今日は21冊。


おとーしゃんが、ぺっぺを電車に乗ってお散歩に連れてってくれました。


「ふたあつのったね」とうれしそう。


でも電車に乗ると無表情になるのはなぜ。

あとは「でんしゃだでんしゃだでーんしゃだよー」と「汽車ポッポ」のメロディでひたすら歌ったり。


そしてもれなく長くなるとぐずり出す。

乗りたいのか乗りたくないのかどっちやねん。




    

きょうの絵本


『でんしゃにのったよ』


岡本雄司

福音館 2013

(こどものとも 2009年9月号)



男の子が、お母さんと一緒に電車を乗り継いで、東京のいとこに会いに行きます。


木造の駅舎のあるのどかな風景から、高架下にはいろいろなお店がある駅で乗り換えて、鉄橋を渡って。最後の乗り換え駅ではおべんとうを買って新幹線に乗り込みます。


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多くのページが遠景や中景で捉えられていて、しっとりとした版画で描かれている、目にやさしい乗り物絵本です。


画面のすみずみまで、ていねいにきっちり描かれて、作者の愛しみを感じます。


道路沿いを走る時には、いろいろな車が走っていて、車の絵本としても二度おいしい。


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図書館で借りてきてから2日間ぐらいは、

「でんしゃにのったよ」と何度も手をのばしては読んでいました。

絵本の最後のページで、出迎えてくれたいとこたちに、男の子が「みっつのったんだよ」とうれしそうに言います。

それをまねて、ぺっぺも電車に乗ったあと言うようになりました。1つしか乗ってなくても「みっつ」とよく言います。


走っているバスを指さしたり、

ガタタン ガタタンと走る電車を『むしむしでんしゃ』の「ののたん ののたん」のリズムで言ったり。


絵本じたいは、もう少し大きい子のほうが細かい部分を楽しめるかなと思います。


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(追記)2023.0225

まだ借りていて「でんしゃのったよーよむのー」とよんでほしがります。

床屋を指さして「ちょきちょきしてるの」と言ったり、「あおすすめないのー」と鉄橋の手前に信号がないと言ったり、お迎えのいとこたちを「しんちゃんまっててくれた」と言ったりと、だんだんと、細かいところもたのしんでいます。


そして「でんしゃごっこするのー」「でんしゃのった、でんしゃのった、でんしゃのったよ」とソファの手すりを持って足踏みしています😊


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余談ですが、絵本の中のお母さんの後ろ姿を指さして、


「くろいぼうしかぶってるね」



それは、髪の毛 だねぇ。