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早朝ドライブ
若葉の木立を抜けながら進む
空を透かす初々しい葉蔭
山藤が淡いパープルの
ラメ糸を絡めるように忍んでいる

命が輝いている

鹿田から峠を越え
吉備高原都市を縦断
岡山空港近くを抜けるルート
桜の頃なら旭川沿い
美咲町を通るルートも格別

点在する民家の庭に
小躍りしている白い枝花
カラフルなボランティアの花壇
山間に開けた
水を張った田んぼ
田植えシーズンの到来

岡山市に入ると
二車線道路の両脇を
四角く剪定された
白とピンクのつつじが彩る

北区の国立医療センターを
目指していた
新しい化学療法を受けるため
毎週月曜日通院することになった

足も手も相変わらず痺れている
痺れていることに
いつの間にか躰が順応し
ハンドルを握れるようになった
首も金属入りなので
ゆっくりゆっくり安全確認
細心の注意を払って
大好きなドライブを楽しむ


今年2月に退院するまで
岡大も含め
なんと通算127日もの
入院生活を送った
プログラムに沿って退院し
地元の病院で治療を受けたり

自分の造血幹細胞を
移植するための
順を追ったプログラム

今回は3週間の入院と
週1の通院外来の二択
もちろん後者を選択

私の病いは多発性骨髄腫

サリドマイドはかつて
世界中を震撼させた薬害
今、私の病いに有効らしい
それを使った治療を行う


周りの健気な移ろいに
ずっと鈍感だった
丁寧よりスピード重視
病気にならなかったら
気付かなかったたくさんのこと

医療現場のプロ集団
スタッフの方々の
有能で温かみ溢れる
職業意識

人間って素晴らしい
自然って素晴らしい

気が付けば世の中は
命の響きで充満しているのだった

幸せだなあ



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