第二弾
Karman
◎ 風邪っぽいけど、風邪にしては鼻水,咳、咽頭痛といった風邪特有の症状がないとき。ムカムカして食欲がない、尿の色が黄色など。→急性肝炎を考える。
◎ 黄疸と柑皮症;柑皮症は白目が黄色くならない。
◎ 尿の色が黄色くなるのはビタミンB2のせい。
◎ 風邪っぽい女性はまず妊娠反応を尿検査で。安易に薬やXpはダメ。
◎ 急性腎盂腎炎は発熱以外にはっきりとした症状がないことも多い。
◎ 喉の痛みだけなら唾石症の可能性もあり。
◎ 喉の痛みで喉のところを外側から押すと痛がる→亜急性甲状腺炎。
◎ コレステロールが低め+期外収縮 →Basedow病。
◎ Basedow病ではイソジン禁忌。薬の副作用で顆粒球減少なので喉の痛みがあるときは、免疫不全になっていないか注意。
◎ 甘草→偽アルドステロン→低カリウム血症、高血圧→周期性四肢麻痺。
◎ 葛根湯はお湯に溶かし生姜加え空腹時に飲むと効き目がよい。
◎ 吐き気のない突然の嘔吐は脳疾患を疑え。頭痛はなく嘔吐だけのSAHもありえる。
◎ 中年を過ぎてから急に便秘になったら大腸がんが隠れていないかチェック。
◎ 亜鉛不足の味覚障害は亜鉛服用から数ヶ月治るのに要する。
◎ 解離性大動脈瘤は腹痛や腰痛と誤診しやすい。
◎ すい臓がんはただの腰痛,胃痛にも見えるので注意。
◎ ただの肩こりかと思ったら肺がんや上腕骨の癌だったということも。
◎ 頭痛と発熱で髄膜炎疑い、しかしその割には元気で意識清明。→副鼻腔炎の可能性。
◎ 突然糖尿病になったのは不自然。その背後には膵臓がんが。膵臓がんが糖尿病を引き起こす。
◎ 原因不明の皮膚病は歯が原因のことも。→歯科金属疹
◎ クインケ浮腫は本来皮膚病。蕁麻疹の仲間。血管神経性浮腫。
◎ 血沈が異常値なら癌、感染症、膠原病、血液疾患などが隠れていないか。
◎ 口内炎もざ瘡(膿疱性丘疹)も好中球の遊走能が活性化していることを示唆する。
◎ 口内炎と膿疱をセットで認めたら好中球が活性化しているベーチェット病の皮膚症状の可能性を考える。
◎ DVT+の割に臨床症状軽いならベーチェットなどの血管炎も考える。ベーチェットはあらゆるサイズの動脈系静脈系にも血管炎を起こす病気。
◎ 頚部痛、発熱、炎症反応では。髄膜炎、脊椎炎、PMRだけでなく→Crowned dens syndrome 軸椎歯突起の偽痛風発作も考える。
◎ 夜も眠れないような全身性疼痛をみたら骨転移を伴う悪性腫瘍を疑う。
◎ 長時間の発熱を伴う腰背部痛を見たらまず椎体炎を考える。慢性発熱とABTに反応ない腰背部痛をみたら結核性脊椎炎を疑う。
◎ 血沈高値でCRP低値なら高グロブリン血症を疑う。
◎ 腰痛。動くと悪くなるなら整形。動くとよくなるなら内科疾患。
◎ 発熱を伴う後頸部痛をみたら椎体炎、硬膜外腫瘍を疑う。MRIが陰性でも早期の椎体炎、硬膜外腫瘍を否定できない。椎体炎はほとんど血行性。連続する2椎体以上なら感染性を考慮(転移性腫瘍ではない)60%は黄ブ。次にグラム陰性桿菌。セファメジンかロセフィンを6w。
◎ 誤嚥性肺炎ではまずユナシンを。
◎ 軽症の院内肺炎でもユナシン可能。中等度以上ではゾシンを。
◎ BLPAR,クレブシエラ、モラクセラ・カタラーリスではユナシン可能。
◎ ペニシリン系抗菌薬では一日3~4回分割が正しい。
◎ セフェム系は腸球菌には効かない。
◎ 抗真菌薬
