前回の続きです。
ペットフードに含まれる
豆類、芋類、そして穀物を何故避けた方がいいか
理由2![]()
栄養阻害をする物質というのは
食べ物の中に元からある物質
もしくは
人工的な物質で
ビタミンやミネラル
そして他の栄養素の吸収を阻害したり
消化酵素の働きを阻害する物質です。
この栄養阻害をする物質を含む物として
よくあるのが
穀物、豆類、マメ科植物、ナッツ類です。
その栄養阻害をする物質とは![]()
フィチン酸(Phytic acid)
フィチン酸は穀物とマメ科植物(エンドウマメ、
もしくはさやえんどうでグレインフリーフードで
よく使われています)に含まれています。
このフィチン酸というのは
銅、鉄、マグネシウム、亜鉛やカルシウムといった
とても重要なミネラルにくっついてしまうので
犬が体内で吸収をする事が出来なくなります。
フィチン酸は多くて80%ほどのこういった
大切な栄養素を奪ってしまいます。
レクチン
レクチンは豆類といくつかの穀物に多く含まれる
タンパク質で、フィチン酸のように栄養吸収を
阻害します。
しかし
レクチンは栄養阻害をするだけではないんです。
レクチンは犬の腸粘膜にダメージを与えます
腸粘膜にダメージを与えると炎症を起こし
粘膜細胞の細胞同士の繋がりに隙間が出来ます。
通常、この細胞同士はぴっちりと密着していて
腸粘膜から体内に様々な物が入っていかないよう
守ってるんです。
しかし隙間が出来てしまうと
そこから未消化物や、バクテリアや細菌といった
入ってきてはいけない様々な物が入り込んで
血管内に吸収されて体内を駆け巡ることに
なってしまいます。
これが(Leaky gut)リーキーガットです。
これが起こることによって
腸内の善玉菌、悪玉菌バランスが崩れたり
アレルギーの原因や自己免疫作用を崩す原因に
なります。
穀物とスターチといったデンプンを含む芋類や
豆類には他にも多くの栄養阻害物質である
リーキーガット症候群や
自己免疫疾患(アレルギーが多い)の
原因となるグルテン
消化管を不具合にさせるタンニン
腎臓結石の原因となるシュウ酸(oxalates)
なども含まれています。
このまま続けて
理由3![]()
Glycemic load(グリセミック負荷)
食べ物のグリセミック負荷というのは
「どの位のスピードで血糖値を上昇させるか」を
示す指標のことです。
ごく少量の炭水化物やスターチだけなら
ほとんど害にはなりません。
しかし食べているフードに含まれる
炭水化物やスターチの量が大部分を占めると
(多くのドライフードは30〜60%の炭水化物や
スターチが含まれています)
肥満やインスリン抵抗性の原因に
なります。(insulin resistance)
インスリンは私達ヒトにも、犬にも猫にもある
ホルモンです。
インスリンの働きは沢山ありますが
その中でも最も重要な働きが
糖分を血液中から細胞へ運ぶことで
この働きが出来るホルモンはインスリンだけです。
逆に血糖値を上昇させるホルモンは複数あります。
血糖値を下げるホルモンはインスリンのみ、
血糖値を上げるホルモンは複数ある
これは犬の身体が
炭水化物を食べ過ぎた時に血糖値を下げる事より
血糖値が低くて「血糖値を上げる」ことへの
働きの方が得意だ、ということを表しています。
犬が炭水化物を食べると、グルコースに分解され
燃料として使える状態になります。
この時に
血液中から血糖、もしくはグルコースを細胞へ
運ぶためにインスリンが分泌されます。」
この↑システムのスピードがどの位なのか?を
示すのがGlycemic Loadです。
血糖値を一気に急上昇させて
インスリン分泌をさせる原因
となる食べ物は炭水化物のみ。
なんでこれが問題になるのか?というのは
犬が毎日大量の炭水化物を摂取するたびに
血糖値が一気に急上昇
↓
インスリン分泌
↓
炭水化物を大量摂取
↓
血糖値が一気に急上昇
↓
インスリン分泌
↓
……リピート
となって
段々と身体がインスリンに反応しづらく
なってきて、それがインスリン抵抗性へ繋がります
そのインスリンを作っているのが膵臓です。
毎日の炭水化物を大量摂取するせいで
膵臓はインスリンをもっと作らなきゃと
フル稼働し続けて、そして疲れてきて、
もうダメだ、疲労が酷くてもう働けないよ…
と膵臓がなったら糖尿病を起こす可能性が
ぐんと高まります。
しかし糖尿病だけがインスリン抵抗性による
リスクではありません。
甲状腺疾患や色々なタイプの癌を発症させる
リスクも高まります。
インスリンの他の働きとして
「脂肪を身体に蓄える」という働きもあるので
大量の炭水化物を食べて体重増加をしますが
その体重を元に戻すのは相当に大変です。
(ちなみに…
うちがレスキューした可愛いジンジャーですが
レスキュー前から「肥満のため要減量」と
言われてたんです。
その頃何故か変な自信があって、うちに来れば
ちゃんとした食べ物を与えるからすぐに減量できる
はずって思ってました。
それが、減量どころか少しずつ増量していき
全く減らない体重に私は悩んで、ネット検索したり
獣医に相談したり、あれこれ色々なフードを
注文しては試してとの繰り返し。
そして全く成果が出ないので自分で勉強する事に
しました。
もしかしたらジンジャーはこのインスリン抵抗性
なのかもしれません。
「クッシング症候群の予備軍」ででも
インスリン抵抗性が大元にある場合があるそうで
それも考慮し、ジンジャーに「生食」を始める
ことにしました。
肝臓数値の1つALPも少しずつ上昇してます。)
では長くなったので
次回「スターチが犬に良くない他の6つの理由」を
ブログに書きます。
ではまた👋🏻
