こんにちは!
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
箱で空間を作るハコニストの姥澤です
今日は宮城県倫理法人会
女性委員会主催の企画
続・経営IDOBATAカフェにて
講話させていただきました
仙台にて沢山の
女性経営者の方々と
交流することが出来ました
独立したばかりの方や
旦那さんの作った果物を
販売する仕事をしていたり、、
占いをされている方もいました
「青森りんごとともに三代」
〜100年企業目指して〜
というテーマでお話しましたが、、
初代の時代と今では
まったく時代背景が違います
提供:青森県りんご協会
売ってる商材も違いますので、
ある意味、別な会社とも言えます
創業して30年経った頃、
技術革新によって
木箱から段ボールに変わり、
木取り屋から資材屋に
提供:青森県りんご協会
会社自体が大きく変わります
昭和50年代
産地市場の台頭によって
上場するときに使用する
完成品のりんご箱(木箱)の
需要が急増し、
それに合わせて
「箱屋」になっていきます。
平成元年に「第一倉庫」を
建てるので、ここを起点にして
本格的な「りんご箱」
事業がスタート
市場の成長とともに
りんご箱の生産量、販売量も伸び
「箱屋」として定着します
しかし!!
平成27年頃から青森県内の
りんご箱が不足気味となり
中古のりんご箱が高騰
新しいりんご箱を「新箱」
中古のりんご箱を「古箱」
と言います
「古箱」が「新箱」の価格を
上回るという異常事態が発生
当社でも出来るだけ増産して
対応しますが、、
追いつかない状況でした
慢性的な箱不足と価格高騰で
りんご農家は高い値段で
りんご箱を探し回って
購入するという状況となり、、
産地市場では打開策として
平成30年(2018年)
「プラスチックコンテナ」
を 大量に導入します
奇しくも「箱屋」になって
30年のことでした、、。
これによって青森県内の
箱数が一気に増加し
りんご箱の相場が崩れ
高騰していた価格も下落
箱がダブついて「箱あまり」
の状態となります
今後、りんご箱(木箱)もまた、
斜陽化していく可能性が高い
「事業の寿命は30年」と
言われる所以(ゆえん)も
事業を取り巻く環境が
30年で大きく変わっていく
ということ
企業はその時代に合わせた
商品やサービスを提供していかないと
取り残されて、やがては
「廃業」に追い込まれて
しまうでしょう
常に時代の流れを読みつつ
お客様の利益にかなった
商品開発をしていかなければ
いけないなと思います
宮城県倫理法人会の皆様には
心より感謝申し上げます。
ご縁に感謝