フルコナゾール FLCZ:ジフルカン、プロジフ。酵母様真菌のみ有効。カンジダ、クリプトコッカスに有効だが、アスペルギルスには無効。基本。
アムホテリシンB:ファンギゾン、アムビゾーム。発熱、頻脈、腎障害、低カリウムなど副作用多くて使いづらいが、アムビゾームは改良版で長期的に使える。低カリウム低マグネシウム血症のためにモニター必要。それなりに重症例。
ミカファンギギン;ファンガード。アスペルギルスとカンジダのみに有効。副作用少ないのがウリ。カンジダ血症が血培から疑われるとき。
オーグメンチン;緑膿菌を除く多くのグラム陰性菌、嫌気性菌に。憩室炎などの腹部感染症に。動物に噛まれた時。下痢が起こしやすいのが欠点。サワシリンと併用でちょうどよい比率。急性中耳炎や副鼻腔炎、軽症の肺炎などに。
バクタ:ST合剤。膀胱炎(UTI)、セフェムで治せない蜂窩織炎、ニューモシスチス肺炎予防の3つでつかう。
◎ Spasm,冠攣縮性、器質的冠狭窄を欠く異型狭心症ではアダラートが一番切れ味が良い。アダラートが副作用で使いづらいなら、ヘルベッサー。Thirdとしてシグマート。
◎ ジヒドロピリジン系のアダラートは心拍数を増大させるデメリット+。
◎ サンリズム:Naチャネル遮断のみのシンプルⅠc群。安全性高い。心房細動に対するFirst。
◎ PSVTの停止にはワソランivでほとんど間に合う。
◎ ヘルベッサー;ジルチアゼム。日本オリジナル。作用がマイルド。降圧作用もあると同時にやや心拍数を抑える傾向あり。やや頻脈傾向のある高血圧には心拍数を増加させるニフェジピン(アダラート)は使いづらいのでヘルベッサーの出番。しかし降圧作用は物足りなく、心拍数を増加させないカルシウム拮抗薬というポジションをアムロジンに奪われてしまった。とはいえ、心拍数を抑える作用はヘルベッサーの方がよい。ヘルベッサーの陰性変力作用のため、高齢者にβ遮断薬+ヘルベッサーの組み合わせはちょい不安。β遮断薬を併用するならジヒドロピリジン系(アダラートやアムロジン)の方が安心。静注薬は大動脈解離の降圧にもつかう。急激に血圧が落ちることがないので安心、逆に重篤な高血圧緊急症では物足りない。
◎ 虚血性心疾患の3本柱:アスピリン、β遮断薬、ACE阻害薬。
◎ バイアスピリン;腸溶性のアスピリン。胃炎や胃潰瘍のリスクを減らす。
◎ 「浸透圧mmHgを測定する」正確には浸透圧モル濃度(mmol/L)。
◎ 体液の浸透圧はどこでも同じ。
◎ 浸透圧は細胞内外で等しい。細胞内外で浸透圧差がないときは細胞内外の水の出入りがない。
◎ 100kcalに対して13mlの代謝水が発生する。
◎ 不感蒸泄; 皮膚:呼吸=3:1程度
◎ 呼気中には34mg/Lの水分が含まれている。
◎ Naの維持量:1.0~2.0mEq/kg/day
◎ 健常者に酢酸リンゲル投与すると1:1~2ぐらいで血漿:血管外液に分布する。これは従来いわれている1:3より小さい。しかし、出血などで脱水患者の場合、これより多くなる。
◎ 酢酸リンゲル液の血管内貯留率は出血した人で多い。
◎ 輸液量が同じでも輸液速度が速いと、血漿増量の最大量は多いが、持続時間が短い。ゆっくりいれると最大量の増加は少ないが、持続時間が長くなる。
◎ 出血時に輸液していなくてもHbが下がるのは、組織間質から血管内への液の移動が発生して血液が薄められるためである。
◎ 一方、エピによって血圧が低下するが、これは交感神経ブロックによる血管拡張によるものなので、Hbはかわらない。血液量に変化はない。
