平成の才媛たちのバトルに・・・。 | SingleLife ~光射すほうへ

11月5日(水)



午前中はちょいと緊急な用事が入った為、実家に。





そして実家から急いで渋谷へ。







この日も観劇。




今回観た舞台はこちらっ!


http://www.parco-play.com/web/play/murasaki/




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この舞台はフライヤーにて目に留めた瞬間に観劇することを決意。




チケットぴ●の先行予約が始まった日に即行で抽選予約を入れてまんまとゲットしました。





観劇を決めた理由は・・・。




まずは私は学生時代に紫式部の源氏物語の原文を全てほぼ自力で現代語訳したほどに源氏物語に傾倒していたということ。



漫画「あさ●ゆめみし」にもハマっていたという経緯もあったり←






それと・・・やっぱり長澤ま●みさんを生で一度拝見してみたかったそれに尽きるww







あっ、清●納言の枕●子は専門外です←←





ちなみに私は斉●由貴さんの「卒業」より菊●桃子さんの「卒業」派です←←←ドウデモイイw







さて、そんな私の垂涎そそる「紫●部ダイアリー」とは一体、どんなストーリーなのか??






今日という日を迎えるまで楽しみで楽しみで堪らなかった。



STORY


とある女流新人文学賞の選考会。審査員は二人。「源氏物語」で、一躍注目を集め、若手女流作家として飛ぶ鳥を落とす勢いの紫式部(長澤まさみ)。そして「枕草子」が大ベストセラーとなり、エッセイストとして確固たる地位を築いた清少納言(斉藤由貴)。現在は、数々の文学賞の審査員を務め、文壇での発言力も強い。賞の対象となっているのは、和泉式部の「和泉式部日記」。紫式部は、この新しい形の作品を激賛し、清少納言は、薄っぺらいエセ文学と切り捨てる。早速、議論は白熱。清少納言にとって「和泉式部日記」を認めることは、紫式部本人を認めることになり、また紫式部にとっても、それは同様。共に絶対に負けられない戦いであった。かくして選考会は、「和泉式部日記」を巡る文学論から、いつしか、紫式部と清少納言の、作家としての、そして女としての、人生を賭けたプライドのぶつかり合いが始まろうとしていた・・・。





舞台セットその空間はとあるBARでの一夜の出来事、バーカウンターにバーテンダーが一人。



あくまでも紫式部と清少納言の一対一の対話劇だ。




まずは時代背景を平安の世ではなく、平成の世にしたこと。



この現代において起こっている様々な事象を平安の世の人間である紫式部と清少納言という人物像に語らせていることがそもそもファンタジーなのだけど、しかしそれがかえって妙にリアルティー要素満載でなかなか面白い。




平安の世でも二人はライバルではあったけど、所謂文芸の上でのライバルではなく、政治的なライバルであった。



でも、平安の世では二人は文芸でのライバルとして描かれている。





そして尚且つ、平成の世の二人の性格は、平安の世の二人の性格と正反対(!?)に描かれているのだ。






平安の世での紫式部は史実によると、内向的かつ陰湿な性格で清少納言が自慢げに自分が教養があるのをひけらかす姿に内心はイライラしていたきらいがあり、紫式部日記にも清少納言に対して辛辣な悪口を綴っていたりもする。




ところが、この劇中の平成の世の紫式部はとても天真爛漫な性格でマイペースであけすけであっけらかんとしたとても陽気な性格。




こんな紫式部を長澤ま●みがとても魅力的に演じている。



表情がチャーミングでそれでいてその佇まいがとても綺麗でとにかく惹き込まれる。




この女性(ひと)は本当に舞台映えする女優さんだなぁ~と思った。





対して、平成の世の清少納言もはや過去の栄光にしがみつき、自分の才能の枯渇に悩み、今やその地位をも脅かす後続の新進気鋭の才能の有る紫式部や和泉式部に怖れと嫉妬心を抱いている。




専門外なので良くは知らないけど、平安の世の清少納言は確か陽性であけっぴろげな性格で男女両方から慕われるほどの才媛だった・・・はず←






そんな平成の世の清少納言を演じた斉●由貴さんは・・・。





紫式部のあまりにも自分勝手なマイペースぶりに振り回されながらも、コミカルな様(さま)を垣間見させてくれたりやはりなかなかの新解釈の清少納言を演じられていていた。







そして二人の熾烈な会話劇バトルは・・・とにかく見応え充分で楽しかったし、ただただその世界に惹きこまれました。





これは面白い!!





三谷●喜さんの映画は私はあんまり印象に残らず好きではないのだけど、前に拝見した「君●なら」といい、この今回の舞台といい、舞台での彼の作品は良いなぁ~と感じました。




また舞台での三●幸喜作品は観てみたいですね。







そしてもちろん長●まさみさんの次の舞台も←




この舞台は11月30日まで公演していますので、時間がある方はぜひ観劇をお勧めいたします。





きっと楽しめると思いますので。









そして、とても気に入ったお芝居に巡り合えた時に私は心が広くなるので、ちょっと奮発して記念に・・・。





パンフレットを購入しました(笑)




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装丁が立派過ぎ←






・・・・・・・・。










さらばぢゃε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