GPF、男子の優勝は、やはり羽生結弦選手でした。
もう、このプログラムの「型」が決まっているようで、
これが「羽生ワールド」だなと思いました。
もう、入り込んでいますね。
ジャンプもスムーズに跳んでるので、とても簡単に跳んでいるように見えます。
軽々と、です。
そしてまたとんでもない点数を出しました。
すごいことですが、個人的には、NHK杯の時のほうが良かったような気がしました。
ということは、もっといい演技をすれば、点数はもっと伸びるということです。
今からこんなに点数出て、大丈夫なんだろうか??と心配になります。
まだ、今シーズンは半分残っているのに。
2位はハビエル・フェルナンデス選手でした。
ハビーはほんとかっこいいですよね。
やはり、ジャンプの難易度を上げて、複数の4回転を跳んで、という流れが出来上がってきている今、「ストーリーが見えるようなプログラム」というのが少なく感じていましたが、
ハビーはショートもフリーも、全く違ったストーリーが浮かんできます。
しかもしっかり4回転も入れて、です。
大ちゃんもこんな感じだったよね～、と思いだしました。
そしてエキシビションでもやってくれました。
あのショートを見る限り、あのエキシビションナンバーはもうやってくれないのかと勝手に思っていましたが（イメージが違いすぎるので）、
またあのエアロビをやってくれました。
水もかぶってました。
あれを見るとどうもクリス松村に見えてしまうんですが。
これがまさしく「表現の幅」で、ハビーのすごいところだと再確認しました。
3位は宇野昌磨選手でした。
シニアデビューの年に表彰台、おめでとうございます。
腕の動きに重さがあるというか、振付をただこなしているだけではない、
と感じさせます。
ジャンプもこれからもっとうまくなっていくでしょうし、今後が楽しみです。
今年の全日本ではどこまで食い込んでくるでしょうか。
この勢いのまま、行くかもしれませんね。
ということは、世界選手権も見えてきます。
本当に、日本男子も、国内予選が本当に厳しい時代になってきたということですね。
こうしてGPFが終わりましたが、個人的には、パトリック・チャンの順位が残念でした。
世代交代と簡単にいいたくないのですが、あれだけ無敵を誇ったパトリック・チャンが…と思ってしまいます。
負ける気がしなかったですからね。
いま、その場所には羽生選手がいるわけですが、パトリック・チャンはこのまま終わるような選手ではないと思います。
オリンピックでも羽生選手に負けていますし、このままではおさまらないと思います。
というかそれを期待しています。