◎ エピで血圧低下した際には、酢酸リンゲル液輸液が血管内にとどまる割合が多い。
◎ 中枢性疾患(脳疾患など)では末梢は収縮しません。中枢性疾患の場合、血圧が上がり、末梢は温かい。発熱もしないし、徐脈傾向となる。もし、末梢が冷たく、湿っているとなったら首から上は除外。
◎ 冷や汗+末梢の冷たさ=循環血液量の低下。脳血管障害以外。ショックの鑑別をしなくてはいけない。
◎ 低酸素血症では頭痛を生じる。
◎ 冷や汗:交感神経の過緊張状態。手足を含めた発汗。末梢血管は収縮するために手足は冷たくなる。
◎ 赤沈が1時間で100mmを超える場合、PMR,myelomaを考える。赤沈は貧血や陽性荷電が多い時(例えばγグロブリン)に亢進。
◎ 一回のめまいの持続時間が1分以上ならBPPVは否定。
◎ 腹部CTはできれば造影したい。プレーンは情報が少ない。
◎ 仰臥位安静時や睡眠中に悪化する腰背部痛の鑑別診断としてはうつ病や仰臥位で悪化する後腹膜臓器疾患、脊髄圧迫病変(脊髄腫瘍、脊髄動静脈奇形、血腫)を考える。
◎ クラビットは処方時に日光に浴びないように注意する。光線過敏。
◎ 三叉神経痛;飲食で誘発される。持続時間は数秒~せいぜい1分。
◎ 2G1P:2gravida1para,2グラビダ1パラ、2経妊1経産、2回妊娠して1回出産。
◎ 肺尖部:鎖骨より上部。上肺部;鎖骨より第2前肋間の先端の高さ。中肺部:第2前肋骨の先端の高さから第4前肋間の先端の高さまで。下肺部;第4前肋間の先端の高さより下方。
◎ major fissure : 側面像にて。右では上中葉と下葉を。左では上葉と下葉を。 Minor fissure ; 基本正面像にて。右のみ、上葉と中葉とを分けている。Fissureは正確には葉間線ではなく、葉間裂が正しい。
◎ すりガラス陰影とは、肺野の濃度が上昇していて、しかもそこを通る血管陰影が辛うじて透けて見える状態。逆に、血管陰影が見えない場合は浸潤陰影といいます。
◎ 長引く咳で陰影があったら、まず肺結核を疑う。
◎ 胸郭外胸部圧迫法;肋骨を絞り込むように呼気にあわせて押す。
◎ 貧血の身体所見で最も信頼できるものは結膜環の蒼白 conjunctival rim pallor , 貧血+なら下眼瞼の結膜手前の縁の色が奥の薄い肉色と同じ。貧血ない正常は手前の縁は明るい赤であり、奥側の肉色とは異なっている。
◎ 点状出血なら血小板や血管の異常(毛細血管性の出血に由来)
◎ 筋肉内関節内の出血なら凝固線溶系の異常。
◎ リンパ節腫脹の3分の2は特異的非腫瘍性腫脹(伝染性単核球症、トキソプラズマ症、結核)、上気道感染症などに伴う非特異的反応性腫脹。悪性は1%に満たない。
◎ 妊婦の風邪を診たら、サイトメガロとパルボウイルスB19を疑え。風疹はワクチン可能。
◎ 高齢者の貧血をみたら消化管カルチなどによる出血を考えよう。
◎ 高度の大球性貧血をみたらまず悪性貧血と胃切除後貧血を疑う。
◎ 網赤血球が増加していたら、まず急性出血と溶血性貧血(AIHAや球状)を疑う。
◎ 異型リンパ球は数%ならウイルス感染をまず疑う、10%以上ならEBV,CMVの初感染を疑う。
◎ 鉄欠乏性貧血でも軽度の白血球減少をきたすことがある。
◎ 偽膜性腸炎:バンコorフラジール(メトロニダゾール)を経口摂取!
◎ βDグルカンが上がらない真菌;クリプトコッカスとムコール!
