千秋楽、無事に終了したようで、
おめでとうございます

SDに見る2人が、楽し気で、
なんですかね、美味しい乾杯を
したのでしょう

慎吾の撮る剛は、いつもとは少し違う表情をしている気がします

今回、幸せな事にGW中にラッキーがあり当初の6/1だけでなく、2回観ることができました
GWは1番後ろの真ん中ブロックの端
6/1は前から2列めの右ブロック
目の前にネガミがいました。

アオキの部屋は明るく電話の呼び出し音が鳴り響いています
ネガミは、薄暗い中、机に浅く腰掛けインカムに緩くほどけた指先の手を添え、俯きかげんのシルエット

下から見上げるアングルで、
もう、テンションヤバイ状態でした。
瞼も前3列で観ましたが、それより
近く、細い指先のぷるぷるまで見えました。白い丸い指先ね、もう視姦だよね~あっはっはっは~だわ

まずは感想ですが、、、
前回の印象とは少し変化がありました
私の独断と偏見による、変化、です

前回、書かなかったことがあります。

もしかしたら、この先変化するかも、
して欲しい!って思いながら帰ってきたものですから6/1を観てからにしようと


前回は、前半、後半の入れ替わり後の2人が繋がらず、違和感があったと書きました

本読みの段階で、役を入れ替えたのは何故かなぁ~
もしかしたら剛について三谷さんがよく知らなかったからかもなぁ~
見た目とギャップある人だし
三谷さんが慎吾を信頼しているのは、パンフレット読むだけでも十分わかりますし、大好きですよね。それに、三谷さんの作品に似合いますから慎吾
慎吾が演じている役柄で、ネガミみたいな役は、慎吾は普段も演じていますし、実際きっちり変なネガミでした
でも、後半慎吾が演じるネガミが、私には何か物足りなくて、、

もっと慎吾ぶつかってこいよ!

予定調和じゃない慎吾がみたいなぁ~って思ったんですね

ネガミという男は、爆弾魔と戦える事を楽しんでいて、多少の犠牲も仕方なし!って人です。壊れていますよね。最初から。

アオキは、IT企業で成功したけど疲れて田舎に引っ込んで、ゆるゆる生きている人です。
だから、ネガミを胡散臭く思い、爆弾処理なんて真っ平ごめんだ!と思いながらも、ネガミの執拗な誘導に、乗っかってしまうはめになります。

剛ネガミは、まず熱量が半端なく高く
少々早口は気になりますが、三谷さんは早口好きだし、パキパキよく口動くなぁ~とか、この役好きだろうなぁ~とか、マズイ、マズイとかブツブツ言っているし、怪しさ満載の男だもんなぁ~変な人超えて危ない人だもんねぇ~とにかく声もデカイし、動きもデカイし、楽しそうだし、あぁ、のってるね、剛。


反対に、慎吾アオキは、何故か気乗りしないのに爆弾解体という命の危機におちいり振り回されてるという、あたふた振りも良いし、イラついている感じもさすがだし、声もよく通るし、落ち着いているな、慎吾って。
実際、いろんな事に気づいていたようですし、余裕あんなぁ~と。ま、うん、そこもね、ガーっとは演じないんだな、どこか俯瞰してみているんだな、って。
剛が俯瞰していないわけではないけど、慎吾は、やはり演出する側なんだな、って思いました。

暗転になり、
舞台上から去っていく足跡が聞こえ、
赤黒い舞台と、ピアノの音が不安定。

「どうしましたアオキさん」

この言葉が、剛、慎吾、2人、慎吾だったかな?
繰り返され、入れ替わりを意味してるのかと思いました。

照明が付くと、役が逆に。

前半は、ネガミが壊れた人で、
後半は、アオキが壊れていきます。
攻が剛、守が慎吾、と前も書きましたし、今回もそう思いました。

ただ、違うな、と、思ったのは、
慎吾ネガミのテンションが上がっていて、動きも大きくなっていたこと。
慎吾は、とても器用だし、とてもうまくモノマネしたりする技術のある人だな、というのが私の印象で、アオキも、ネガミも、そつが無く?かな、うん、過不足無く演じているように見えました前回。
だから、どうしても、剛ネガミが、慎吾ネガミに重ならず、、、でも、今回は、あぁ、剛ネガミが少しいるな、って思いました。


