イギリスの王女誕生で賑わう中、知り合いからダメだったと知らせが来た。
妊娠の喜びもつかの間、天国と地獄をいききした思いだったろう。
「外套」(オペラ)のジョルジェッタの気持ちがわかりました・・・と彼女は言った。
嫌な事はもう思い出すまい。
これが私の信条だが、舞台人としては身を切り売りしていかなければならない時がある。
強く、ではなく、淡々とやっていくしかない。
失ったものの大切さを経験した我々が一番よく知っている。
苦しみを乗り越えて彼女が大きく素晴らしい女性になる事を切に願うばかりだ