◎ 風邪と誤診しやすい;急性肝炎、虫垂炎の初期、Campylobacter腸炎、白血病、伝染性単核球症。
◎ 血小板が5万以下ならNSAIDsは出血傾向を助長するのでアセトアミノフェンに変更。骨髄腫にNSAIDsは腎障害が問題。
◎ Hbは7~8あれば酸素供給可能だが、心疾患や呼吸不全などでは9~10程度が推奨される。血小板は1~2万を目安に輸血。血小板輸血は皮疹などのアレルギー反応予防にポララミン1A(クロルフェニラミン)をiv。ソルメドロール100mg+NS50ml
◎ 誤嚥性肺炎;下葉のS6,S10などに浸潤陰影。陰影は辺縁が不鮮明な小葉大で、数個の陰影が同じ肺区域にみられる。しばしば両側性だが、気管支の面積の問題で右に多い。
◎ 急性発症の幻視は統合失調症ではない。
◎ せん妄:日内変動を伴う意識変容発作。意識混濁+行動異常
◎ 意識の量の障害が意識障害。意識の質の障害が意識変容で会話などの刺激に反応や応答は見られるもののその内容がおかしい。
◎ せん妄状態の時は静注であれ経口であれ、とにかくD2レセプターを遮断することを考える。
◎ セレネースivは鎮静(眠らせる)働きは弱く、むしろ副作用で鎮静がかかってしまうくらいにとらえるべき。その本質はD2をブロックして脳内ドパミン系の過活性化を食い止めること。1~2Aにとどめて無理ならサイレースやドルミカム持続などを検討せよ。
◎ 静注できる薬剤はサイレースとセレネースぐらいしかない。筋注薬はコントミンとヒルナミンとドグマチールがある。
◎ 鎮静効果が弱いとされるセレネースの弱点を補う意味合いで一緒にアタラックスPをivする。
◎ ソセゴン;(塩酸ペンタゾシン)WHOでは、ペンタゾシンはがんの疼痛治療には推奨されていません。理由は、連用による精神症状の副作用が多いこと、(幻覚や精神依存)持続時間が少ないため、頻回の使用が必要になるためです。一方でオピオイド特有の症状のうち、吐き気や便秘は頻度が少なく(吐き気7.9%、便秘1%未満)、吐き気や便秘のためにオピオイドが使用しにくい場合にはひとつの選択になると思います。(でも嘔気の経験あり!)モルヒネとの副作用の違いは主として作用するオピオイドレセプターが異なるためと考えられます。使用は基本的にはNSAIDsで不十分な時に併用で。またはNSAIDsが使用出来ない場合に。有効限界があり、痛みが高度の時はモルヒネに移行します。除痛ラダーの第2段階、コデインと同じような位置付けです。処方例は、ソセゴン錠(25)4T 4X 6時間おき1日300~400mgでも痛みが取れない場合は1日60mg(30~90mg)程度のMSコンチンに変更します。文献的には、低容量のモルヒネは作用拮抗はなく(むしろ増強)、休薬は必要ないと考えられています。最後にソセゴンを内服した4~6時間後にコンチンを開始すれば良いと考えます。変更後安定するまでは特に塩酸モルヒネのレスキューを併用して下さい。ちなみに精神症状の副作用は錠剤では少なく、これは注射は血中濃度が必要以上に上昇してしまうためと考えられているようです。緊急や術後数日の場合を除き、がんの疼痛にソセゴンの注射を用いる医師が(万が一)いたら、相当怪しいと考えて下さい。薬物動態学的には、生体内利用率20%と低く、最高血中濃度に到達するまでの時間は1時間、半減期は3時間、作用時間は2~3時間、コデインに対する力価比は1と報告されている。
