父方曾祖父は私と入れ替わりぐらいに亡くなり。曾祖母は遠い昔になくなっており、この祖父の後妻さんもなくなっている。母方曾祖父も幼児のころになくなった。縁側で一緒に座っていた映像が頭にある。
母方の曾祖母は16で結婚していたので、高校ぐらいまで生きていた。やさしくしてくれた。
けれど、認知症を患い、最後は私のことがわからなかった。
あの白内障の焦点が定まらない視線が忘れられない。
母方の祖父は糖尿病で目の手術、インスリンをうち、果ては腎臓が悪くなり、透析。寝たきり。死して燃やしても骨があまり残らないぐらいだった。
祖母は働き者で二つ折りなほど腰がまがり、相続のあれこれで疎遠になっていたが、母の叔父からぎりぎり連絡してもらえた。
風呂の中で心臓がとまり、死んでいた。
母方の親族とはそれ以来あってもいないし、年賀状もこない。
父方の祖父は厳格で頑固なひとだった。父や叔母は忌避して介護はしなかった。わたしが祖父の死ぬまでの手伝いをした。介護をしたというには、ヘルパーさんや本人のがんばりが主だったからだ。いろいろな事務手続きや買い物や掃除年中行事、法事のてつだいをしていたのみだ。
祖母は認知症になっていた。寄り添いトイレの手伝い、ふろに入れたり、徘徊する祖母を探し回った。
骨折をし、老健にはいり、みとってもらった。
次は父母か。
本人たちには、私は父方の祖父母の父母や叔母がやるべきことを代わりにしたのだから、あなたたちは自分でなんとかしてくれとはいっている。
けど、介護保険も年金も崩壊していくんだろうな。
貧富の差が広がり、未来が崩壊することなど恐れない。
今をいきることさえ困難な人が増えれば、犯罪が今以上にふえ、日本人の誇りとか民度とかそういうものを奪い去っていくんだろうなぁと。ふと、思う。