6月1日 in ミューザ川崎 | オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

主催している「ありどおろ座」オペラ団の情報や合唱の練習など音楽家としての生活です。

ミューザ川崎でカウフマンを聴いてきました。
私達は一応録音でも大概の事はわかります。
でもやはり生を聴けるのなら聴いておくべきだ・・・というので、
この世界的に有名になってしまった王・キング(とチラシにのっていた)の「冬の旅」
を聴きました。
いやしかしこれは・・・
聴くというより見るという方が正解だったのかもしれません。

私は決してハンサム好きではありません。
むしろちょっと個性的な方が好きです。

ですがカウフマンがあまりにハンサムなので本当に驚きました。
男性的でもなく、と言って女性的でもなく、
ふわっとしている・・・
そう言えば昔よく似た友人がいましたがオバ様達に圧倒的にもててましたね。

キングと言うより神だな、立ってるだけでいいよ、とハンサム好きの連れ合いが言うので思わず笑ってしまいました。
こんなに美しければ女性ファンが多く世界的に売れるのもうなずけます。

ただ・・・
発声は思った通り完璧なものではありませんでした。
連れ合いの師匠でありヌッチの師匠でもあるアルド・プロッティは、
「声は点と道が重要である」と言っていました。
カウフマンの声は決して小さくなく音楽もしっかりしているのですが、
この点と道があまいので芯がなく前側に散って聞こえます。
頭もよく身体にも恵まれ感も鋭いので偶然にはまる時もあるのですが・・・

まあ又聴いても、と言うか見てもいいかな?という気にさせられましたね。
そんな事はあまりないので、やはり魅力ある人なのだな、と思った次第です(^_-)