◎ ラボナール;チオペンタール。全てをプロポフォールで置き換えることはできないという考えを持っています。理由は、血管痛があること、血圧低下がラボナールよりも強いこと、入眠にラボナールより時間がかかること、呼吸が止まりやすいこと(これは導入時には場合によってメリットにもなる)などです。ラボナールは全身麻酔の導入以外にも、産婦人科の人工妊娠中絶や整形外科の脱臼整復などに単独で用いられています。また、脳外科での鎮静、頭蓋内圧亢進(脳浮腫)の治療、痙攣の治療や精神科での電撃療法などの場面で使われています。このように保険適応の広さや50年近く使われてきたという安全性からも、麻酔の基本となる薬であると思います。死刑時やオウムが自白剤で使ったりした。
Karman
◎ 風邪っぽいけど、風邪にしては鼻水,咳、咽頭痛といった風邪特有の症状がないとき。ムカムカして食欲がない、尿の色が黄色など。→急性肝炎を考える。
◎ 黄疸と柑皮症;柑皮症は白目が黄色くならない。
◎ 尿の色が黄色くなるのはビタミンB2のせい。
◎ 風邪っぽい女性はまず妊娠反応を尿検査で。安易に薬やXpはダメ。
◎ 急性腎盂腎炎は発熱以外にはっきりとした症状がないことも多い。
◎ 喉の痛みだけなら唾石症の可能性もあり。
◎ 喉の痛みで喉のところを外側から押すと痛がる→亜急性甲状腺炎。
◎ コレステロールが低め+期外収縮 →Basedow病。
◎ Basedow病ではイソジン禁忌。薬の副作用で顆粒球減少なので喉の痛みがあるときは、免疫不全になっていないか注意。
◎ 甘草→偽アルドステロン→低カリウム血症、高血圧→周期性四肢麻痺。
◎ 葛根湯はお湯に溶かし生姜加え空腹時に飲むと効き目がよい。
◎ 吐き気のない突然の嘔吐は脳疾患を疑え。頭痛はなく嘔吐だけのSAHもありえる。
◎ 中年を過ぎてから急に便秘になったら大腸がんが隠れていないかチェック。
◎ 亜鉛不足の味覚障害は亜鉛服用から数ヶ月治るのに要する。
◎ 解離性大動脈瘤は腹痛や腰痛と誤診しやすい。
◎ すい臓がんはただの腰痛,胃痛にも見えるので注意。
◎ ただの肩こりかと思ったら肺がんや上腕骨の癌だったということも。
◎ 頭痛と発熱で髄膜炎疑い、しかしその割には元気で意識清明。→副鼻腔炎の可能性。
◎ 突然糖尿病になったのは不自然。その背後には膵臓がんが。膵臓がんが糖尿病を引き起こす。
◎ 原因不明の皮膚病は歯が原因のことも。→歯科金属疹
◎ クインケ浮腫は本来皮膚病。蕁麻疹の仲間。血管神経性浮腫。
◎ 血沈が異常値なら癌、感染症、膠原病、血液疾患などが隠れていないか。
◎ 口内炎もざ瘡(膿疱性丘疹)も好中球の遊走能が活性化していることを示唆する。
◎ 口内炎と膿疱をセットで認めたら好中球が活性化しているベーチェット病の皮膚症状の可能性を考える。
◎ DVT+の割に臨床症状軽いならベーチェットなどの血管炎も考える。ベーチェットはあらゆるサイズの動脈系静脈系にも血管炎を起こす病気。
◎ 頚部痛、発熱、炎症反応では。髄膜炎、脊椎炎、PMRだけでなく→Crowned dens syndrome 軸椎歯突起の偽痛風発作も考える。
◎ 夜も眠れないような全身性疼痛をみたら骨転移を伴う悪性腫瘍を疑う。
◎ 長時間の発熱を伴う腰背部痛を見たらまず椎体炎を考える。慢性発熱とABTに反応ない腰背部痛をみたら結核性脊椎炎を疑う。
◎ 血沈高値でCRP低値なら高グロブリン血症を疑う。
◎ 腰痛。動くと悪くなるなら整形。動くとよくなるなら内科疾患。
◎ 発熱を伴う後頸部痛をみたら椎体炎、硬膜外腫瘍を疑う。MRIが陰性でも早期の椎体炎、硬膜外腫瘍を否定できない。椎体炎はほとんど血行性。連続する2椎体以上なら感染性を考慮(転移性腫瘍ではない)60%は黄ブ。次にグラム陰性桿菌。セファメジンかロセフィンを6w。
◎ 誤嚥性肺炎ではまずユナシンを。
