久々の更新です。ちょっと、毛色の違った話を。

こんなニュースがありましてん↓


東京国際フォーラム、ライブ中に照明機材落下


結構一番詳しく載っている記事かも。

あとはtogetter さんが非常に詳しい。


この方は、80年代で言うと本多千恵子さんくらいかな?

90年代の丹下桜さんとか。詳しくないからよくわからん。

記事が割と詳しく書いてくれているので、

補足は必要ないと思いますが、

どうやら2階席、というかバルコニースポットと言っているので

バルコニーのような部分が、もう照明仕込む専用のスペースになっているんだろうね。

行ったことないからわからん…。

で、そこに仕込んでいたスポット…

大きさと重さと国フォの機材リストを参照したところ、

川村の中ではマシンスポット+先玉orエフェクトマシン類と結論付けたんですがどうでしょう。

昔からある、模様が出せるスポットです。

(教育番組の後ろで雲が流れてたりするよね、アレ)

今時そんなもの、今をときめく声優様のライブで使ってたのかなあと思うけど、

大きさ的にはこれが近いかなあ。ムービングライトかもしれないけどね。

まあ、とにかく要するに


『頭の上に落ちなくてもまず死ぬな』っていうような鉄の塊が、

何らかの原因で落下して、

奇跡的に空席に落ち、バウンドして隣の席の人に当たり、

怪我人が出たんですよ。

で、にもかかわらず、ライブが続行されたんですよ。


一応、この業界のはしくれの人間として、

まず思ったのが、

・なんで中断しないの?

・なんでこんなに扱い小さいの?

という二点ですね。


照明や音響の機材っていうのは、

素人さんから見てもわかると思うけど

結構重くて硬くて高くて、

落下事故=即人命に関わることなので、

非常に気を使っている(はず)。

機材や付属品は、もちろん落ちないように設営するんだけど、

万が一破損なんかして落ちるような事態になっても、

落下防止対策としてワイヤーなんかをかけたりして、

二重三重の対策をするのね。

なので、某金田一とかでありそうな

『無人の舞台に呼び出されて照明が落下してくる』なんて

現実的にはあり得ない。

ブルーカラーはどの業界でも多かれ少なかれあると思うけど、

何だかんだで危険な仕事なので、

舞台のスタッフや演者が仕事中の事故で亡くなるっていうのはあるんだけど、

客に万が一のことは起こさせないっていうのは、どの業者さんも思っていることで、

(いや、スタッフにだって万が一のこと起きないようにはしてるんだけど)

これは、本当に言語道断の事故。

本当に死人が出なかったのが奇跡で、

六本木ディスコ照明落下事故 (という、有名な事故があります)

に匹敵する扱いになるべきなのに、なんだ、このあっさりした対応…。

記事読んで一番怖いのが


「問題の照明についても、

現在のところこれといった

落下の兆候があったという情報はありません。

現在、詳しい原因を調査中です」

つまり原因がわかってないのにライブを続行して、

もちろん一カ所に一台しか仕込んでないというわけではなかろうから、

(ツイ見てても揺れて怖いって書いてるね)

そして普通照明というのは左右対称に仕込むので、

同じ状態のものが下手側にも…しかもこの状況なら

事故があったことも知らされず、

同じようなことが起こるかもしれない機材の下に置かれてたってことだよね。

しかも、全機材チェックして、異常がなかったから、

翌日通常通りももクロちゃん開催……。

(オタが熱狂して飛び跳ねすぎてどうのこうの言ってる記事も見かけたが、

声優様のイベントでしょ? 主催者もホールも想定範囲内でしょ?

