早期支援教室(個人) 12回目


電球先生からのお話電球

⚫︎『小耳にはさむ』ということ


「小耳にはさむ」
そのことをよく考えたことがあるでしょうか?

きこえる人の場合
何か一つのことをしながらも
得ようとしていない情報も自然と得ている

それを「小耳にはさむ」と言う

ほとんど意識せずに行っているにもかかわらず
その中の情報が気になれば
そちらを優先して意識して得ることもでる

それを繰り返していくことで
ことばも状況理解も考える力も
場に合った行動も
周りの人から教えてもらうことなく
自然に育っていく

しかし
きこえにくさがある場合
自然に耳から入る情報は
とても少なくなってしまうため
同じ場を共有していても
得られる情報量に差が出てしまう

幼児期くらいまでは
それでも大きな差が見えにくいが
学齢期になってくると
はっきりと差が出てくるといわれている

その中の一つが
「学習言語」の差

ことばでやり取りができるようになると
日常会話ができるようになり
ことばが育っていると感じる

しかし
テレビなどからの情報のような
「接近」「大雨」「注意が必要」など
文にするとたった2行の中に
日常会話ではあまり使われないことばが
いくつも出てきます

これらの内容は
「近づく」「たくさんの雨」
「気をつけなきゃいけない」
として子どもたちは知っている内容だが

「接近」など
日常会話でつかわないことばを
パッときいてもわからない

学習言語は
そういった普段使わないことばであり
小耳にはさむことから得ることが多い

そのため
ある程度会話ができるようになったら
そういった日常使わないことばも
意識して使っていく必要がある

また
テレビやメディアを見せておけば大丈夫
と思いがちだが

そうではなく
目の前にいる人が
「こういうことなんだって」と
そのことを改めて伝えることが必要

そうやって教えていくことで
鍛えることができる!








⚫︎ことばだけでも
その意味がわかるようにてあげよう

・のせて
・ふきふきして
・ぬぎぬぎして
・たっちして
・ごみポイして
・もってきて



そこから広げていく
生活の中で出てくることばは
決まってくるので
バリエーションを広げて
声をかけてあげるように!

新しい出来事は
チャンス!!






⚫︎話しの流れを手がかりに

おでかけ、朝のしたくなど
毎日の生活の流れの中で
「物の名前」だけではなく
「動きを表すことば」が
わかるようになってくる

聴覚に障害がある子どもは
動きを表すことばの理解が難しいことがある

ことばは最初は話しの流れの中から覚えていく

特に動きを表すことばは
話の流れを手がかりにしないと
わかりにくいもの

生活場面の中での動作を
楽しく意識づけながら
繰り返しことばにしていき
動きを表すことばの理解と表出を
助けていきましょう