<10th June Sun>
叙勲リストが発表され、バリトンのサイモン・キーンリーサイドにSirの称号が。 ちょっと前に彼を差し置いてブリン・ターフェルが先になっちゃった時は「あれ?」と思いましたが、今回は当然。午後から2回目のローエングリンに行って来ますが、その前に二人のCTについて。
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6月4日はバービカンでアルゼンチン人カウンターテナーのフランコ・ファジョーリのリサイタルがあり、彼から一番近い席からかぶりつき。
(アンコールは、たしかヘンデルを2曲)。
ファジョーリと言えば、2010年12月のロンドン・デビューでチェチリア・バルトリとバービカンで共演し、緊張で握りこぶし震わせながら歌ってました(→こちら)。あれから数年、ロンドンでも何度か出てくれてますが、今回はすっかりCT界のトップスターの貫禄を漂わせての登場
バロックの超技巧アリアをたっぷり余裕で歌ってくれて大いに盛り上がりましたが、口の開け方から顔の表情から全てバルトリそっくりなのが笑えました やっぱり彼は男バルトリ(←これ、最大の褒め言葉ですから)。
ファジョーリは同オケと共演で今年11月に日本公演があり、既に切符も売ってますので(→こちら)、カウンターテナーに興味があってもなくても是非どうぞ。 男が裏声で歌うなんて気持ち悪いわよね、と思われる方もいるでしょうし、実際私が聴いてもそう感じるCTもいるんですが、彼は繊細でありながらも力強いですから、大丈夫。イエスティン君等のおとなしめのイギリス系とは違って、きらびやかな歌唱に圧倒されますよ。私も行きたい。
行きたいと言えば、10月にハンブルグで彼がアルチーナに出る時にクラウス君の死の都と連夜で観られる日もあるので遠征しようと思っていたのですが、どうもクラウス君はスケジュールの関係でキャンセルしそうで・・。
ところで、
カウンターテナーが大好きな私は、6月13日のウィグモア・ホールのオルリンスキー君をずっと楽しみにしてるのですが(→こちら)、これはライブ・ストリーミングがあるそうなので、それもお勧めです(→こちら)。ファジョーリと違って(と言ってはファジョーリに失礼ですが)、オルリンスキー君はうんと若くてめちゃハンサムなので(もちろん歌も上手)、アップの映像で愛でる価値あり、ポーランド建国100年記念コンサートなので特別感も。私は2列目の真ん中です。ワクワク