んん~…ペルージャ悔しい!! けども、まずはファイナルシリーズ振り返り。

 

今年もルーベ戦は最後の最後までわからなかった。といいたいところだけど、最終ゲーム#5だけは、タイブレーク途中から、あぁ、これはルーベだな…っていう思いがね…。

 

試合見てる最中思ったのは、やっぱり第4セット。20点目直前くらいまでは良い展開だったけど、20点目が見え始めて、優勝が見え始めるかな~くらいの頃から、パタパタパターっとペルージャのミス。タイブレークでも修正できず、で、プレッシャーというか、スクデットとか連覇とかがよぎったのかな? 急に固くなりましたもんね。ペルージャは確かに浮き沈みのわりとある方のチームだけど、いつもの沈みの感じですらなかった感じ。

コラーチ選手のコメントを読んで…なるほどー、勝ち急いだのか。そうかー。

 

コッパイタリアとまったく真逆の展開でしたね。ルーベからしたら、スイートリベンジ大成功。5度目のスクデット、おめでとう🏆

キューバ勢のコメントの強気がすごい汗 どうだ!みたいな。オレらだ!みたいな。ユアントレーナー選手がビデオチェックの間、腕を裏に組んで、散歩でもしてるみたいにコートを歩ってたのがかわいかった。

 

5度目。ここなのかな? 今年のキーポイント的なのは。前にもどっかで書いた気がするけど、勝ちのキャリアの差が出ましたね。ペルージャは去年が初リーグ制覇で、ルーベは5度目。

 

スタメンで多く出てた選手だけ見ても、その辺りの経験値のちがいは大きかったのでは。

昨季まででスクデットを獲ったことのある回数が、

ブルーノ1、ソコロフ2、ユアントレーナー3、レアル0、シモン1、スタンコヴィッチ3、バラーゾ0 計10

デセッコ1、アタナシエヴィッチ1、レオン0、ランツァ0、ポドラシュニン3、リッチ1、コラーチ4 計10

回数だけならおんなじなんだけど、ペルージャがアウトサイドヒッター2人がスクデット未経験っていのうが、大きかったんじゃないかなと、生意気に分析してみる。

ランツァ選手が0っていうのが意外。トレンティーノで銀は1つ獲ってますね。ただレオン選手は、ご存じロシアのゼニトで4回優勝、キューバでも3回。レアル選手もブラジルで4回リーグ制覇、ユアントレーナー選手が+トルコで1。いうたら、ブルーノ選手はブラジルで6回優勝してる

こうなるとちがいはないのかな。でも”イタリアで”っていうのがけっこう大きなトコなんじゃないかなーと思ったり…それはまぁまた下で書くとして。

 

さらにどちらも国の代表選手揃いですけど、やっぱブルーノ選手やソコロフ、ユアントレーナー選手など、何度も決勝を経験してたり、そこで勝ったり負けたり、その経験値の差も響いたような。どうかな。こーいう決勝という舞台での戦い方を知ってるというか。ブルーノ選手とかもう、このメンバーでいうより、セリエAで、もしか世界で1番勝ちのキャリアを持ってるんじゃないかな? すごいな。勝ちのベテラン。もちろん簡単ではないけど。

こうなるとちょっと…結果論だけど、メデイ監督に最後までいてほしかった気もする汗  んーでも、デジョルジ監督だから獲れたっていうのも…タラレバだけど汗 

 

あとはクラブ。昨季まででイタリアセリエAの決勝に行ったのはルーベが5回、ペルージャが4回。うち、優勝したのがルーベは4回、ペルージャが1回。勝ちのキャリアが全然ちがうね。

決勝に行くだけでは意味がないとはいえないけど、そこで勝つことと負けることは、おんなじファイナリストでもこーいう時に大きく差が出るのかな。

 

こーいう時っていうのは、優勝目前のプレッシャーが出てきたり、勝ち急いでる時。何回も決勝とか出てたら、そのへんも上手くお付き合いできてったり、そしてそこで勝てば、勝ち方も知っていく。

コラーチ選手がきっと後ろからチームを落ち着かせようとしてたんだろうね。いや頼もしかったよ。ただ実体験として知ってる選手が、やっぱりルーベの方が多かったのかな…。よくいいますよね、大舞台でメダルとか表彰台とか何連覇とかが一瞬でもよぎっちゃうと、その瞬間負けるって。そこの対処のし方をブルーノ選手はじめ、何回も自身で経験することによって理解してる選手が多い気がした。耐えなきゃいけない時間に耐える力、攻めなきゃいけない時にミスをしない力…。

 

ルーベの冷静さはすばらしかったね。ペルージャがミスし出したところでお付き合いせず、どんどん攻めて。これはまぁコッパイタリアの時のシモン選手のコメントですよね。本当に真逆になった。

 

 

 

ペルージャ全部の振り返りも。

 

まずはレオン選手の加入サプライズ!

