詳しいライブレポートは、こちらの増田勇一さんのレポートを 呼んでください。

http://moocs.nifty.com/HRJ/news/detail/100321037996_1.htm

あの2日間にJCB HALLで何が起こっていたか凄く分かる素晴らしいレポートです。

今回のイベントは、実は3年前くらい頃から構想があって、
30周年には何かでかい事をやろうと思っていたんだ。
やるからには、お客さんは勿論の事、出演者にも納得のいくものにしたかった。
昨今、やれ共演NGだ、ギャラがどうだとかが多いこの時代。
今回の出演者達からは、そんな言葉は一言も発せられなかった。

本当は会場で転換時に流す予定だったバンドの祝辞コメント映像があったんだ。
結局、間に合わない部分も出て企画倒れしちゃったんだけど、その中のムックのコメントで、ギターのMIYAが、「今回のイベントのオファーはぺぺ さんから3年前に来てた」って言ってて、そうか俺は3年前から動いていたのか、と確認出来た^^
そんなMIYAの返事も即答でOKだった。
VersaillesもKAMIJOからの返答は「断る理由が何処に??」と笑顔で快諾してくれた。
KISAKIも「いいですね!面白そうですね!」と快諾してくれた。
メリーもガラ&ネロが「是非出演したいです!」と快諾してくれた。
初日に関しては、この時代にマネージャーを通さずメンバーと直で交渉してるところが我ながら凄い(苦笑)

2日目に関してはマーヴェリック社の協力がデカイ。
と言うより協力無しでは有り得ないな。
44 MAGNUMなんて、俺が高校生の時に憧れていたバンドだし
どうやって出演交渉していいのか検討もつかない(苦笑)
D'ERLANGERにしても、俺が鹿鳴館に入った頃にがんがん出演して数々の名演を残したバンドだし、これまで出演交渉をしたことなどない。
無論DEAD ENDも然り。
最初の打ち合わせで、故コメット氏から「ぺぺ的に、マグナム、デランジェとあと一枠は誰が希望?」と聞かれ「DEAD END以外に考えられない」と即答した。
ドラマーの問題などあったが、DEAD END出演決定も奇跡的な事だった。

1年前に今回のイベントの企画書を鹿鳴館の社長に提出した時、出演バンドの候補はまだまだ沢山居た。
結果的に交渉段階まで行かずに今回の面子で落ち着いたので出演は叶わなかったが、X、GLAY、LUNA SEA、など枚挙に暇がない。
それでも、今回のイベントは実に鹿鳴館らしく、ただバンドを並べただけじゃない温かみのある素晴らしいイベントになった。

イベントではお客さんが入らない時代になって来ていると言う。
でもそれは違うと確信した。
要するに、芯があるイベントならお客さんは支持してくれるのだ。
今回のイベントは、初日は、メリーがトップ、Versailles~Phantasmagoriaと流れ、トリにムックだったのだが、ヴィジュア ル系と呼ばれる中でも異種格闘技並みの個性的なバンドばかり。
そんな状況だけに、例えばムックのお客さんはVersaiilesに難色を示すのでは?とか、Phantasmagoriaのお客さんはメリーに 興味を示さないのではないか?とかが不安材料でもあったが、蓋を開ければ途中退席するお客さんが殆ど居なかった。
勿論、演奏中にロビーで寛ぐお客さんもチラホラ居たけれど、概ね演奏中は場内で観戦して居たと思う。
ネットで今回のレポをブログで書いてあるのをチェックしたが、
30周年記念と言う趣旨をお客さんも理解して楽しんでくれた意見が多い。
出演者もスタッフも十二分に理解してくれたからこその大成功だったと思う。

2日共ご来場されたお客さんも居ると思うけれど、2日間で5000人以上の動員があった。
チケット代も決して安くはなかったと思う。
それでも、2日間とも元が取れた、いや元値以上のイベントだったのではないかと自負しております。

ご来場本当にありがとうございました!
今回参戦して下さった方も、ご都合が合わず出来なかった方も、またこんなイベントを開催したいと思っておりますので、その時までお力を貸して下さ いね!


俺、鹿鳴館で頑張って来て良かったよ。
やべぇ、ちょっと泣きそう。