「ヤドカリ人間」と化した翌日の日曜日は、福岡市民の森、油山に出動だ。もちろん、目当ては焚き火なのだ。ランチは登山用のコンパクトストーブで作るのだが、やはり焚き火で遊びたい。でも昼の焚き火は、今ひとつ夜と違って「オラオラ感」(と言うのかナ)が少ない。なんというか、闇に踊る火を見るときのコーフンが、昼のそれは、もう段違いに少ない。よって、つまらない。だが、やりたい。しかし、つまらない。どうする、オレ。これまでどうしていいのか分からなかったが、この秋、魅力的な答えが見つかって小躍りした。
ある日、ドアのチャイムがピンポンと鳴って、近所の人が、それは甘い甘い「昼焚き火の口実」を差し入れてくれた。いや、口実じゃなかった。サツマイモだ。どこか田舎の名産のサツマイモで、どっしりして、いかにも焼いたらウマソウだ。
というわけで、上の焚き火は、ただの焚き火ではない。うひひひひ、分かっておるね。この炎のしたには、銀紙にくるんだサツマイモが、6個ほど入っていて、その隣には焼けるのを今か今かとコーフンして待つオレがいるわけだが、アホですね。でも、その焼き芋は筆舌に尽くしがたいウマさでしたよ。
