井戸から出てくる貞子さん。
きっとそれが一番有名な「リング」という作品。
その前に、
映像化されるよりも「リング」「螺旋」「ループ」という3部作として、小説で売れたと思います。
自分は子供の時から小説派。
カッコつけてるとかではなく、子供の時に小説に慣れてしまうと、
主人公の姿や声、それを自分でイメージする方が話が入って来やすいのです。
漫画がアニメになった時に、
「声がイメージと違う。」
そんな経験がきっとみんなあると思います。
小説に慣れると、
「見た目のイメージが違う。」
主人公の見た目に違和感を感じてしまうのです。
話に出て来る人達の見た目すら自分で決めれる、それが小説の良さだと思います。
リング。
自分は映像化されてる作品を見た事がありません。なので、
「ループ」まで映像化されているのか?
もしくは、
その先まで描かれているのか?
それを分かっていないので、おかしな話をしていたら、申し訳ありません。
そもそもこの「リング」という作品。
何故「ホラー」という分野に属しているのかが、小説しか知らない自分には分かりません。
どちらかというと、
洋画、
「マトリクス」
この洋画の方が内容的に近いと思います。
更に、
実際に日本で起きた、透視が出来たという女性の実験。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/千里眼事件
この「千里眼事件」と「マトリクス」の世界観。
これを合わせた様な、「SF(サイエンス フィクション」の様な印象でした。
「リング」「螺旋」で起こっている呪いの問題。
「ループ」では、角度が変わります。
この角度の変え方と、衝撃のラスト!
「ループ」のラストは、自分の中ではこれ以上ない「衝撃のラスト」でした。
それを読んでる時の自分は思春期だったと思います。
世界観にどっぷり浸かっている状態での、このラスト。
もしかすると、こういう話に慣れている人は、
ある程度予想して読んでいたかも知れません。
しかし、
この時の自分は、全くの予想外。
このラストを知ってから、今まで読んできた全てを思い返すと、
鳥肌が立ちました。
作者の人がこのラストの為に、
「リング」を書き、「螺旋」で更に深みを持たせて、
「ループ」でやっと答え合わせ。
子供の頃の秘密を、死ぬ間際でやっと口を開く様な、
とても我慢強い作品。
もし、読んだ事が無い人がいたら、
「貞子」とか「ホラー」とか、そういうのは何も考えずに、
ただ単純に読む。
すると、
きっと凄く楽しめる作品だと思います。