今回別にどうでもいいしどっちかと言ったら見るの面倒だなあと思っていた「西部の娘」。
このオペラの有名なテノールのアリアには思い出がある。
私は20歳の時、まだピアノ科の学生だった時、
バイトで歌の練習の伴奏をしていた。
なかでもマリオ・デル・モナコに習ったという一般企業に勤めていたオジサンはユニークだった。
そのオジサンがいつもこのアリア、Ch'ella mi creda を熱唱していたのだが・・・
その声が今考えると喉が締まっていてどこがデル・モナコって感じで心地よくなかった。
それに何故この歌ばかり歌うのか?(テノールみんなこの曲好きだよねー)
そんないい曲でもないのに、と長い間印象が悪かったのだ。
今回ネトコのダンナとカウフマンがダブルキャストで私達は日程の関係でネトコのダンナの方に行った。
その前に予習しようとyoutubeで聞き始めたのだが、
始まった途端まるで古いイタリア映画音楽の様に懐かしい憂いのあるダイナミックな音楽にノックアウトされた。
いやあ、これは楽しみだわーーーーーっ!
と言う訳で・・・どっぷり楽しめた、西部の娘!
しかも舞台もさすが、地元だからか雰囲気のある豪華な舞台だった。
帰ってからまたじっくり見てみたいなあ、と思ったらビューイングやるのね。
たのしみーーー。
これであのオジサンの呪縛が解かれて本当に良かったですわ(笑)
