<2月11日(木)>
朝6時過ぎにトーチャンと家を出て、ベーカーストリート駅まで地下鉄で。蝋人形のマダム・タッソーのすぐ近くにあるプリンセス・グレース・ホスピタルはなぜかモナコのグレース・ケリーに縁があるようです。お値段馬鹿高に違いないプライベート病院にしては全然豪華じゃなかったですけど
朝一番にやってあげるから7時に来いと言われてのに、手術が始まったのは正午近く。それまで飲み食い禁止なんだから早くやって欲しいのにぃ。喉渇いたよ~、腹へったよ~
手術はおそらく1時間、その後回復室に1時間いて部屋に戻りましたが、まだ麻酔が効いていたのかやたら眠くて、ランチをちょっと食べた後(ほどんとトーチャンが食べたんですが)、トーチャンも帰ったので、夕食までほとんどお眠り
ディナーは、スープは美味しかったけど、メインとデザートはナンだったのでほとんど食べられず(食欲もなかったし、あまりすぐにたくさん食べちゃ駄目よと言われてたので)、その後はまたすぐ朝までお眠り。
<2月12日(金)>
朝早く医者が診察に来て、「もう大丈夫だからいつでも帰っていいよ。えっ、取り出した胆石はもらえないのかって? ごめんごめん、頼まれてたのに忘れちゃった。どんなのがいくつくらいだったかも覚えてないなあ」。
楽しみにしてたのに、凄くがっかりだし、それじゃあ私を苦しめていたのがどれほどのものがわからないじゃないですか、先生!
後でトーチャンが「もしかしたら、本当は胆石なんて見つからなかったのかも」、だって・・・・・・
医者は別にしても、なんだかこの病院のスタッフはいい加減な人が多くて、久し振りのプライベート病院だけどここだけ見る限りでは質が落ちたと思わざるを得ないです。
「すぐ薬を持ってくるから」と言ったっきり忘れた看護婦や、食事のメニュを置いたっきりずっと取りにこない食事係等々
やることを忘れるくらいならまだしも、「お前ほんとにナースか?」と疑いたくなるようなひどい看護婦もいて、その黒人看護婦が耳に体温計を突っ込んで計った私の体温がなんと34.8度だったのも驚きでしたが(私は死にかけてるのか?)、点滴器の使い方を知らないとしか思えない彼女が私の血がチューブに逆流したときにうるたえてあちこち触りだしたときは、「お願いだから他の人にやってもらって頂戴」と怒鳴りつけ、点滴はその時に他の看護婦に外してもらいました。
こんな病院に長くいたくないから早く出たいと思ったけど、必要な手当てや書類に時間が掛かり、やっと出られたのは11時頃。ベーカー・ストリート駅なら近いから歩いてもいいと医者が言ったので、そりゃちょっと痛かったですが一人でよろよろと地下鉄に乗って帰宅。手術後24時間以内に帰宅できたからまあまあでしょう。同じ手術でも日本では数日間入院するようですが、ここは出産も日帰りだし、すぐに退院するのが普通なんです。
来週の水曜日まで家で休養する予定で、苦手だけどのんびりと過ごせるように努力します。
丁度オリンピックも始まることだし、カナダとは時差の関係で辛い時間にしかテレビ観戦できないけどなるべく生で観たいし。イギリス選手は活躍しそうもないので、全然盛り上がってませんけどね。
上の食事写真にも出てきますが、ムスメが描いてくれたカードが病室の私を心和ませてくれました。ムスメはリラックマが気に入って、グッズも集めてます。