今日は20冊。
さいきん、「もうすぐ」「あとで」「さっき(ち)」「いま」などの時をあらわす言葉を言うようになってきました。
半月ぐらい前に「あさっては電車に乗るよ」と言ったら、「あしたはなあに?」と聞いてきて、おおっ!となったのですが、おそらく〈明後日〉がちゃんとわかっているわけではなく、なんとなく推測した上で、〈明日〉は知っているから口に出たんだろうな、と思います。
きょうの絵本
『どん』
坪内稔典文 元永定正絵
中辻悦子構成
福音館 2016(特製版)
こどものとも年中向き2012年12月号
✳︎
文がおもしろい。
絵がおもしろい。
何度読んでも飽きません。
「どん」という得体の知れない生き物(?)たちが出てきて、その名も「きいろいどん、あおいどん、あかいどん、みどりどん」
いばっておおきくなったり、
ころころしたり、
「すきすき だいすき くっついた」したり、
「とんがり とんがり とんがり どん」したり、
さいごは
「どんたち ならんで はい ぽーず」
「どーーーーーーーーん」
文だけだと伝わらないと思いますが、
この「どーん」で、ぺっぺはいつもニコニコです。
とにかく、目にも口にも耳にもとても心地よい。
福音館の作品紹介には「元永定正さんの色鮮やかな絵に、俳人坪内稔典さんが言葉をつけた」とあるので、絵が先なのかな。
残念ながら絶版なんですね。
そしてなぜ「年中向き」設定なのか。
0歳から何度も読んで、たのしんできました。
元永作品ではあまり知られていないですが、おすすめです。
元永定正さんが絵をつけた『カニツンツン』も先日紹介しています。
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「はいぽーず」
と言いながら、おもちゃ棚の積み木に右足のせて、おもちゃのスロープに左手を置いて、壁際でぽーずを決めてぼーとしてました。(19日)
「どんどん どんどん ころころどん
とんがり ふわふわ ふんふんふん」
台所で洗い物をしていると、ぺっぺが一人でつぶやいているのが聞こえてきました(23日)。
わたしがこのページ好きなんですよね。
特に、ふんふんふん、というのが楽しくて。
そういう気持ちが伝わってるのかな、と思います。