確定申告の季節が来ました
あわてて、帳簿を計算し直したり、
領収書をかき集めている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
普段のサロンワークで忙しいと、どうしても、
後回しになりがちです
そして、確定申告は何をどうすればいいか分からない方も
いらっしゃるのでは?
自宅サロンでも、店舗のサロンでも、
収入があれば申告する必要があります。
しかし、
「すべての 個人事業主 には38万円の基礎控除が
適用されるため年間所得が38万円以下の場合、
確定申告の必要はないのです。」
ですが、お金の出入りは、記録しておくべきですし、
儲かっていないなら、
収入が少ない事を、税務署や市町村役場へ
アピールする必要あります
なので、確定申告は必要なんですよね~。
この収入の報告によって、市県民税や健康保険の繰り越しなどが決まり、
また、控除対象があれば、税金を払っても戻ってくることも
あります
例えば、住宅ローンを組んだりすると、住宅ローン減税控除があるので、
実際に払う税金が安くなることも。
また、災害が起こった場合など、これも控除があるので、
税金が戻ることもあります
なので、収入が少なくても、きちんとアピールはしておきましょう
今年も来年も困らないように、
ネイルサロンが確定申告をする際に必要な
帳簿の科目をまとめてみました。
「帳簿」とは、
日々の売り上げ、現金の出入りを記載した物、
サロンの家計簿ですね。
これを日々、記録しておきましょう。
ノートでも、エクセルでもいいので、
とにかく日々記録しておくことです
そして、ネイルサロン運営で必要な物を買い物したら、
その領収書(何を買ったか分かる記載があるもの)を
保管しておきましょう
万が一、税務調査が入った場合、証明するのに必要です
税務調査は最大7年間さかのぼって調査ができます。
帳簿に最低限記載すべき内容は?
これらの内容を記載しておきましょう
収入(お客様からもらったお金、商品の売り上げ=入ってきたお金)
売り上げ →現金での売り上げ金額
クレジットカード決済、アプリ決済などの現金以外での
売り上げ金額
経費(掛かった仕入材料費、運営コストなど)
仕入 ネイル材料費(ジェル、ファイル、アクリル、ストーンなど)
備品、設備費用(テーブル、いす、スリッパ、商品棚購入費)
消耗品(10万以下のもので消耗品など、ボールペン、売り上げ伝票の紙、
トイレットペーパー、タオル、小物入れ、キッチンペーパー、店内の装飾、プリンターのインク、コピー用紙など)
水道光熱費(電気、ガス、水道)
通信費(携帯使用料、ネット使用料、電話代、HP運営費プロバイダ使用)
宣伝広告費(クーポン紙掲載費用、雑誌掲載費用など)
販売手数料、支払い手数料(たとえば、検索サイトに広告掲載をして集客できた時の手数料など、紹介手数料など)
運賃費用(お客様にネイルチップを発送した費用など、切手代)
接待交際費(ネイリスト仲間との食事会、お客様の付き合いなどの食事)
旅費交通費(ネイル研修の旅費、新幹線代など、講習参加で利用した駐車場費用など)
研修費(ネイルのスキルアップの講習費用、セミナー代)
減価償却費(10万円以上のもので、店舗内装費用、高級ソファー、テーブル、リクライニング椅子など)
店舗家賃、駐車場費
これら以外にかかった経費、
どこに分類すればいいか分からない経費は、
税理士さんに相談してください。
素人判断では難しい物もあります。
例えば、10万円以上かかった消耗品などは、
「資産」になります。
そして、この資産は、年数をかけて、経費(減価償却資産)になります。
つまり、年数をかけて経費と認められるのです
また、お店が「赤字」になってしまった場合、「青色申告」であれば、
翌年にも赤字分は繰越されます。
つまり、青色申告のメリットは、最大で65万円までの控除が受けられる、
赤字は繰り越せることです
しかし、
青色申告は、「複式簿記」というもので、記載し計算するので、
日商簿記3級以上のレベルの知識がなければ、
素人には難しい作業です
会計ソフトは青色申告用のソフトなので、
これをパソコンに入れて帳簿を作るなら、
比較的素人でもやりやすく「青色申告」ができます。
これです↓
会計ソフトを使って、自分で頑張るか
税理士さんにお願いして、お金は多少かかりますが
確定申告を代わりにやってもらう事をお勧めします
青色申告「会計ソフト」はこちらが、使いやすいです↓
間違った申告をして、余分にお金を払ったり、
逆に、税務署から指摘を受けて、後で、追加で税金を払うなどは
できれば避けたいですよね。
こちらから全国の税理士さんが探せます↓
お忙しいとは思いますが、後で嫌な思いをする前に、
やるべき事はやっておきましょう。
税金逃れは、できないです。