2019年代表スタートとなる国際試合。あっという間の1ヵ月でした。
柳田選手ファンとしては、やはり柳田選手のコート復帰 まだ100%の状態ではないとのことですが、ひとまずはー…うれしいね
途中で出てきてエースとか、本当気持ちが強い
コートに立っていてもいなくても、仲間を盛り上げながら、自分も決めながら、ケガも治し途中で…頼もしい
どの選手も独りにさせないですよね。だいぶ話逸れますけど、ジャン選手が1年目サンバーズにいた頃、よく声かけてたり、無言でぽんと肩たたいて横にいたりしてて、ジャン選手2年目は柳田選手がビュールにいて、誰か声かけに行って欲しいなみたいなシーンが何度かあったっけな。去年なら柳田選手が声かけに行ってるんだろうなみたいな。
ちょっと足ひねったようなシーンはひやっとしますね。柳田選手だけじゃなく、チーム全部このあとも大きなケガなく勝ち続けますように
最初の大会でいつも見たいのは、変化ですよね。去年からどれだけ大きくなっているのか。
そこでいうと、1番の変化は石川選手では。代表始動時のインタビューの個々の力、個々がもっと際立つという通り、アピールがすごい アピールというかなんていうんだろ、勢い? ぐいぐい前に出てて。イタリア戦のマーク、さすがにべったりでしたね。
こう、若さのための怖い者知らずっていう勢いじゃなくて、自信に基づいた強気さ。ポルトガル戦、怖いですね、あーいうシーンは 骨とか手術とか大事じゃないようでひとまずよかったけど、繰り返さないようにどうかしっかりケアを。
その石川選手の対角やアウトサイドヒッターの組み合わせは、ラウンドによっていろいろだったけど、石川選手の場合は、やっぱり柳田選手がしっくり来る感じ。うーん、これってワールドカップに引っ張られてるのかなぁ?
石川選手が主役タイプだから、チームや対角によって主役にも脇役にもなれる柳田選手が合う気がする。髙野選手もそんな感じで、福澤選手はおんなじ主役タイプ。組み合わせによって変わるのも、バレーボールはおもしろいですよね。
髙野選手レセプション綺麗ですね。体勢崩れても、ボールはすっと返ってた。堺でもそうだったんだろうけども、わたしの場合Vリーグはどっちのチームもどの選手も均等に(なるべく)見てるので、代表だとやっぱ日本を見てるので、プレーにより注目できるというか、より浮き彫りになって見える感じ。注目度が上がるというか。
そうそう、福澤選手。2週目でしたか、とある記事でざわざわしてましたね。ん?2週目東京だから…ちがうか、3週目か。
読み終わって1番に思ったのは、めずらしいなって。バレーボールでこの手の内容は。めずらしいですよね。野球やサッカーじゃふつうにあるけど。イチローさんとかすごかったですよね、メジャーリーグだったから余計かもだけど、イチローが出るとチームは負けるとか、”今日は勝たなきゃいけない試合だ。だからイチロー、君は家で休んでいてくれ”とか、試合前に出てたりね。ここまでいわれちゃうと意地でも出てやりたくなるけど、ご本人はいたってどこ吹く風。
逆にいえば、野球やサッカーレベルにバレーボール人気をライズさせたら、これが日常になるってことだよね。スポーツ番組で裏話とかあると、こーいうのも選手の人とか気にならないといいますもんね。
西田選手はー、顔が変わりましたねー。顔というか表情。速いし軽いし元気! FIVBのアカウントでもプレーがバンバン上がってました。去年の分のデータも取られてるだろうし、今大会、特に終盤はボールが集中してたけど、それでもよく決めてましたね ただ球が集中してたのが良いのか悪いのか…。
今週のベストメンバー的なのにも選ばれていたリベロの山本選手。
リベロというと、裏から声出して、チームを引き締めてみたいな先生みたいな存在で、太一郎さんみたいなイメージで、山本選手はもっと近い教育実習生みたいな感じでした。
太一郎さんが入るとピッと締まる印象。ボールもよく上げてたけど、次が繋がらないっていうもどかしいシーンがちょいちょいあったね。
やけに印象に残ってるのが、日本戦のデイヴィッドスミス選手。特にサーブ。キワいトコばっか狙ってたね。あとジェスキー選手。2セット目になんか、なんだ今の っていうのあった。背中で上げたやつ。野球選手の背面キャッチみたいなレシーブ。レシーブ? ブロックに跳んで返ってきたボールを背中から上げてた。