逆に、剛アオキは、前回、子供か⁈ってぐらいの無邪気な感じでは無く、慎吾アオキが、ネガミに影響され、ギリギリのやり取りをしているうちにだんだん壊れていたら、こんな感じだろうか、剛アオキにも、慎吾アオキがいるな、と。さらに、剛ネガミも、いた気がします。

ただ、少し無邪気さがおさまっていたので、2個めの爆弾解体の時に、外側の缶に隠れて、ネガミに、楽しくなってきた、あなたの気持ちわかる、でも、こりごりだ。と、話している時の薄ら笑いや、ラストの3個めを見つけてからの表情が、逆に怖くて怖くて、、、

その表情をTKOの木下さんを思い浮かべて演じたとは、、、
怖い笑顔なんだ~木下さんは;^_^A


これは、好き嫌いでしかありませんが前回の無邪気なアオキが好きでした。なんで、あの慎吾アオキが、こんな剛アオキになっちゃたの~とびっくりですけど。

今回も、フルスロットル剛は健在で、ネガミはもちろん、アオキもパジャマに着替えて直ぐに、背中が汗でべったりしていました。
汗が顎先から滴り落ちるわ、唾が霧吹きか⁉︎ってぐらい綺麗に飛ぶわ、なんですかねぇ~良いもの見た!とドキドキ。慎吾もよく飛ばしてましたよ。

そうですね私は、ひと舞台終わると、息も絶え絶えになり、クタクタで眠くなる、声もデカくて力を振り絞りながら演じる剛が好きなのです。

ありえない近さで見た慎吾は、スマートで彫像のような雰囲気で、華やかさも、やっぱりありますね。
かっこいいなぁ、と思いましたが、私の好みは剛なので、グダグダでもゆるゆるでも揺れませんよ~\(//∇//)\


これは、もう資質の問題で、どちらが優れているとかではないことだと思います。

2人の押し引きや、剛と柔、そういったバランスが絶妙で。

何度も言いますが、慎吾の相手は剛。
剛の相手は慎吾だから、成立した舞台だと思います。
あれほど自由にガンガンいく剛を把握しながら合わせていけるのは慎吾だからだし、だからこそ、楽しく、面白かったですし、フリートークという洒落た時間も三谷さんからの、2人だからのプレゼントなんだと思いましたね。
2人の為に贈られた舞台。

2個めを無事に解体し終えて、向かい合い、始めて見つめ合う2人。
見つめているけど相手は見えない設定。

私の位置からは慎吾の表情は見えなかったんですが、剛と同じなんだろうな、と。

「2人で褒めあっていても仕方ない」

この台詞、しんつよですよね。
おー三谷さん!
小さな頃からへんな子達ですよね。


2人の夢が叶った舞台
毎回ダメ出しされてた~とか
2人で話して修正していた~とか

稽古から千秋楽まで、どれぐらい濃密な時間を2人で過ごしたのだろう
お気楽での、剛の慎吾へ、舞台への想いも特別なんだな、と

千秋楽での、慎吾の発言
信じて待ってますからね~
ラストにお尻蹴られちゃうダメダメ剛は、慎吾の前でしかいない剛ですからね
それだけ安心しているんですよ、慎吾にさ( ´ ▽ ` )ノ


私に、この舞台を観るチャンスをくれた友達に感謝しています
ありがとう\(//∇//)\


舞台の内容の気づいたとことかについては、また、別に、、_φ(・_・