初めてTitta Ruffoを聴いた時の衝撃は忘れられない。勿論レコードからだったけれどそれまで知らなかったのは学生とは言え教養がなかったなと恥ずかしくもあった。ディ・ステファノはTitta Ruffoに誉められたのが凄く嬉しかったとの事だ。
そういえばまだ10代の孫弟子君はRuffoと同じ様な胸の響きがある。それは生まれつきのセンスなのだろうがそれを保つには技術がいる。でも将来私の大好きな大物ヴェルディバリトンになって欲しいと切に願う。さてどうなるだろう。ヘタに芸大なんか行かない方がいい気がする。もう自分は凄いと勘違いをして勉強しなくなってしまうのが一部にいるからだ。
ところでこの秋一緒に孫弟子君達とイタリアに行くのでとても楽しみだ。ちょうどヴェルディフェスティバルをやっていているし嫌というほどオペラを見る。新しい発見もあるだろう。孫弟子君は毎日お説教されたり😁大変だろうが大いに成長して欲しいと思う。勿論、私も、だ。