『ファンのノリが想定範囲外』というのは、

Xの東京ドームの振動を超えた時にだけ言ってほしい)


そもそも、ホールのスポットを

乗り込みの照明さんが設営したものが落下したんだと思っていたら、

『吊りっぱなしの使用していなかった機材が落ちた』

『いやいや、そもそも仕込まれていない機材が放置してあった』などという噂もあり…。

(あくまで、噂、です。ソースもございません)

もしそうなら、主催者側の責任ではないとも言えるから、

主催者側が止めないのも理解できなくはない。

(良いとは思わないけど。自分たちの招いたお客様が危険にさらされているんだし)
でも、決定権がなかろうと

ホールさんは止めるように進言すべきだったと思うの。

せめて、次の曲に行くのをちょっと待って、

機材を撤収して周りのお客様を移動させるなり、

何らかの対処はできたと思うの。


常日頃、個人的に思っていることがあって、

イベントをつくるうえで、それぞれの部署で優先したいものがあって、

演出だったり、導線だったり、それの折衝で成り立ってると思うんだけど、

技術やはもちろん自分の分野(音だったり、照明だったり)を

優先したいんだけど、でもそれより、安全を優先しないといけないと思うんですよ。

音的にはここにスピーカー置きたいな、アタリ的にはここにスポット吊りたいな。

だけど、それがちょっとでも安全を脅かす危険性があるなら、

演出を多少犠牲にしても、より安全な方を取るべきだと思う。

そりゃ、演出屋なので、演出を優先したいけど、

危険性を誰よりも知っている技術屋が、

安全優先を主張しないといけないと思うのね。

演出は、舞台監督が主張してくれるはずだから。

そのうえで、いろんな要素と折衝して、よりよい着地点を目指すべきじゃないかな。


久しぶりの更新が、

長文、しかもあまり面白みのない文章で申し訳ないですが…。

2回に分ければ良かったね。

言いたいことは結局最後のことなんだが、

なんだか他にもいろいろ言いたいことが言いきれず…。

もっと文章勉強しますわ。


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このブログでは音楽の紹介は、
本と違って『良い!』以外言い様がなさそうだなあと思ったので

あまりしない予定だったのですが。


これ、私が今まで聴いたトリビュートアルバムの中で、一番好きかも。


たとえば40代ぐらいの人だと、

学生の時にみんなそれぞれ好きなアイドルがいて、

みたいなのがあったと思うんだけど、

私が学生の頃は、

特に女の子はそれぞれ好きなバンドがいた(川村の周囲だけか?)。

Xはもう晩年から解散の時期だったから、

黒夢とかカスケードとかTMR(バンドじゃないが)とか、そのへんね。

ビジュアル系ブームと言われる時期だったけど、

そのカテにわけられないようなバンドもたくさん出て、

色々キャラクターが立ってていい時代だったなあと思うんだけど、

その中での二大派閥(あくまで川村の周りで)が、

GLAY派(男子中心)とラルク派(女子中心)。


で、その、ラルクのトリビュートですよ。

なんだかんだで、カバーが原曲を超えることはないし、

やってる本人らにはバンドに対しての愛があふれてようが、

すごく出来が良かったとしても、やっぱり原曲には

(思い出補正も含めて)敵わない。

下手にアレンジのテイストを変えると原曲レイプだし、

原曲に忠実にすると『じゃあカバーいらねーじゃん』になる。


その点、このアルバムは秀逸!

というかアーティストのラインナップがすごいのよ、

TLC、ボーイズⅡメン、ダニエル・パウター、クレモンティーヌ。

何このカオス感。

だけど、それぞれの曲が全然無理してる感がない。


改めて思うのが、このバンドのこのバンドらしさって、

あのキラキラした宝石のようなアレンジや、

歌詞やPVの世界観だったんだけど、

(花葬や浸食みたいなダーク系もラルクらしさなんだけど)

ことメロディに関しては、すごく普遍的というか、

たとえばX(というかYOSHIKI)の曲は、だれが歌おうと

YOSHIKIの気配がするし、

それは吉井和哉や奥田民生でもそうだと思うんだけど、

ラルクの曲は、3人のメロディーメーカー誰の曲でも、

いい意味で自己主張がないので、

「おいおいこれボサノヴァでアレンジしちゃうのかよ」みたいな

ガッカリ感はなく、すごく新しいアレンジ、カバーアーティストとの親和性が高い。

もう、TLCの唄う『虹』の馴染みようと言ったらないわよ。

私はラルク一推しではなかったので、

めちゃくちゃ思い入れのある人にとっては

「こんなの虹じゃない!ムキー!」って

なるかもしれないけど、別物の曲として聴いてほしいな、と思います。


うーん、難癖つけるとすれば、

基本は海外アーティストがカバーしてて、

日本盤ボーナストラックで日本人が4曲やってんだけど……うん(苦笑)