◎ 軽症の院内肺炎でもユナシン可能。中等度以上ではゾシンを。
◎ BLPAR,クレブシエラ、モラクセラ・カタラーリスではユナシン可能。
◎ ペニシリン系抗菌薬では一日3~4回分割が正しい。
◎ セフェム系は腸球菌には効かない。
◎ 抗真菌薬
フルコナゾール FLCZ:ジフルカン、プロジフ。酵母様真菌のみ有効。カンジダ、クリプトコッカスに有効だが、アスペルギルスには無効。基本。
アムホテリシンB:ファンギゾン、アムビゾーム。発熱、頻脈、腎障害、低カリウムなど副作用多くて使いづらいが、アムビゾームは改良版で長期的に使える。低カリウム低マグネシウム血症のためにモニター必要。それなりに重症例。
ミカファンギギン;ファンガード。アスペルギルスとカンジダのみに有効。副作用少ないのがウリ。カンジダ血症が血培から疑われるとき。
オーグメンチン;緑膿菌を除く多くのグラム陰性菌、嫌気性菌に。憩室炎などの腹部感染症に。動物に噛まれた時。下痢が起こしやすいのが欠点。サワシリンと併用でちょうどよい比率。急性中耳炎や副鼻腔炎、軽症の肺炎などに。
バクタ:ST合剤。膀胱炎(UTI)、セフェムで治せない蜂窩織炎、ニューモシスチス肺炎予防の3つでつかう。
◎ Spasm,冠攣縮性、器質的冠狭窄を欠く異型狭心症ではアダラートが一番切れ味が良い。アダラートが副作用で使いづらいなら、ヘルベッサー。Thirdとしてシグマート。
◎ ジヒドロピリジン系のアダラートは心拍数を増大させるデメリット+。
◎ サンリズム:Naチャネル遮断のみのシンプルⅠc群。安全性高い。心房細動に対するFirst。
◎ PSVTの停止にはワソランivでほとんど間に合う。
◎ ヘルベッサー;ジルチアゼム。日本オリジナル。作用がマイルド。降圧作用もあると同時にやや心拍数を抑える傾向あり。やや頻脈傾向のある高血圧には心拍数を増加させるニフェジピン(アダラート)は使いづらいのでヘルベッサーの出番。しかし降圧作用は物足りなく、心拍数を増加させないカルシウム拮抗薬というポジションをアムロジンに奪われてしまった。とはいえ、心拍数を抑える作用はヘルベッサーの方がよい。ヘルベッサーの陰性変力作用のため、高齢者にβ遮断薬+ヘルベッサーの組み合わせはちょい不安。β遮断薬を併用するならジヒドロピリジン系(アダラートやアムロジン)の方が安心。静注薬は大動脈解離の降圧にもつかう。急激に血圧が落ちることがないので安心、逆に重篤な高血圧緊急症では物足りない。
◎ 虚血性心疾患の3本柱:アスピリン、β遮断薬、ACE阻害薬。
◎ バイアスピリン;腸溶性のアスピリン。胃炎や胃潰瘍のリスクを減らす。
◎ 「浸透圧mmHgを測定する」正確には浸透圧モル濃度(mmol/L)。
◎ 体液の浸透圧はどこでも同じ。
◎ 浸透圧は細胞内外で等しい。細胞内外で浸透圧差がないときは細胞内外の水の出入りがない。
◎ 100kcalに対して13mlの代謝水が発生する。
◎ 不感蒸泄; 皮膚:呼吸=3:1程度
◎ 呼気中には34mg/Lの水分が含まれている。
◎ Naの維持量:1.0~2.0mEq/kg/day
◎ 健常者に酢酸リンゲル投与すると1:1~2ぐらいで血漿:血管外液に分布する。これは従来いわれている1:3より小さい。しかし、出血などで脱水患者の場合、これより多くなる。
◎ 酢酸リンゲル液の血管内貯留率は出血した人で多い。
◎ 輸液量が同じでも輸液速度が速いと、血漿増量の最大量は多いが、持続時間が短い。ゆっくりいれると最大量の増加は少ないが、持続時間が長くなる。
◎ 出血時に輸液していなくてもHbが下がるのは、組織間質から血管内への液の移動が発生して血液が薄められるためである。