テレビの良いトコの一つ、解説が聞ける。何人かの解説がありましたが、どの方もいってたことの一つが、サボってるというようなニュアンスのこと。川合さんははっきりサボったといってたけど、狩野さんや加藤さん、タカさんもそんなニュアンスに聞こえることを1度じゃなくいってましたね。今のは行かなきゃいけないとこ、とか。
そこの差がなんか…なんだろ、去年より今年の方が広がってた気がするな…。あ、ここから良くない話が続くので、不快なトコもあるかもです。
意識の差。ボールに対する、1点に対する、勝利に対する…。勝つつもりもなくコートに立ってる選手などいないだろうし、表に出す人、出ない人いるけど。意識の差…そこは個々のことだから、しょーがないのかな? どーなんだろ。むやみやたらに追っかけるのを見たいわけじゃなくて、でも素人に見ても、何で走っていかないの? 何で跳ばなかったの?って思う場面が何度かあった。ボールを見てるのか、相手選手を見てるのかわからないけど、何をそんなに見つめてるのってくらい動かなかったり。
松岡修造さんがよく怒る場面。教えてる子がボールを取りに行くのをサボった時に、何で行く前からあきらめた!? って。あんな感じ。
レシーブだけじゃなく、助走に入る入らない時とかも。開くのが遅れるというか。特にラリーになった時は、相手チームの動きも必死に追うから余計比較できて、相手チーム、たとえばブラジルとかは、選手1人1人がバラバラに動いてて、開くのがめちゃくちゃ速い! 弾かれたボールを追っかける時とか、おそらく追っかけに行く役割の選手がぱっと動いた瞬間に、打つ人がそっちをいつまでも目で追ってたり、一緒に追っかけて行くんじゃなくて、もう打つモードに入ってるみたいな、むしろボールが来るのを待ってるっていう。そーいう信頼関係が見えると、チーム競技のおもしろさがまた感じられる
残念ながら、日本では見られる場面が少なかった。
だからか、石川選手がとんでもないトコからレシーブに走るシーンがありましたね。去年一昨年から気になるポイントの1つ。
どう見ても石川選手が取りに行くようなボールじゃないのを、バーッと選手の間を走って行って。取りに行くべき選手が動かないから石川選手が取りに行ってるのか、周りの選手が任してるのか…。いや任すようなボールじゃない、どう見ても。1点失うのもそうだけど、相手に与える印象みたいのがすごい悪い気がして。向こうは全然連携取れてないぞとか思われないのかな。うーん、どうなんだろ。
海外チームだとそーいうことが起こるとよく、(おそらく)お前だろ!お前が行けよ!ってはないちもんめのように、チームメイトから一斉に詰め寄られたりしてますよね。ドンマイ、ドンマイだけじゃなく、責めるんじゃなく、責任追及とか強めの確認とかも必要なんだろうな。
でもそーいうのってフラストレーションなるんですよね~笑 いう方もいわれる方も。まぁだからこそ、そこができる人とかできる関係ってすばらしい。
あと去年くらいから気になるポイント、もう1つ。ブロックの手を引っ込めるやつ。やり過ぎな気がするんだけど、どーなんだろう。
たしかに世界のトップチームやプレイヤーもやるけど、日本やたら多くないですか。そんなことないかな。気になるから目がいっちゃうだけなのかなぁ。
あのテクニックは相当熟練したというか、高い経験をしてる選手がやるから決まるイメージがある。
駆け引きなのはわかってるつもりだけど、当てて出されるからっていうのもわかってるつもりだけど…言葉悪いけど、手引っ込めた時ほぼほぼ決められてる気がする。今ふつうに手出してたら、ワンタッチ取れんたんじゃないか、みたいな。前よりも全然ブロックでワンタッチ取って、レシーブ拾ってっていう形が固くなってるから、なんかもったいないというか。日本のスタイルとして確立されつつあるから、そーいうこう、目先のテクニックみたいな引っ込めるよりももっと、手を前に出すこととか、タイミングを合わせることとか、単体のブロックの基礎の基礎みたいのに重点を乗せて、跳んだ時はもう全部ワンタッチ取って繋いでってやった方が1点に繋がるチャンスが増えるし、何より相手に与える印象が、あいつらしつこいなーみたいな、嫌な印象を与えられるチャンスが増えるんじゃないかなーって思っちゃうのだけど、そーいうことじゃないのかな? 駆け引きすることに意味があるのかな?
