visaの取得が出来ます。

6. 週に1回休日を設定出来ます。

今、丁度オペアを求めている家庭が有ると云う事なので、行って

見る事にしました。直ぐに電話連絡してくれて、直ぐに来てくれと云う。

10分位歩くと、小さな庭には花が咲き誇っていました。都心から

ちょっと離れた、東京ならば世田谷の様な所。30分位、私が代わりに

なって、いろいろな条件事項を聴いて確認しました。

1. 仕事は何時頃から何時頃まで

2. 週給はいくらなのか

3. 住む個室も見せて貰いました。

4. 食事の回数――昼食は有るか無いか?

休日の日の食事は?

5. 英語学校へ通える時間帯は?

6. 毎週の休日は学校が決まってから相談に乗ってくれるか?

7. 育児が必要な期間はいつ頃まで?

実は、おとなしい日本の女性達は、私がこの時にしたように、物事を

ずばずば、聞き質す事は最初の面接の時には、なかなか難しい

様です。第三者が中に入って契約事項をある程度確定させる過程は

非常に大切ですね。

今から振り返って、出発前に滞在家庭を決める事は、必要無い

ばかりか、現地に行ってその家庭を見て、そこの奥さまと会って、話して

諸条件を確認して決める方がずっと優れていて、重要な事と思います。

A子さんが、この奥様ならやって行けそうだと云う事なので、

我々は諸条件に納得して、3日後に荷物をまとめて、引っ越して

来る事で同意しました。「日曜日だから、皆さん一緒に来て下さい。

内の主人も在宅しているのでランチを一緒に如何ですか?」と親切に

申し出てくれました。

引っ越す日まではA子さんのロンドン生活のオリエンテーションです。

地下鉄の乗り方、英語学校の場所、入学手続き、Student Visa

取得のお願い、持っている航空券の航空会社の事務所へ行って帰りの

予約の仕方、有効期限の再確認等、ほとんど観光が出来ないほど

忙しかった事を覚えています。

引越しの日にはタクシーで行きました。食事中は日英の文化や習慣の

違い、この家庭での生活ぶり等を砕けた形で説明されました。

さらに、数日後、A子さんと休日の日に会って、生活ぶり等を聞きました。

彼女が「やっていけます。」と自信を持って云ってくれたので安心しました。

数年後、東京で彼女と再会しました。一児の母に成っていました。

「とても楽しかったです。あそこで覚えたケーキの作り方や料理方法

等が今役立っています。あれから、帰りの航空券はキャンセルして、

結局2年滞在しました。もう一つの家庭で2年目を暮らしました。」

「日本オペアセンター」 からのお知らせーーー

次回のロンドンへの出発は10月前半を予定してます。

募集は3人まで、お問い合わせの有った方に

メールで詳細資料を送ります。

naka_pendidikan@yahoo.co.jp

「日曜英会話サークル」のお知らせ

午後2:30~4:30

NHKの「ラジオ英会話」を使います。

参加費500円