◎ 一方、エピによって血圧が低下するが、これは交感神経ブロックによる血管拡張によるものなので、Hbはかわらない。血液量に変化はない。
◎ エピで血圧低下した際には、酢酸リンゲル液輸液が血管内にとどまる割合が多い。
◎ 中枢性疾患(脳疾患など)では末梢は収縮しません。中枢性疾患の場合、血圧が上がり、末梢は温かい。発熱もしないし、徐脈傾向となる。もし、末梢が冷たく、湿っているとなったら首から上は除外。
◎ 冷や汗+末梢の冷たさ=循環血液量の低下。脳血管障害以外。ショックの鑑別をしなくてはいけない。
◎ 低酸素血症では頭痛を生じる。
◎ 冷や汗:交感神経の過緊張状態。手足を含めた発汗。末梢血管は収縮するために手足は冷たくなる。
◎ 赤沈が1時間で100mmを超える場合、PMR,myelomaを考える。赤沈は貧血や陽性荷電が多い時(例えばγグロブリン)に亢進。
◎ 一回のめまいの持続時間が1分以上ならBPPVは否定。
◎ 腹部CTはできれば造影したい。プレーンは情報が少ない。
◎ 仰臥位安静時や睡眠中に悪化する腰背部痛の鑑別診断としてはうつ病や仰臥位で悪化する後腹膜臓器疾患、脊髄圧迫病変(脊髄腫瘍、脊髄動静脈奇形、血腫)を考える。
◎ クラビットは処方時に日光に浴びないように注意する。光線過敏。
◎ 三叉神経痛;飲食で誘発される。持続時間は数秒~せいぜい1分。
◎ 2G1P:2gravida1para,2グラビダ1パラ、2経妊1経産、2回妊娠して1回出産。
◎ 肺尖部:鎖骨より上部。上肺部;鎖骨より第2前肋間の先端の高さ。中肺部:第2前肋骨の先端の高さから第4前肋間の先端の高さまで。下肺部;第4前肋間の先端の高さより下方。
◎ major fissure : 側面像にて。右では上中葉と下葉を。左では上葉と下葉を。 Minor fissure ; 基本正面像にて。右のみ、上葉と中葉とを分けている。Fissureは正確には葉間線ではなく、葉間裂が正しい。
◎ すりガラス陰影とは、肺野の濃度が上昇していて、しかもそこを通る血管陰影が辛うじて透けて見える状態。逆に、血管陰影が見えない場合は浸潤陰影といいます。
◎ 長引く咳で陰影があったら、まず肺結核を疑う。
◎ 胸郭外胸部圧迫法;肋骨を絞り込むように呼気にあわせて押す。
◎ 貧血の身体所見で最も信頼できるものは結膜環の蒼白 conjunctival rim pallor , 貧血+なら下眼瞼の結膜手前の縁の色が奥の薄い肉色と同じ。貧血ない正常は手前の縁は明るい赤であり、奥側の肉色とは異なっている。
◎ 点状出血なら血小板や血管の異常(毛細血管性の出血に由来)
◎ 筋肉内関節内の出血なら凝固線溶系の異常。
◎ リンパ節腫脹の3分の2は特異的非腫瘍性腫脹(伝染性単核球症、トキソプラズマ症、結核)、上気道感染症などに伴う非特異的反応性腫脹。悪性は1%に満たない。
◎ 妊婦の風邪を診たら、サイトメガロとパルボウイルスB19を疑え。風疹はワクチン可能。
◎ 高齢者の貧血をみたら消化管カルチなどによる出血を考えよう。
◎ 高度の大球性貧血をみたらまず悪性貧血と胃切除後貧血を疑う。
◎ 網赤血球が増加していたら、まず急性出血と溶血性貧血(AIHAや球状)を疑う。
◎ 異型リンパ球は数%ならウイルス感染をまず疑う、10%以上ならEBV,CMVの初感染を疑う。
◎ 鉄欠乏性貧血でも軽度の白血球減少をきたすことがある。
◎ 偽膜性腸炎:バンコorフラジール(メトロニダゾール)を経口摂取!
◎ βDグルカンが上がらない真菌;クリプトコッカスとムコール!
