先日【猿の惑星】を観たのだけど。
それがずーっと頭の中に残ってる…
シーザーの愛の深さが…間違った方へと暴走する
かつての敵、コバを自分の中に見る瞬間とその苦悩
そして仲間のシーザーへの忠誠
ひとりの人間への憎しみと、その人間が単なる憎しみだけで動いてるのではないという背景が見えてくるとき。
人間が言葉を失い…
猿が言葉を得ていく…
その差と…自然との調和。
そしてね…
X型の十字架の意味。
それは聖アンデレの十字架だったよ。。
使徒アンデレが磔になるとき…
恐れ多くもイエスと同じ十字架につく資格はないので、違った十字架を望んだ。。。
不実なものへの天罰と誠実なものへの救い
2つの意味を持つX型の十字架。。。
それがこの映画にでてくるの。
シーザーが磔になる
そこにある大佐の意図、
『猿ごときが十字架に磔になどということ』
それと…
『シーザーが仲間のために死ぬということ』
鞭打ちのシーン。。
仲間を巻き込んだということ。
言葉のない象徴的な女の子ノバの存在。
高い壁の意味。それぞれの選んだ道。新しいもの。
それぞれの愛のカタチ。
奴隷。命の水。雪崩。誓い。犠牲。
遺したもの。継がれるもの。
あなたが見るものは一体なにか…
あなたが選ぶ道はいったいどんなものか…
あなたが信じているものはそれでいいのか…
またはそれは信じ切れるものなのか…
そんなことがこの目を通して問われる。
答えのない…わたしの好きな世界に入り込める映画でした(^^)