いや、トリビュートってやったらこんな感じになるんだけどさ。

海外アーティストの皆さんが良すぎてさ(笑)


個人的には、2曲目のオリアンティの唄う『NEO UNIVERSE』が好きですね。

いや、実は原曲、あまり好きじゃなかったので、これはメカラウロコ。

ちなみにラルクで一番好きなのはFinaleかなー。入ってないけど。ダーク系だし。

【長文注意!】


と、いうことで、先日、レイトショーで

『レ・ミゼラブル』、みてきましたよ。

(原作が名著なので

ネタバレもへったくれもないですが、

ストーリーを知らない、知りたくないって人は

念のため読まないでくれ)


川村は恥ずかしながら、

(ストーリーは常識程度に知ってるけど)

原作は読んでないし、

もちろんミュージカル版も見てないので、

原作と舞台でどれくらい相違があるのか、

舞台と映画でどれくらい相違があるのか

わからないのですが、

いや、これは『歌劇的な見方』をすべき。

つまり、ストーリーを知らずにドキドキワクワクしながら

『映画的に』見るのではなく、

ストーリーや時代背景を頭に入れて見る方が、

俳優の演技や歌に集中できて楽しいと思います。

ほら、ライブ行くなら予習して行くよね、アレ。

アタシャ自分の無教養さを呪いましたよ、

なんで自分は原作読んでないんだ~!

舞台見てないんだ~!

ついでに英語もわかんないんだ~!! って。

なにせ川村は、レ・ミゼラブル(というか『あゝ無情』)と聞くと、

ラーメンズの読書対決を思い出す女……。

ジャンバルジャン、頑張るじゃん。

(そういえば、戯曲集どこ置いたんだろう。DVDはあるのに)


3時間の長編ですが、長くは感じませんでした。

(単純に川村は1時間も座ってると尻が痛くなるので、

そういう意味では長かったけど……)

むしろファンティーヌが死ぬまでが速すぎて、

ダイジェストのようだった。

(コゼット出るまでは導入部みたいなもんだと思うから、

ダラダラ伸びるよりはいいし、

全体で見ればベストな長さだと思う。

ただ、もう少し美しいままのアン・ハサウェイを見たかった…)

ダラダラ伸ばすこともなく、ストーリーの主題、丁寧に描く部分はすごく丁寧で、

このストーリーでこれ以外の構成はあり得ない! という感じ。

もう、革命前夜からの焦燥感に似た高まり方が秀逸!


キャスティングも、もう、ベスト。

みんな、いい意味で”21世紀の洗練された感”が全くなくて、

19世紀のフランス。

ヒュー・ジャックマンの囚人の時の汚さは素晴らしいし、

紳士になってからは、ジャン・バルジャンはこれ以外有り得ない、という立ち姿!

アン・ハサウェイは、本当に死んじゃうんじゃないのってくらいガサガサになるし、

リトル・コゼットは、あの有名な挿絵そのもの!

ラッセル・クロウなんか、川村全然好きじゃないのに、

敵役なのに全然憎めない!

あんな真っすぐな目で朗々と唄われたら憎めんよ!

ジャン・バルジャンもジャベールも間違ってないもん!

人生ってつらい! 巡り会わせってつらい! あゝ無情!


そして何より、サマンサ・バークス演じるエポニーヌ!!

何この中島みゆき感!(意味不明)

コゼットのこと憎んでもいいのに! エポニーヌゥゥゥ!!!


突っ込みどころもないわけではないのですが、

それはどちらかというと原作に対する突っ込みどころで、

名著・名歌劇を映画化するにあたっては、

これ以上ないんではないでしょうか?

これ、音楽(か、国語か?)の授業で見せるべきだと思う。


次見る映画はねー、もう決まってるのー。秘密ー。ふふふ。

余談ですが、『ジャックと天空の巨人』の予告が気になりすぎて、

レミゼ始まる前に高まりすぎたことは内緒だ……。