つい最近メッセージで久しぶりにやり取りしていた先輩が、
FBを見ていたらお亡くなりになっていたのを知ってびっくりしてしまった。
先輩は私が芸大に入学した時4年生だった。
先輩と言っても私は一つ大学を出ているので年はあまり変わらない。
同じ師匠であるせいか割と仲が良かった。
彼が外で習っている所へ伴奏でついていったり、
御親戚の結婚式に伴奏で田舎のご実家に泊りがけで行った事もある。
彼もやはり一生懸命歌を勉強していた。
私はと言えばその当時念願の芸大に入学出来たものの、
大いに発声に悩んでいたので暗い生活をおくっていた。
その前にピアノで音楽高校~大学と通っていて、
音楽家になるという事がどんなに大変か身をもって知っていたので
浮かれる気持ちは全くなかった。
その学校でも全国1位とか神童とかよくもそんなに弾けるわ、という子達の集まりだったが、
そういう子達が行き詰まったりノイローゼになったり、
どんどん生気を失っていくのを目の当たりにしていたので、
学校での勉強というのは全てではなく一部でしかない、
後は自分が何とかしなければならないというのを思い知らされていた。
だから歌の話が出来る先輩達とはよく情報交換をしていた。
私は相変わらずあの頃の気持ちのままだが先輩はどうだったのだろう?
何しろ40年近く前の話だ。
時がたつのは恐ろしいなあ・・・
さよなら、ヒ〇ミ君。
またいつかそっちで会えるかもね。