前回、日ハムが弱いのはバッテリー能力が他球団よりも弱いのではないか?
そんな話をさせて頂きました。
ここ数年、バッテリー能力を上げれない事で、
クライマックスシリーズに出られていません。
そこにも、日ハムが他球団に実力が離されている事も、ペナントで勝てない要因になっている気がします。
今季のクライマックスシリーズ、
オリックス 対 ソフトバンクをテレビで観戦しました。
その時の各チームの集中力。
オリックスで言えば、吉田選手。
ソフトバンクで言えば、柳田選手。
ペナントで見てるよりも、打てそうな雰囲気を発していました。
クライマックスシリーズは、球団としてもチームの宣伝出来る試合が増え、プラスになると思います。
と同時に、
出場した選手にとっても、ペナント以上のプレッシャーを経験する事で、成長が加速している気がします。
クライマックスシリーズ常連で、当たり前のようにクライマックスシリーズに出場しているチームの選手は、
ペナントは途中経過です。
ペナントで力を発揮出来ないのであれば、
クライマックスシリーズのプレッシャーで活躍出来る訳がない。
ソフトバンク、オリックスの選手は、
そういう意識でペナントに挑んでいる気がします。
日ハムの選手達は、数年間クライマックスから遠ざかっています。
なので、選手達のインタビューを聞いても、
ペナントしか視野に入っていないようなコメントが多いです。
例えば、今シーズン前の清宮選手のコメント。
「30本塁打を目指したいです。」
もし、クライマックスシリーズが視野に入っているのであればその後に、
「そして、クライマックスでは1本は打ちたいです。」など、
クライマックスシリーズでのコメントはありません。
とても細かい指摘かも知れませんが、
日ハムの選手は、クライマックスシリーズは出れない事が当たり前になってしまっていると思います。
ペナント後に、1発勝負のクライマックスシリーズが控えている事を視野に入れて戦っている選手。
ペナントが全てになっている日ハム選手。
戦う前から、日ハムは心構えで負けている気がします。
日ハムの若い選手は、クライマックスシリーズを経験しないと、他球団の若手より成長が遅くなってしまいます。
今季、パリーグを見ていてソフトバンクが強い事は何となく想像出来ます。
しかし、オリックスが何故強いのか?
自分にはオリックスの強さが全く分かりませんでした。
やっと今、理解出来た気がしています。
それは、
クライマックスシリーズに出場し、
そこでの経験の差がペナントで現れているのだと感じました。
ペナントは予選。
本戦はクライマックスシリーズ。
ペナントの大事なシーンで力を出せないのであれば、クライマックスシリーズで力を出せるはずがない。
言葉で言ったとしても、実際に経験しない事には理解出来ない事かも知れません。
日ハムがクライマックスシリーズに出れなければ、それだけクライマックスシリーズ経験者とのメンタルの差がついてしまう。
来季、この数年クライマックスシリーズに出れていないハンデを乗り越えて、日ハムは戦い抜かなければなりません。
その穴をどう埋めるか?
やはり、首脳陣やベンチワークが、他球団より優れていないと、
勝っていくのは難しいと感じてしまいます。