織田信成選手 | かおるの部屋

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私の趣味はテレビでのフィギュアスケート観戦です。
こちらのブログでは、テレビ観戦後の感想をお話しします。
ブログタイトルは、NHK杯伝説のコーナー、「豊の部屋」からいただきました。
シーズン中は毎日更新です。

どうしてもこれだけは年内に書いておかないといけない気がしたので今日書きます。

大輔Loveで終わらせても良かったんですけど、

そうするとこのネタが年初めになってしまいますからね。




織田信成が全日本選手権を最後に現役引退しました。

時代がひとつ終わりました。




今シーズンを最後に引退すると言っているのは、

高橋大輔、鈴木明子、まだまだ若い真央ちゃんなど。

だから、オリンピックあるいは世界選手権が終わった後に、

また一時代が終わるんだろうな~とは思っていました。




ただ、全日本のエキシビションで、信成が自分の口から発表したのを聞いた時に、

いきなりその時がやってきたな~と思ったわけです。




不運なスケーターと言われていました。

あれだけの技術がありながら、

オリンピックも世界選手権もメダルに届かなかったわけですから。

ジャンプはきれいだし、膝が柔らかくて、ランディングが流れるようでした。




そして笑顔、泣き顔。

涙と笑顔の印象的なスケーターでした。




不運なことが多かったと書かれてましたが、

個人的には、

「やっちゃったな~」ってのが多いスケーターでした。




・2005年の全日本選手権でのジャンプ飛び過ぎ→採点ミスにより、1位とされたけれど後になって2位に。結果トリノに行けず。

しかもその後何度かジャンプ飛び過ぎをやらかしている。

・酒気帯び運転で活動自粛→そのシーズン全部休み。

・バンクーバーオリンピックで演技中に靴紐が切れる→紐切れかかってるのに替えなかったのか!!!!という声も。

・バンクーバー後の世界選手権はショートの成績がボロボロでフリーに進めず→その後できちゃった結婚が発表され、そういうことだったのね~と納得

オリンピック行けたのが相当嬉しかったのね~という要らぬ憶測まで呼んでしまう。




いま思いつくだけでもこれだけ「やっちゃった」STORYがあります。




でも、あまり感情を表に出さない選手が多い中、

キス&クライでおいおい泣く姿が全国に流れ、

靴紐切れ事件の後もおいおい泣く姿が全国に流れ、

自分の気持ちに正直な人間だなあと思いました。




すぐ泣いちゃうけど、それだけ優しいところもあるんだと思います。


この前の全日本では、自分の演技が終わった後、


大ちゃんに声援送ってましたからね。


鈴木明子の優勝にも、またおいおい泣いて祝福してました。


自分の演技がいまいちだったのに、


そこまでできる人はなかなかいません。




そして、この人笑うと目なくなっちゃう人ですね。

顔全体で笑ってるみたいな。

良く泣き、良く笑う選手でした。


ここ何年かは、けがもあって、笑った顔をあまり見ることができませんでしたが、

最後のシーズンとなった今シーズンは、演技の中でも笑顔が見えました。


このプログラムがずっと記憶に残るでしょう。




織田信成選手、お疲れ様でした。

是非コーチとして天下を取って下さい。