最初はもう決まる決まるって感じだったけど、やっぱりだんだんマークされてきたり、分析されてきたりして、後半はケガもあってか、厳しくなってきたかな…って感じでしたね。特にレセプション。

そこでいったらチーム全体で、ザイツェフ選手、ラッセル選手は上手いタイプの選手だと思うので、去年よりはレセプションがやや下がった。

にしても、よく狙われた汗 メンタルすごいキツいんだろうな、あーいうのって汗 攻撃が決まらない時は、そこも影響してたのかな?

 

ロシアの時より神経を研ぎ澄ます必要があるとか、賢くプレーすることが求められるとか、イタリアのリーグを自身のインタビューでそう評してたレオン選手。それを読んだからかもわかんないけど、イタリアの空気に戸惑ってる感がなくもなかったような…(←すごいぼやけた)

ロシアはもう、守備も要らないくらいの攻撃力だし、スパイクフォローも要らないくらいドカンと決めたり、ブロックフォローも要らないくらい高い壁だったり。だからか、ゼニトではそんな守備に目が行く感じじゃなかった。

ロシアもサーブは強いけど、危険なサーバーはチームに2,3人くらいで、イタリアはほぼチーム全員。サイドスパイカーはもちろん、セッターだろうとミドルだろうと、何ならピンチサーバーも同等のレベル。そこもこう、なんだろ、レセプションで休まる暇がないというか、常にレセプション面で緊張状態を強いられる状態ですよね。2時間とか。ひぇ~汗 メンタルきつい汗 無理無理汗

最後まで狙われ続けたけど、コートに立ってる以上、耐え続けたレオン選手ぱちぱち 

 

ただサーブはもうしっかり見せつけられたのでは。あれでもまだだったりして レオン選手のサーブで何度も追いついたり、リードしたり。今まで2シーズンは対戦相手として見てたからあれだけど、こちら側の選手になったら…すごい。いや相手でもすごかったんだけど、こう、エース取られるとキーッ怒り ってなるけど、レオン選手の場合は、あ、こりゃしょーがないみたいな笑 スポ根漫画的にいえば、強いやつは敵でもいいけど、味方ならもっといいってなもんで。本当に何度も何度も何度も、チームを救ってくれた。

 

マッキーの歌じゃないけど、準優勝で一つだけ強がりをいえるのなら、もし今季優勝してたら、”やっぱりレオンさえいれば勝てる”っていうちょっと正当じゃない評価がついちゃってた可能性もなくはないんじゃないかって。特に直前にゼニトが準優勝だったから、レオンが抜けてゼニトは勝てなかった・レオンが入ってペルージャは勝てた、みたいなになり兼ねなかったのかなー…とか…。まぁただのなぐさみでもあるけど汗  悔しい。

 

そのゼニトからはこんな素敵ツイートが。本当さ、ゼニトのTwitterの人ってセンスありますよねー笑 これ、あれかな、去年のルーベへもあったのかな? あ、あれか、レオン選手が元チームだからな?

↓「”気持ちわかるよ” 

とても残念だよ、ペルージャ。チャンピオンズリーグ準決勝で僕らが、君たちのエネルギーをあまりに奪いすぎちゃったみたいだ。」 絵といい、センスの塊。これ好きだ笑

 

次はうーん、アタナシエヴィッチ選手。

今季も好調でしたよね。サーブにアタックに、プッシュしたり、ワンタッチ狙って出しに行ったり、クレバーさがあって。

そのアタナシエヴィッチ選手が、最後の最後でトントントーンってミスミスミス…。固くなってたのかなー汗 信じられないような連続ミスでしたね。

1試合ね、出場停止処分受けましたか。なおきさんみたいに、サポーターのリーダーになってた。最初見た時の印象からは変わったなー。パワーも増してるみたい。

今回の負けもそうだし、もっともっとこう修羅場というか、ピリピリした試合を経験して、それを勝って、もっともっと大きな選手になるのが楽しみ♪

 

