昨日は大学時代の恩師のお宅にお邪魔しました。
久しぶり(20年以上はたってると思う)に後輩達とも再会して、
思ってたよりとても楽しかった!
噂には聞いていたけれど一人ずつ歌わされて完全にレッスンだったのには参りました。
だって何回も歌わされるんだもの・・・
私は先生の専門分野であるドイツリートを歌うときっとエンドレスで注意されるだろうから、
「O mio babbino」でお茶を濁そうとしたのだけれど、
お好きな曲だったらしくツボにはまってしまい、
「はい、もう一回!」の号令のもとに2回歌い3回目の号令は完全に無視してしまいました(^_-)
先生、ゴメンなさい!
最後にシューベルトの「Du bist die Ruh」をみんなで歌って、悲しいやら嬉しいやらで
涙が出そうになりました。
その時ふと、
「ああ、私は10代、20代よく頑張ったなあ・・・」と思ったのです。
ここのところ、誕生日もあったせいか、年を取っていく事に歌い手として哀しい思いにとらわれていて、ちょっと自信を失くしかけていました。
お弟子ちゃんを見ては、みんな20代や30代で若くていいなあ。
でも私が今その年だったらそんなもんじゃないのになあ、
だって20代まで発声の技術がわからなかったから今一だったけど今だったら・・・
とかウジウジ、ファウスト博士状態でした。
昨日師匠やみんなに会ったら、
一生懸命頑張っていた自分を走馬灯の様に思い出しました。
ドイツリートもオペラも毎日毎日自分で、または同僚と、
ケンケンガクガク意見し合いながら勉強し合ったなあ。
そうだ、あの時があるから今がある。
またこれからも今の自分がしっかりしていればどんどん成長していくんだな。
今度歌うバタフライの二重唱だってトロヴァトーレの三重唱だってまだまだ楽勝だい!
やる気満々で前進しまーす♡