今大会の中で1番引っかかったのが最後のドイツ戦。の、3セット目以降。あー、ここからさらに不快な内容かもです。あくまで個人の感想。
この試合は本当、正直、言葉悪いけど、ひどかった。こんなに強く思ったのは、初めてに近いかもわからない。プレーがどうこうっていうよりも、気持ち。心ここにあらずのような。疲労とか日程とかもギリギリだろうし、何がどうなってあんなにチグハグだったのかは、外から見てるだけではわからないこともたくさんあると思うけど、これが日本の代表のゲームなのかと、国の代表がやるようなゲームなのか、コートに立ちたくても立てない選手のことを考えてるのか…そーいうの思うと、わたしこのチーム応援してるのかなって想いすらちょっとあった。
矢島さんのコメントに、「自分の仕事をしっかり行って勝利に結びつけたことは、今後の糧になる」とあったけど、そうは思えなかった。4セット目から盛り返したとはいえ、あーいうセットがあった試合を勝ってしまったことは、むしろ怠慢になってしまうんじゃないかとさえ思う。あーいうセットがあっても勝てるんだと。これはもちろん、チームがそう思ってると思ってるって話じゃなくて、わたしが見ていて思ったことです。あんなひどいセットがあって勝てるのか…って。いつもだったら、良いプレーばかりじゃなかったけど、最後タイブレーク勝つことが1番大事って、だから勝ってよかったっていってると思うけど、なんだろう…1セット、2セットのことだったとしても、あーいうプレーがあったことを、勝利で消しちゃいけない。
選手が1番苦しいのは理解る。つもり。何とかしたい、何しても相手が1枚上で通じない、打つ手なし、でも何とかひっくり返したいって気持ちが見えるなら、がんばれってなる。そんな試合は何度もあった。でも今回はそれが見えなかった。1人1人が、1人1人でそれぞれ戦ってた感じで。
なんだろう、何であーいう試合になったんだろう?
BSとはいえ、早い時間に放送があって、学生バレーボーラーとかは深夜より見やすかっただろうし、次の日学校でもがんばって起きて見てたちびっこバレーボーラーもいただろうに、そこで見た国の代表の試合があれとは、未来には危機感が募る。
いや逆にたくさんの人が見た方がいいのかな。地上波のゴールデンとかで、これが今の男子バレーボールのハイエストレベルのチームのゲームだって。このままではBSどころか、去年の女子の世界選手権も大赤字という記事があったり、本当に試合の放送すらなくなっちゃうんじゃないかって、こっちも危機感。
今大会通して、率直に思ったのは、偉そうにいうけど、言葉悪いけど、戦ってるチームに対して失礼だけど…去年の方がレベルが上だったんじゃないか、という印象。去年の方が、来年楽しみだなって思えた。今年は来年どうなっちゃうんだろうって不安の方がはるかに大きい。
それはやっぱり、オリンピックの自国開催があるから、たぶんこの2年よりも強く思うんだと思う。オリンピックは出れるだけで十分です!っていってるチームなら、全然いいと思う。どんな試合でも。文字通り、”ただ”プレーする。それでも全然”ただ”楽しく見れると思う。バレーボールだから。
だけど、オリンピックでメダル獲りますっていってるチームが、(五輪開幕)1年前のこの時点でこんな試合をしてるのは正直、怖い。東京オリンピックだけじゃなく、その先、日本のバレーボールの未来が。
今年の大会もう1つが終わり、FIVBの大会はあと開催枠のワールドカップと、オリンピック出場国は確実に力をセーブしてくるであろう来年のネイションズリーグだけ。その間にも世界は死闘を繰り広げる。オリンピック出場を賭けて。
なんか…なんだろう、男子バレーボールは何で変わらないんだろうか。上がらず下がらず、良くならず悪くならず…。良くなってないなら悪くなってるんだけど、この10年くらい、ちょこちょこ良い時ももちろんあったけど、継続しないのは何でだろ。アンダーソン選手のインタビューにあったように、5年一緒に(代表を)やっていても、シーズンが始まる時はいつも一から始めなきゃいけないと。きっとどのチームもそうだろうし、それでも世界は強い。
攻めてのミスはOK、狙ってのミスはOKっていつも聞く言葉だけど、そーいうギリギリのとこをやってかなきゃいけないのも理解る。そこを認めるなら、他では絶対ミスしてはいけないはず。世界は攻めても決める、狙っても決める、そして他でミスをしない。そこの意図が今大会は不透明だったから、何のミスなのかもわからない時が多かった。
そこはフィジカルの”高さとパワー”は関係しないのでは、と思う。ボールに走りに行く・行かないは、意識の”高さ”や1点を取りたいと思う”パワー”なんじゃないかなと。
