スザ誕SS
「俺?明日だけど。」
僕は愕然とした。
だって、今知ったんだ。
明日がスザクの誕生日だということを。
何故だったか、誕生日の話になって、ナナリーがスザクに誕生日を聞いて。
そして、冒頭に至る。
何故愕然としたかって?
そんなの……サプライズしたかったからに決まってるじゃないか。
「…なんてことだ…。」
「?ルルーシュ、なんか言ったか?」
「っ……なんでもないよ。」
「何怒ってるんだ?」
ああもう!
本当にスザクは鈍感なんだから!
***
「どうしよう…。」
スザクへの、誕生日プレゼント。
花…なんてスザクには似合わないし。
ケーキ…はきっと作らせてもらえないだろうな…僕はここでは一応人質なわけだし。
何か買うにしてもお金なんて持ってないし。
「うーん…。」
「…お兄様?」
「わっ!な、ナナリー。どうしたんだい?」
突然、背後から声がかかった。
ナナリーだ。
彼女の車椅子をゆっくり押しているのは…スザクだ。
「スザク…。」
「何してんだよ。急に怒って部屋に閉じこもって。ナナリーが心配してたぞ。」
あ…そういえば何も言わずに来てしまったんだった。
思わずナナリーの手を握り、ごめんと謝る。
ナナリーは安心したように微笑んだ。
「で、何してたんだ?」
「あ、いや…それは、」
な、なんで本人の前で貴方の誕生日プレゼントを考えてました、なんて言わなきゃいけないんだ!
いたたまれなくなって僕は曖昧に答えて布団に潜った。
布団は床に直接敷くから、身体が痛くなってあんまり好きじゃないけど。
今はそんな文句を言っている場合じゃない。
プレゼントは決まらないし、スザクはグチグチ言い始めるし!
僕は何も聞かないように布団を深く被った。
***
「スザクさん、お誕生日おめでとうございます!」
どうしよう。
「おう。ありがとな、ナナリー。」
どうする。
「これ、昨日慌てて作ったんですけど…よかったらどうぞ。」
どうすればいい。
「折り鶴…もしかして、誕生日プレゼント?」
「はい!」
「マジで!?ありがとう、ナナリー!俺、誕生日プレゼントなんて初めてだよ!」
ああ…ナナリーはちゃんと用意してる。
なのに、僕は。
昨日は結局ろくに睡眠が取れなかった。なのに結果はこれだ。
――ふと、視線を感じて顔を上げる。
「ルルーシュ、俺に言うことあるだろ?」
「………ごめん。」
何も考えず、喉からすとんと落ちて来た言葉だった。
僕が零した言葉に、スザクとナナリーが同時に不思議そうな声をあげた。
「な、なんで謝るんだよ?」
「だって、僕、何も用意出来なかった。」
「…プレゼントのことか?」
「…うん。」
小さく頷くと、何故かスザクはいきなりげらげら笑い出した。
驚いて顔をあげると、今度はぎゅっと抱きしめられた。
「すっ、スザク…?」
「あーあっ!本当に馬鹿だなルルーシュは!」
「なっ…?」
「俺は、お前とナナリーと一緒にいられればそれだけで充分。」
一気に顔に熱が集中する。
な、なんて恥ずかしいことを…!
「ま、折り鶴は嬉しかったけど。俺になんか上げたいっていうならお前もこれ作れよ。ナナリーに教わってな。」
「ば、馬鹿にするな!折り鶴くらいっ……あ…、」
再びスザクとナナリーが不思議そうな声をあげる。
でも、僕は別のことで頭がいっぱいだった。
さっきスザクに言われた「言うこと」って…。
「スザク、誕生日おめでとう。」
「!お、おう。」
ああ…やっぱり僕は、スザクが好きだ。
少し赤くなっているスザクの頬に、僕はキスを贈った。
――僕からの、誕生日プレゼントとして。
END
昨日…じゃなくて、今朝の絵に繋がってます。
やっぱり幼少いいですねはあはあ
改めて、誕生日おめでとうスザク!
