高円寺を後にして、向かったのは渋谷。
雨は相変わらず降りしきっている。
やっぱり時間潰しは余儀なくされる、仕方なくお馴染みのマ●クに避難する。
ホットのミルクティーを注文した肌寒かったのだ。
土地柄なのか、若い女性やカップルが圧倒的に多い。
ちょっと居心地の悪さを感じながら、できるだけ自分の世界に入り込もうとするが・・・。
渋谷にはもう結構訪れてはいるが、今から向かうは有名な商業施設なのに、初めて訪れる場所。
不覚にもちょい迷ってしまったぜ(苦笑)
迷うような場所じゃないでしょ?と後から言われてしまいましたが(^▽^;)
今回観に行った舞台はこちら。
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/14_Juliet/index.html
北乃さんと同じ事務所の荒●萌ちゃんの初舞台ということだけで、この舞台を今回チョイスしました。
彼女がご出演しなければ100%観劇することはしなかったでしょうね←
この舞台、でも2回は観に行きたいと思っていて、当初、チケットを手に入れるにあたって、凄く甘く見ていたのですよね。
だけど、だけど・・・・。
主演が“J”だったが為に・・・。
通常の価格にて手に入れることができなかったのですよね、それほどに・・・・苦笑
会場に着くとなんとなく予感していたことは、予想をはるかに超えるほどで、目の前に広がっていた景色は何とも異質でした。
見渡す限りどこを見ても、「おんな」、『オンナ』、【♀】、“女”!!!!
本当に女性ばかりでした(((゜д゜;)))
9割以上が女性という勢い。
開場前ロビーにて開場を待つまで、非常にいたたまれない居心地の悪さを感じていました。
たまに男性を見かけたと思ったら、カップルだし(・・;)
数百年先の近未来の光景!?男はついぞこの地上から絶滅寸前か??
そんなことを思いつつ・・・・。
この芝居のあらすじはこんな感じ。
舞台は住宅街にひっそりと佇む高級娼館「枯淡館」。そこは趣味の良いサロンやレストランも擁する、選ばれた富裕層だけが通うことを許された別世界だ。館と住宅街に挟まれた細い道は、かつてそこを通って愛しい男のもとへ通いつめた若い娼婦がいたことから"ジュリエット通り"と呼ばれていた。常連客の一人・田崎昭一郎は最近、館の向かいに別宅をつくり、そこに先妻の息子・太一を呼び寄せる。やがて別宅には、枯淡館の人気娼婦スイレンが、昭一郎の声がけにより足繁く出入りするようになり……。
そしてこの作品のテーマは。
タイトルに『ロミオとジュリエット』から、ヒロインの名を取り入れた本作のテーマはズバリ「愛」。だが、人間の内部でうごめく無意識下の心理に深く切り込み、その真実を浮き彫りにする名手・岩松が描く21世紀の「愛」は、『ロミ・ジュリ』が描く少年少女の純粋無垢なそれではなく、人生に鬱屈と憂いを抱えた青年と美しい娼婦を中心に、彼らを取り巻く大人たちが織り上げる、複雑極まりない恋愛模様。
・・・・なのだそう。
この舞台は正直私にはどう感想を綴ったらよいかが・・・思案してひねり出そうとしても言葉が紡ぎだせない。
理解力が乏しいのは甚だ理解はしているつもりだが・・・・。
わからない、難しいというのが率直な感想。
2回、3回観ても果たしてそのストーリーが理解できるかと言えば・・・それでもかなり危うい。
いや、ストーリー自体はそれほど難解なものではない、そのストーリーの根底に流れるテーマの「愛」というものの表現が難解なのかも知れない。
こういう時は役者さんの印象に逃げるに限るw
印象強い演技をされていたのは、高●早紀さんと趣●さんだったなぁ~。
パパさんも同じ方が印象強かったと語っていた、やはり一際目を惹いたのがこのお二人でした。
萌ちゃんは、初舞台とは思えないほど堂々とした演技を披露されていたと思います。
思ったよりも出番もあってまあ堪能できたかな。
今度、舞台にご出演の際は、“J”絡みは極力避けていただくようにお願いしたい←
これがこの立場が北乃さんだったと思うとゾッとしますよ、本当に←←
それほどまでに“J”のファンに席巻された一種異様な「観る側」の風景でした。
救われたのは公演終了後の・・・・だったかな。
未だ、降りしきる雨・・・。
マチネに観た舞台とソワレで観たこの舞台。
逆にしたら帰り道の気分も随分違ったのだろうなと思いながら帰途に就いた。