<4th Nov Mon>

11月はあれこれ忙しくて、病気で倒れるのだけは避けないといけない状況。滅多にそんなことはない私ですが、無事に予定を全て実行できますよう・・。

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11月1日は、着物仲間と4人でモーツァルトの魔笛The Magic Fluteの初日に行きました(→こちら)。

 

小規模オーケストラだと舞台脇の安い席を直前に放出してくれるので、これもお安く何度も行けるのはありがたいこと。

 

オペラの内容については過去記事(→こちら)でご覧下さいですが、要するに、一見お伽話風だけどよくわからない荒唐無稽なお話。でも、この2003年からのこのマクヴィッカーのプロダクションは美しくて大好き。

 

MusicWolfgang Amadeus Mozart

LibrettoEmanuel Schikaneder

DirectorDavid McVicar

DesignerJohn Macfarlane

Lighting designerPaule Constable

Movement directorLeah Hausman

Revival DirectorBárbara Lluch

Revival Choreographer Angelo Smimmo

 

 

あと2回行くので、過去の歌手たちとの比較等は後ですることにして、今日はざっと歌手についての感想を。

 

結論を先に言うと、知名度低い人ばかりなので不安でしたが、パパゲーノ以外は上手で魅力的なので、過去と比べてもなかなかのレベルで嬉しい驚きだったのでした。特に女性二人が素晴らしかった。

 

   

おとめ座一番のめっけものはROHデビューのパミーナ王女Elsa Dreisig(→こちら)。双眼鏡で見るとそんなに若くなさそうですが、肉眼だと容姿も声も清純で可憐でチャーミング。一番聞惚れました。

 

星空フィンランド人の夜の女王のTuuli Takala(→こちら)もROHデビュー。厚味のある低音と夜の女王には必須の細くて軽やかな高音の両方を兼ね備え、化粧栄えする容姿も魅力的。出番は短いけど華やか得な役なので、当然拍手も一番大きかったです。

 

   

王冠1私が楽しみにしてたのは、タミーノ王子役のベンジャミン・ヒューレット。ROHではマノン・レスコー(プッチーニ)と道化師のちょい役でしか出たことないので、言わば今回の抜擢で、遂にHe has made it ! 。長年のファンである私は嬉しくて、カーテンコール写真はベン君を中心に狙い、その夜のうちに何枚か送ってあげました(幸い翌日は土曜日だったので)。今迄の中でベストなタミーノ王子というわけではないけれど、堅実で清々しい歌唱で充分合格点ドキドキ

 

オカメインコここまで揃えたのに、鳥刺しパパゲーノの影が薄くて盛り上がりに欠けたのは残念。ヴィート・プリアンテってたしかに顔も名前もお馴染みなんだけど、バリトンに興味ない私はどのオペラで聴いたのかどうしても思い出せなくて・・。 で、調べたら、ROHではカルメンの闘牛士とセヴィリアの理髪師のフィガロ、去年はロッシーニフェスティバルでも出てたけど、どれも私にはピンと来なくて。下手じゃないけど、地味だしコメディ・センスもないので、路線変更した方がいいのでは? 

 

3人官女も少年たちも上手だったけど、一番小さい少年のやけに熱心な演技がある意味浮いてたゲラゲラ