愛してるよ!
「俺?明日だけど。」
僕は愕然とした。
だって、今知ったんだ。
明日がスザクの誕生日だということを。
何故だったか、誕生日の話になって、ナナリーがスザクに誕生日を聞いて。
そして、冒頭に至る。
何故愕然としたかって?
そんなの……サプライズしたかったからに決まってるじゃないか。
「…なんてことだ…。」
「?ルルーシュ、なんか言ったか?」
「っ……なんでもないよ。」
「何怒ってるんだ?」
ああもう!
本当にスザクは鈍感なんだから!
***
「どうしよう…。」
スザクへの、誕生日プレゼント。
花…なんてスザクには似合わないし。
ケーキ…はきっと作らせてもらえないだろうな…僕はここでは一応人質なわけだし。
何か買うにしてもお金なんて持ってないし。
「うーん…。」
「…お兄様?」
「わっ!な、ナナリー。どうしたんだい?」
突然、背後から声がかかった。
ナナリーだ。
彼女の車椅子をゆっくり押しているのは…スザクだ。
「スザク…。」
「何してんだよ。急に怒って部屋に閉じこもって。ナナリーが心配してたぞ。」
あ…そういえば何も言わずに来てしまったんだった。
思わずナナリーの手を握り、ごめんと謝る。
ナナリーは安心したように微笑んだ。
「で、何してたんだ?」
「あ、いや…それは、」
な、なんで本人の前で貴方の誕生日プレゼントを考えてました、なんて言わなきゃいけないんだ!
いたたまれなくなって僕は曖昧に答えて布団に潜った。
布団は床に直接敷くから、身体が痛くなってあんまり好きじゃないけど。
今はそんな文句を言っている場合じゃない。
プレゼントは決まらないし、スザクはグチグチ言い始めるし!
僕は何も聞かないように布団を深く被った。
***
「スザクさん、お誕生日おめでとうございます!」
どうしよう。
「おう。ありがとな、ナナリー。」
どうする。
「これ、昨日慌てて作ったんですけど…よかったらどうぞ。」
どうすればいい。
「折り鶴…もしかして、誕生日プレゼント?」
「はい!」
「マジで!?ありがとう、ナナリー!俺、誕生日プレゼントなんて初めてだよ!」
ああ…ナナリーはちゃんと用意してる。
なのに、僕は。
昨日は結局ろくに睡眠が取れなかった。なのに結果はこれだ。
――ふと、視線を感じて顔を上げる。
「ルルーシュ、俺に言うことあるだろ?」
「………ごめん。」
何も考えず、喉からすとんと落ちて来た言葉だった。
僕が零した言葉に、スザクとナナリーが同時に不思議そうな声をあげた。
「な、なんで謝るんだよ?」
「だって、僕、何も用意出来なかった。」
「…プレゼントのことか?」
「…うん。」
小さく頷くと、何故かスザクはいきなりげらげら笑い出した。
驚いて顔をあげると、今度はぎゅっと抱きしめられた。
「すっ、スザク…?」
「あーあっ!本当に馬鹿だなルルーシュは!」
「なっ…?」
「俺は、お前とナナリーと一緒にいられればそれだけで充分。」
一気に顔に熱が集中する。
な、なんて恥ずかしいことを…!
「ま、折り鶴は嬉しかったけど。俺になんか上げたいっていうならお前もこれ作れよ。ナナリーに教わってな。」
「ば、馬鹿にするな!折り鶴くらいっ……あ…、」
再びスザクとナナリーが不思議そうな声をあげる。
でも、僕は別のことで頭がいっぱいだった。
さっきスザクに言われた「言うこと」って…。
「スザク、誕生日おめでとう。」
「!お、おう。」
ああ…やっぱり僕は、スザクが好きだ。
少し赤くなっているスザクの頬に、僕はキスを贈った。
――僕からの、誕生日プレゼントとして。
END
昨日…じゃなくて、今朝の絵に繋がってます。
やっぱり幼少いいですねはあはあ
改めて、誕生日おめでとうスザク!
愛してるよ!