このログを書き起こしている今は、夏も立秋をすぎた時分だが、半年前はまだ2月、冬の只中。
都心から程近い低山にも着雪はある訳で、積雪1cmで交通機関に支障が出てしまう都会育ちの僕にとっては、ささやかで当たり前の冬山の装いもまた、存分に興奮を掻き立てるエッセンスだったりする。
そんな、昨冬最後の岳部活動の一日。
2月初旬。
今回の目的地は伊豆半島。
当初はかの有名な“天城越え”を目指す予定だったが、過日の気象状況から、天城峠はそれなりの積雪の可能性が高く、アイゼン等の装備を持たない僕らには不向きだろうとの部長の判断。
同じ伊豆でも、比較的高さのない西伊豆の稜線沿いのトレックとなった。
参加は、部長を筆頭に、王、監督、そして僕の4名。
毎度の事ながら早朝の動き出し。
途中合流で集結しながら、JR・私鉄在来線を乗り継いで、新宿~小田原~三島を経て修善寺に向かう![]()
修善寺駅から、さらにバスに乗り換え戸田(へだ)峠へ![]()
ここからスタート。
まずはウォームアップ代わりに、軽く金冠山を登る。
右手奥に切れ込む駿河湾をまたいで、澄みわたる碧空に見事な富士![]()
いきなりテンションが上がってしまう![]()
でも・・・風が強いっ![]()
身を切られるようだ![]()
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ひとしきり山エンジンが温まった所で、戸田峠へ折り返し、いよいよ南へ向かって縦走開始![]()
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・・・あれ?
部長!雪です![]()
なんと、この西伊豆稜線にも、思いがけない積雪が![]()
階段も埋まって見えない。
結局、軽アイゼンくらいはあった方が良かったですねw
…などと言いながらも、都会育ちのテンションはもちろんグイグイ上がり、ギュッギュッと雪を踏みしめて歩く心はウキウキウッキッキー状態![]()
並走する西伊豆スカイラインと、付きつ離れつダンスをするようにクロスオーバーしながら、積雪まじりの山道を小達磨山~達磨山~古稀(こき)山と越えていく![]()
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それにしても・・・風が強いっ![]()
時折バランスすら持っていかれる程![]()
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けれど、そのお蔭で、振り返ればいつでも霞一つない富士山が見渡せる![]()
…贅沢♪
監督。お遍路の金剛杖をストックに持ち替えた姿が堂に入ってる。
そんな監督の目の前を
うり坊達が茂みの中から突っ切ったり![]()
伽藍山を迂回し、やがて船原峠に近い辺りで、風を避けられる手頃な休憩所を見付けて、山ご飯タイム![]()
おにぎりは僕、果物は監督の持ち寄り。
そして昼食後は、船原峠を跨いで、棚場山へ![]()
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少しずつ山道は林の中へ入っていき、日陰の積雪は深さを増してくる。
・・・どこの長野県ですか!?
ふと足元を見ると、いくつもの動物の足跡が!?
雪上の獣痕…都会育ち、初体験![]()
さっきのうり坊達のかな?らしき足跡も。
・・・実のところ、こんな動物が行き来している時点で、人の通るルートから外れてしまっているのは明白で![]()
積雪の中に道をロストした僕らは、しばらく歩き続けた後、並走するスカイラインに降り立った。
位置的には、だいたい予定通りなので結果オーライ?![]()
車道に立つ動物注意の看板には、鹿、猪、兎、狸など、バリエーションに富んだシルエット。
そんな物にも話を弾ませつ、スカイラインから側道に折れて、路肩の雪と戯れつつ…
今回の終着点へと辿り着いた。
ここでやっぱり、恒例の温泉タイム![]()
・・・と思ったら、営業中止になってました。
まさに、温泉、持ち越し![]()
これも旅の妙と、バスの待ち合い小屋でお茶を沸かしながらバスを待ち、修善寺駅からの帰路に就くのであった・・・
余録。
前月の金時山の時以来、おにぎリーダーとしての僕の役割が定着してきた。
バーナーを装備している部長と王のは煮炊きが出来るので、代わりに何か出来ないかなと考えた結果。
前の晩に炊飯器をセットして、出発前に早起きして人数分を握る![]()
被災地でも握りまくってたので慣れたものだけど。
だいたい1kg足らずの重量増は、トレーニングとしての負荷に丁度かなと。




















決して不旨くはない。



