バッティングの仕方。


今は本だけではなく、


ネットの記事、

動画、


元プロの人の考え方を簡単に知る事が出来ます。

しかし、


「バッティングに正解は無い」


結局は、ここに行き着きます。



それは何故か?


出来てる事、

出来てない事、


意識が必要な人、

意識が不要な人、


これが複雑に絡み、「万人に共通するバッティングの教え」というのが、実質不可能だからです。



今日自分がお話しするのは、自分の経験に基づいた、とてつもなく感覚的な話になります。



まず前提として、


「技術や力があるのに打てない」


そういう人向けです。



バッティングは極論、


ピッチャーが投げた球を外野手より後ろに、取られないスピードで打てればそれでいいです。


トップを作る、

体重移動、

ピッチャー側の足の着き方、

など、


そういうのは、どうでもいいです。


自分がこれから話す事に必要なのは、



【必要条件1点目】


「自分のストライクゾーンをしっかりイメージ出来る」


これが、あまりにアンパイアとズレている場合は、これ以上読んでも時間の無駄かも知れません。


アンパイアの癖などの、ちょっとしたズレはどうしても発生します。

ただ、


打ちたい球、

打ちたくない球、


当てなきゃいけない球、

振ってはいけない球、


これを頭で理解出来てない人は、まずはここをしっかりしないと、


自分の話す事の前提が揃いません。



【前提条件2点目】


ど真ん中、

インハイ、

インロー、

アウトハイ、

アウトロー、


この5点、全てのコースで外野の頭を越えるスイングが出来る。


来るコース、球種がわかっていて構いません。

出来れば、ストレートが望ましいです。


出来ないコースがあるのであれば、出来る様になってからお読み下さい。



【前提条件3点目】


「バッターボックスで立つ位置をしっかり決めている」


自分とホームベースの位置関係。


これが一定じゃないと、ストライクゾーンがズレます。


相手ピッチャーによって変えていて、ストライクゾーンがズレている事が、

しっかり頭で理解出来ている場合は大丈夫です。

ただし、


【最低条件2点目】で話した5点でのスイングが2パターン必要になり、


10点全てで条件を満たす必要がありますので、

ご注意下さい。



以上3点。


これらを揃えてからが、本番。



結論から申し上げますと、


「打つのは自分であって、自分ではありません。」


これを伝える為に、


これから記事の下の方に、あなたにやって貰いたい事があります。


かなり下の方に、やって欲しい事を書きますので、文字を理解したらすぐに実行して下さい。


それでは、↓

















































「利き手をチョキにして下さい。」















この時!



文字として理解し、やるべき行動と文字を意識出来ている自分。


意識出来ている自分を、「自分A」とします。



しかし今、



文字として自分Aが意識する前に、行動した自分がいませんでしたか?



「利き手をチョキにする。」



理解や意識をする前に、脳はやるべき事を理解出来ています。


この「無意識下で身体を動かす自分」


これを「自分B」とします。



自分の外側で起こった事を1番最後に理解するのは、「自分A」です。



バッティングは、「自分B」が行います。


なので、



「良い球来た!」


と思った時には、インパクト直前、もしくは、

インパクトの瞬間かも知れません。




バッティングの極意は、


「自分Bの邪魔をせず、如何に自分Bが動きやすい環境を自分Aが作ってあげられるか。」


全てはここだと思います。



練習は自分Aが行います。


「自分B」は、無から何かを生み出す力はありません。


自分Aが経験し、自分Aの出来る範囲内で、

最適な行動を取る。

それが、


「自分B」の仕事です。



まず大事なのは、


「相手ピッチャーを見る事」

です。


自分Aは、自分Bに出来るだけ情報を与えます。


相手ピッチャーが投げ始める所から、

キャッチャーミットに届くまで。


とにかく見ます。


意識する箇所などはありません。

必要な情報は「自分B」が探してくれます。


とにかく自分Aは、自分Bの為にデータ収集です。


「何故か分からないけど、このピッチャーは打ちやすい。」



そう感じる場合、


言語化や理解が出来ていないだけで、ピッチャーの癖やリズムを「自分B」が把握出来ているかも知れません。


逆にタイミングが合わない場合。


情報不足です。もしくは、

「自分A」の中に当てはまるスイングが存在しないのかも知れません。



ずっと相手ピッチャーを見ていても、集中力が続かないと思います。


その場合は無理をせず、楽しい事でも考えてリラックスして下さい。

集中力が戻るまで。


自分の打席が周るまでは、この繰り返しです。



本当は、

睡眠を取らないと「自分B」は情報整理が出来ないと思います。


しかし、


何も無いよりは情報を引き出しやすいと思います。



打席に立ったら、


もう「自分B」に任せましょう。


出来るだけ情報が欲しいので、「自分A」は、ピッチャーを見た方が良いと思います。


相手ピッチャーの呼吸のリズムは、気にした方が良いと思います。



「自分A」は、最低限の力のみ利用し、ピッチャーのリズムを掴む。



「自分B」は今までの情報を元に、相手ピッチャーのフォームから球筋を予測して、


スイングします。



「自分A」の引き出しが増えれば増える程、

「自分B」の選択肢も増えます。



練習は「自分A」

試合は「自分B」



これをコントロールする事が、


バッティングの極意です。