タモキシフェンの副作用でよく耳にするものと言えば、ホットフラッシュや吐き気、気分の浮き沈みなどがまず頭に浮かびますが、私の場合、飲み始めた当初はなぜかそれより強く出て困ったのがかゆみでした。

それも両腕の内側というなんとも不思議な部位で…

 

それ以前に、お腹の傷も回復と共にかゆみが出て、こちらも時々本気で狂いそうな程(笑)かゆくなります。(今でもたまに。)
稀に、それまでは大丈夫だったのにシャワーの水圧が刺激となってしまって、そこから猛烈にかゆくなり、でも「かいちゃダメ!」とは分かっているので、なんとかシャワーで「かく」…するとそれで益々かゆくなって(笑)という地獄のような悪循環にはまってしまうことも。

 

冬場は乾燥もあるので、特に酷かった気がします。かゆみ止めや薬を除くと、一番の対策法はやっぱり保湿だそうで、傷をキレイに治すにも保湿は大事なので、一石二鳥です。普段より頻繁にクリームを塗るなどして保湿力アップを意識すると、確かに若干改善された気はしました。

 

それでもかゆい!という時に私が実践しているのがオーツバス (oat bath)です。
 

肌にやさしいコロイダルオートミール

コロイダルオートミール (colloidal oatmeal) には肌を落ち着かせたり、水分を保持する効果があることが知られており、欧米では何世紀にも渡ってアトピーなどの対策法としてオーツバスが勧められてきました。

 

特別感満載の名前ですが、コロイダルオートミールは簡単にいうとオートミールが液体に分散している状態のことで、家でも簡単に作れます。

 

オーツバスの作り方

 

材料

● ロールドオーツ 大さじ3〜4

● 出汁パック
※インスタントや味付けではないもの

 

① フードプロセッサーなどでオーツを粉状にする

② 出汁パックに入れる

③ 通常どおりお風呂を沸かす

④ 湯船に浸かりながらオーツを入れた出汁パックを優しく揉む
⚠中身が溢れないように、片手で上を持ちながらもう片方の手で揉むのがおすすめ

⑤ 乳白色のトロッとした成分が出てきます←これがコロイダルオートミール

⑥ ある程度出なくなるまで揉み続ける

    ※最後はカスが残ります

⑦ 10〜15分ほどオーツバスの湯船に浸かる

⑧ お風呂から上がって体を拭いてからはなるべくすぐに保湿する

 

↓このように粉状になっていればOK

 

注意点やポイント

① オーツはロールドオーツ

日本ではあまり見かけることのないロールドオーツ(ホールオーツ)ですが、私は成城石井で見つけたアララ社のジャンボオーツ(確か900円前後)を使ってます。安くはないですが、コスパを考えると悪くないかな、と思います。
ロールドオーツだと仮に余った際にはクッキーにも使えますし。
 
分量も、欧米のサイトでは大体どれも「1〜2カップ」とありますが、私は大さじ3〜4(計らず適当に入れてます 笑)で十分効果を感じます。症状が酷い場合は、1〜2カップのほうが効き目があるかもしれません。
 
ちなみに、稀に「インスタントでも可能」と見かけることもありますが、私は試したことがないので、なんとも言えません…
白米と玄米のように、処理の過程でロールドオーツじゃないと必要な成分が含まれない、とも聞いたことがありますが、実際どうなのでしょう。

② 粉状になればなんでもOK

私はハンドブレンダーしか持っていませんが、これでも十分粉状になります。コーヒーミルやミキサーでも可能だそうです。少量を水と混ぜて、水が白く濁ればOKです。

③ お茶パックは

お茶パックを使う場合はいくつかに分けたほうが安全です。以前試したことがありますが、揉む際に破れないか心配でした。(最後には結構カスが残るので、破れてしまうと後片付けが大変かと思われます…)
 
ちなみにお茶パック・出汁パックなんてない欧米では、古いタイツやストッキングに入れる方法が主流です。

④ アレルギー反応の可能性

「殆どの人は大丈夫」とは言われてますが、湿疹やアレルギー反応が出る可能性もなくはないので、心配な場合は事前にパッチテストをしたほうが安全かもしれません。オーツが混ざった水を少量腕や手の甲などにのせて、15分ほどしてから洗い流し、なんらかの反応がないか確認してください。
 
もちろん、オーツアレルギーの場合は論外です。

⑤ 滑るので要注意

ヌルっとするので、浴室では滑らないようにお気をつけください。私の場合、一番危ないのは出た後・出汁パックを処分する時です。できるだけ絞ってからゴミ箱まで持っていきますが、それでも少し滴ることがあり、誤って踏んでしまうとツルっといきます。
多分、ゴミをゴミ箱に持っていくより、ゴミ箱を浴室に持っていくほうが安全です(笑)。

 

 

最後に、実はコロイダルオートミールは製品化されたものもあります。家で作るよりも細かい粉なので、直接湯船に混ぜるタイプですが、コスパを考えると自分で作るほうがお得かな〜、と個人的には思います。

余談ですが、コロイダルオートミールの論文を探すとジョンソン&ジョンソン(Aveeno社の親会社)が関わってるものが多いです(笑)。

 

Aveeno Soothing Bath Treatment(iHerb)

 

 


出典

 

アマゾンは店舗より若干お得

 

急ぎでなければ iHerb は更にお得(注:instant や quick cooking ではないもの)

 

コロイダルオートミールとは (英語)

 

8つのかゆみ対策 (英語)。ちなみに私は「オーツバス→保湿→その上からアロエジェル」も効果ありました。

 

珍しくJ&Jとは無関係のコロイダルオートミールについての論文 (英語)。

Mechanism of action and clinical benefits of colloidal oatmeal for dermatologic practice. Cerio, et al. (2010).