◎ 風邪と誤診しやすい;急性肝炎、虫垂炎の初期、Campylobacter腸炎、白血病、伝染性単核球症。
◎ 血小板が5万以下ならNSAIDsは出血傾向を助長するのでアセトアミノフェンに変更。骨髄腫にNSAIDsは腎障害が問題。
◎ Hbは7~8あれば酸素供給可能だが、心疾患や呼吸不全などでは9~10程度が推奨される。血小板は1~2万を目安に輸血。血小板輸血は皮疹などのアレルギー反応予防にポララミン1A(クロルフェニラミン)をiv。ソルメドロール100mg+NS50ml
◎ 誤嚥性肺炎;下葉のS6,S10などに浸潤陰影。陰影は辺縁が不鮮明な小葉大で、数個の陰影が同じ肺区域にみられる。しばしば両側性だが、気管支の面積の問題で右に多い。
◎ 急性発症の幻視は統合失調症ではない。
◎ せん妄:日内変動を伴う意識変容発作。意識混濁+行動異常
◎ 意識の量の障害が意識障害。意識の質の障害が意識変容で会話などの刺激に反応や応答は見られるもののその内容がおかしい。
◎ せん妄状態の時は静注であれ経口であれ、とにかくD2レセプターを遮断することを考える。
◎ セレネースivは鎮静(眠らせる)働きは弱く、むしろ副作用で鎮静がかかってしまうくらいにとらえるべき。その本質はD2をブロックして脳内ドパミン系の過活性化を食い止めること。1~2Aにとどめて無理ならサイレースやドルミカム持続などを検討せよ。
◎ 静注できる薬剤はサイレースとセレネースぐらいしかない。筋注薬はコントミンとヒルナミンとドグマチールがある。
◎ 鎮静効果が弱いとされるセレネースの弱点を補う意味合いで一緒にアタラックスPをivする。
◎ ソセゴン;(塩酸ペンタゾシン)WHOでは、ペンタゾシンはがんの疼痛治療には推奨されていません。理由は、連用による精神症状の副作用が多いこと、(幻覚や精神依存)持続時間が少ないため、頻回の使用が必要になるためです。一方でオピオイド特有の症状のうち、吐き気や便秘は頻度が少なく(吐き気7.9%、便秘1%未満)、吐き気や便秘のためにオピオイドが使用しにくい場合にはひとつの選択になると思います。(でも嘔気の経験あり!)モルヒネとの副作用の違いは主として作用するオピオイドレセプターが異なるためと考えられます。使用は基本的にはNSAIDsで不十分な時に併用で。またはNSAIDsが使用出来ない場合に。有効限界があり、痛みが高度の時はモルヒネに移行します。除痛ラダーの第2段階、コデインと同じような位置付けです。処方例は、ソセゴン錠(25)4T 4X 6時間おき1日300~400mgでも痛みが取れない場合は1日60mg(30~90mg)程度のMSコンチンに変更します。文献的には、低容量のモルヒネは作用拮抗はなく(むしろ増強)、休薬は必要ないと考えられています。最後にソセゴンを内服した4~6時間後にコンチンを開始すれば良いと考えます。変更後安定するまでは特に塩酸モルヒネのレスキューを併用して下さい。ちなみに精神症状の副作用は錠剤では少なく、これは注射は血中濃度が必要以上に上昇してしまうためと考えられているようです。緊急や術後数日の場合を除き、がんの疼痛にソセゴンの注射を用いる医師が(万が一)いたら、相当怪しいと考えて下さい。薬物動態学的には、生体内利用率20%と低く、最高血中濃度に到達するまでの時間は1時間、半減期は3時間、作用時間は2~3時間、コデインに対する力価比は1と報告されている。
◎ ラボナール;チオペンタール。全てをプロポフォールで置き換えることはできないという考えを持っています。理由は、血管痛があること、血圧低下がラボナールよりも強いこと、入眠にラボナールより時間がかかること、呼吸が止まりやすいこと(これは導入時には場合によってメリットにもなる)などです。ラボナールは全身麻酔の導入以外にも、産婦人科の人工妊娠中絶や整形外科の脱臼整復などに単独で用いられています。また、脳外科での鎮静、頭蓋内圧亢進(脳浮腫)の治療、痙攣の治療や精神科での電撃療法などの場面で使われています。このように保険適応の広さや50年近く使われてきたという安全性からも、麻酔の基本となる薬であると思います。死刑時やオウムが自白剤で使ったりした。