日本が世界に並べない理由の一つ・閉鎖的だという問題は、アーマツ監督(当時全日本ではコーチ)やブランコーチの就任でその問題はなくなっている。何ならゲーリーサトウさんの時点でなくなってたはずだけど。
日本は世界から取り残されている、という言葉をよく聞くけど、近い情勢が、ベラスコ監督就任直前のイラン。だけど、ベラスコ監督はもう引退した(※正確には、イタリアユース代表監督に就任する)。もとより、救世主を待っている受け身では、大きく物事を変えることはできない。
10年以上、日本の男子バレーボールの印象は…。あ、ちょっとバレーボールから話逸れますけど、ついでなので。
わたしがいちいち○年前とか○年目とかいうのは、古参アピールでも何でもない。というか、20年くらいじゃ古参にもならない。ペーペー。わたしがそれをいうのは、時間は感覚でしかないから。実際経ってる時間と、感覚で経ってる時間は、確実に後者の方が短い。のぺ~っと見てたら、あっという間に10年くらい経っちゃってる。10年なんて、どうにかしたら1人の選手が引退するような期間。
時間が進む間にも、代表では日本だけじゃなく他のチームの試合を見て、1シーズンに2、3大会あって、クラブではVリーグやセリエA、リーグだけじゃなくカップ戦や大陸大会を見て、1年で何試合、何セット、その間にも新しい選手、見たことないプレーが出てきて…。わたしは記憶力がいい方じゃないから、どんどんどんどん上書きされてく。よほど記憶に残る試合じゃない限り。
だから、もうこれだけの時間が経ってるよ、改めて1試合1試合、一瞬一瞬を大切に見ようって自分に知らせるためにも、意図的に振り返りをしている。
…全然関係ない話でした。話戻して、
10年以上、日本の男子バレーボールの印象は、行ったり来たり。3歩進んで2歩下がるではなく、3歩進んで3歩下がる。もしかもっと下がってるかも知れないけど。1つの大会が終われば、「世界に通用する部分はあった、それは収穫になった。次の大会に向けて修正すべき部分を修正していきたい」と。それでわたしはいつも、前回の良かったところがまた見れるかな、前回のだめだったといってたところはどんな風に良くなってるのかな
という想いで、次の大会を待つ。そしていざ大会が始まって、終わって、「世界に通用する部分はあった、それは収穫になった。来年に向けて修正すべき部分を修正していきたい」と。デジャブのように繰り返し。
(ファンとして)ここから行くかな と、あぁ、またか…のサイクルに慣れてはいけないし、慣れたくないけど、自分の中でどこか慣れてしまってる部分も正直あるかもわからない。それが1番いやだ。
もちろん全部がそうといってるわけじゃない。1つ1つを寄りで見れば、楽しかったりうれしかったり悔しかったりするけど、引きで見た時、たとえば10年のスパンで見た時、折れ線グラフは右肩上がりなのかどうか。上がってはいると思う。とても緩やかに。そこで安心できないのは、世界はもっと上がってるから。日本が世界から大きく後れを取ってる現時点で、世界に勝つためには、日本より強いチームよりずっと、大きな上がり方が必要。
サーブは明らかに一時代より武器になってるし、ブロックワンタッチ取って拾って攻撃とか、ツーで打ってくとかいう型も固まりつつある。今大会は、柳田選手や石川選手の入ってる時の2段トスの役割もハッキリしてた。
先にも書いたけど、今の世界での立ち位置、ランキング20位以内にいられればいい、それが全日本男子バレーの目標ですっていうなら、今のまんまで全然いい。このVNLも全然大健闘になると思う。折れ線グラフの上がり方も、今のように緩やかでいい。
悪い言葉ばっかでごめんなさいo(_ _)o
知ったようなことをいっても、映像や会場でしか見れない視点では、わからないことはたくさんある。世界のトップを目指してるチームだからこそ、良いことばかりを見ていては、特に悪いとこを見ないふりをしていては、ファンとしても成長がないとわたしは考えている。だから、応援しているチームが、世界のトップチームの仲間入りをすると宣言しているなら、おんなじ気持ちで応援したい。オリンピックでメダルを獲るというなら、その気持ちで声援を送り続けたい。
わからないことはたくさんあっても、1番苦しいのはチーム、1番苦しいのは選手であることは忘れない。わたしは変わらずバレーボールが大好きだし、日本を応援してる気持ちは何も変わらない。そこは絶対。
月並みだけど、日本が本当に心の底から世界のトップを目指して戦う気持ちを放棄しないチームである限り、一緒に戦っていきたい。
大きなケガやアクシデントなく、チーム一つで、
いけ 日本
Thank you for reading.