もう1人のサイドスパイカー、ランツァ選手。

何回も書いてるけど、忘れた頃にひょっこり現れる感じ。それがとても効く。ミスが少ない、そして。

ファイナル入ったくらいから? サーブがとことん入らず苦しかったですね。準決勝ではとにかく入らなくて、一時的にジャンプフローターで入れてくサーブにしたり、それすら入らない場面すらあって。だから、ゲーム5の第2セット、最後がランツァ選手のエースっていうのは、すごくうれしかったな星

 

ここからミドルいきましょう。

まずはポドラシュニン選手。

いつもと比べると、めずらしくというか、やや波があった気が。どうかな、それもたくさん試合を見るのを重ねると、求めるものが大きくなるのはファンの癖かな汗 

でも頼もしいのには変わりはないよね。ミドルの領地は安心できた。

 

もう1人、リッチ選手。

去年はアンザーニ選手のリザーブというか、出番があまりなかったけど、今季はほぼスタメン。やっぱりなんといっても、準決勝のモデナ戦。サーバー・レオン選手からの、3本くらい連続のファーストテンポ!! あれは本当すごかったねー。

あとファイナルのゲーム4だっけ? リッチ選手がサーブに行く直前に、レオン選手がなにか耳打ちしてて、その直後のエースだったんだけど、あれサーブに関してなにかいったのかな? だとしたらすごいね。

 

で、セッター・デセッコ選手。

ゲーム運びとかはわからないけど、相変わらず魅せますねー。ワンハンドのバックトスとか、ベンチ前から主審の前くらいのロングセットとか。

あ、何だっけ。リッチ選手かな? に、なんかめっちゃ大きな声でしゃべってた(怒鳴ってた?)シーンがあった。めずらしい。めずらすぃ。

あの最後タイブレークで、3本くらい連続でアタナシエヴィッチ選手に上げ続けたのもなんか、意地というか、信頼というか、お前が決めるんだぞみたいな託した感じもあったし。

クイックが使えず、レオン選手が止められ、アタナシエヴィッチ選手も決まらずみたいな時は…セッターの人はどーいうこと考えるんだろ。

 

リベロのコラーチ選手も大きい。周りの選手が攻撃に専念できてますもんね。THE・リベロの仕事って感じ。

今季はあと、途中参戦したニコラス ホーグ選手。あの準決勝のサーブはやっぱりすごかった!!

これらの選手だけじゃなく、もちろんチーム全部、全員の1シーズン。

 

このファイナルを見て思ったのは、ペルージャにリーダーが1人いれば…という。

いけいけの時はいいんだけど、特に苦しい局面ではそれが浮き彫りになるけど、プレーでもメンタルでも、こーいう時に柱になるような選手が1人いるのといないのでは、ちがってくるのかもと思いました。

去年でいえば、ザイツェフ選手がそんな存在だった。最後のスクデットポイントもザイツェフ選手だったし、チャンピオンズリーグのゼニト戦なんかは、めずらしくにこにこしながら楽しそうにプレーしてたり、そーいうのをパフォーマンスで出せる、表現できる選手が、あーいう時には必要なのかなって…。

今季はおとなし…くはないんだけど、あえてそーいうのをパフォーマンスで出すような選手はいなかったような。クールな感じの選手が多かったというか。

 

コラーチ選手はコッパイタリアがピークといってるけど、そんなことない! 勝ち急いだけど、固くなってたけど、それでも最後までペルージャの戦いが見れたし、スクデット獲れなかったのはすごく悔しいけど、そこも含めて、今回みたいに今までよりも大きな負けを経験したあとで、来季はどれだけ大きくなってるのか、優勝したあとの今季よりも楽しみなくらい♪

 

昨シーズンは、選手1人1人とかプレー1つ1つが残ってるけど、今季はクラブ全体を見れた感じ。チームというよりクラブ。たぶん主力選手が変わったりしてて、新チーム!って感じが強かったからかな。ペルージャだけじゃなく。また新しい目線で見れた気がしましたスマイルくん ボスの言葉を借りれば、天井はないですもんね。

 

来季はどんなチームかなわくわく 

あ、ベルゲル選手がピアチェンツァへ移籍しちゃうね涙 あ、そう、先日2人目?の赤ちゃん誕生のニュースがありましたね。健やかであれ~🍼

あ、そうだ、ベルナルディ監督がシーズン終わりに賞を受賞。イタリアオリンピック委員会から、アナスタージ、カンタガッリと共にぱちぱち

 

今シーズンもとても楽しく、とても悔しく、とてもたくさんのバレーボールがあったシーズンでした♪ 

Grazie!! Ci vediamo la stagione prossimaITALIA 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Thank you for reading.