天衣無縫/白群の空 ウィークエンドは快晴 朝晩の冷え込みは厳しかった 日付は変わって深夜 煌々と月に照らされ なんと粉雪がうっすら ブロック塀や 敷き詰められた砂利の上 舞い降りた形跡を留めていた どうりで 底冷えするはず 粉雪のせいなのか 夜空は白群(びゃくぐん)色に染め抜かれ 星は燦めくことなく 月は高く高く 淡く金色(こんじき) 優雅にひょうひょうと見下ろしていた 地球と月の最接近 そう私は 地球という星の住人 無限の天体にあっては 塵より極微な存在