5月なのに熱中症で死に至る人が出るという、

聞いたこともない異常気象。

北海道よりここ鎌倉の方が12℃も気温が低かったって。

一体何が起きているんだろう。

 

そう、鎌倉はまだ風が爽やかだった。

昨日も今日も出かけたけれど、帽子さえかぶっていれば快適だった。

できたらもうこの夏ずっとこのままでいてほしい。

ああ、でもそんなこと絶対にありえない。

夏に向かって体力つけなくては。

 

 

薔薇もひとしきり咲いて、取り敢えずほぼ切った。

ドライフラワー予備軍が部屋中に吊るしてある。

ドライもすぐできるの。3日間くらいでもうパリッとしてくる。

 

 

 

 

 

 

ドライにできない、一重のロサルブリフォリア。

 

咲いたと思ったら大雨で散ってしまい、

かろうじて昨日の朝次の花を見ることができたが今朝はもうなかった。

去年塩害で成長が遅れたので、今年の花はほんの少し。

その後もあんまり元気な感じじゃないので、

大きくできるか微妙。

というより、どの薔薇も、大雨の後急に暑くなったからなのか、

花が終わった途端にどっと疲れた様子になっている。

葉っぱが落ちる落ちる。

なんだか嫌な予感、うまく管理できるんだろうか。

 

 

 

 

入れ替わりにだんだん華やかになってきたのが紫陽花。

四季咲きの霧島の恵み。

去年は石灰を入れたので鮮やかなピンクで咲いた。

植え替えた時に土の操作をしなかったので今年はブルー。

なんだか久しぶりに我が家でこういう色の紫陽花が咲いた。

やっぱりこういう色の方が好きかもしれないな。

この花は早めに切って、次の花を秋までにまた咲かせたいと思う。

 

 

 

 

 

今日は夫と、横浜そごうのウィリアムモリス展に行く約束をしていた。

私がいつも何かアートショウに誘うと、

彼はまぁ二つ返事でいいね、行こう、と言ってくれるが、

今回のチケットを見せたら食いつきが違った。

「ウィリアムモリス!クール!」

 

私がモリスのパターンを知ったのは、

あの「いちご泥棒」という鳥の柄が一番最初。

鳥の柄って可愛すぎるものが多いのに、とてもお洒落だと思った。

鳥と苺が描かれていて可愛すぎないってすごい。

 

でも、展示してあるパターンを見て行くうちに、

私はやっぱりボタニカルなパターンにすごく惹かれた。

イギリスのものなのに、和を感じるパターンも多くて、

こんな柄の帯があったら、無地の着物に合わせてみたいな、

えーと、どんな色と合わせるときれいかしら、とか、

このままこの柄が着物の裾にあったら素敵なのに、とか、

半襟によさそう、とか、

そんな想像をしながら見ていくのが楽しかった。

資産家だったら本当にそういうのオーダーして、

大枚はたいたかもしれない。

ああ、妄想だけしかできないわ、幸か不幸か。

 

いつも作品の中で、今日一番好きだと思ったもの、を3点くらい

自分で決めるのだけど、

ダントツで好きだったのはウィロー(柳)の葉っぱのパターン。

壁紙じゃない方がいいな。

私、壁はあんまり色柄がない方が好き。

だから、額に入れて飾りたいの。

ふと疲れた時にこの柳の葉っぱの揺らめきを見たら、

ほっとするだろうな、って。

ポストカードをミュージアムショップで見たけれど、

あのサイズになってしまうとダメだな。

やっぱり壁紙のサイズを切り取ったものじゃないと。

 

 

 

 

 

何か一つは買って帰ろうと決めて、

いちご泥棒柄ではなく、ジャスミンの柄のノート。

これも柳の葉っぱがあれば絶対そっちを選んだのにな。

 

ジャスミンはね、羽衣ジャスミンがGW前後に近所で満開で

通るたびに深呼吸して楽しんでいたのだけど、

何と先週その家取り壊されて更地になり、ジャスミンもいなくなっていた。

それがとっても寂しくて、あのいなくなってしまったジャスミンをしのんで。

 

 

 

 
夫が珍しくすごく時間をかけてひとつひとつ作品を見ていた。
知らなかった、絵画よりこういうパターンが好きだったのね。
図録、買えばよかったかな。
 
美しい色を眺めた後は、心安らか。
この土日も気持ちよく過ごせたかな。
 
次の日曜日はアメリカ勢と合流して曾祖父のアートショウ。
まだまだしばらく私はアートを楽しむ日々。