小学生時代 | オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

主催している「ありどおろ座」オペラ団の情報や合唱の練習など音楽家としての生活です。

九州転校の前に私の小学生時代を書きたいと思います。

私は母や妹とは違ってとても恥ずかしがりやで消極的な性格でした。
今では誰も信じてくれませんが(笑)
それは異常な程でしたしそういう性格が自分でもとても嫌でした。
授業ではわかっているのに手を挙げた事はありませんし、
とにかく目立ちたくありませんでした。

親には忘れ物をしたとか、テストの点が悪かったとかでは叱られませんでしたが、
いつも暗いとか、消極的だと注意されていました。
親だけでなく周りにも

「変わった子、ちょっとおかしいんじゃないか」と言われていた様です。
おかしいのにピアノは弾けるので
「親に一日中ピアノを練習させられておかしくなった」とも言われてましたね。

実際は強制される事は全くなくピアノを弾くより本に夢中でした。
好きな場所は図書館で寝る時も本を抱えて眠りました。
本を読みながらピアノを練習していた時もあり、流石にそれはバレましたショック!


そうそう、小中学校とも音楽の時間は頼まれて全部先生の代わりに伴奏していました。
教科書に出ている位の曲なら移調しても初見で弾けたので苦ではありませんでしたが、
今考えるとちょっとなんだかなー、と思いますね。
何のメリットもありませんでしたから。


うちの中では音楽が満ち溢れていました。

レコードがたくさんあり、その日の気分によって、

暗い日はディスカウの「冬の旅」、元気を出したい時はデル・モナコの「イタリアカンツォーネ」、

感動したい時はマリア・カラスの「カルメン」を毎日聴いていました。

ピアノではなく全部歌だというのが可笑しいですね。

やはり一番好きな楽器はこの頃から歌だったのかもしれません。