10時の初診予約だったが、9時半までに初診受付カウンターに来るように、との事。

家から歩いて30分程の距離であるが、絶対に遅れたくない、と8時半に家を出る。

大学病院の門までは、9時に到着したが、門に入ってから構内が広すぎて道に迷う。

グーグルマップで調べながら、9時20分に大学病院に到着。

 

 

受付フロアには「今日の予約は、2758人です。」との掲示。

さすが大学病院。おそるべし。

 

 

初診受付で紹介状を渡し、名前を呼ばれるのを待つも、、、10時過ぎても名前を呼ばれず。

カウンターに問い合わせると、診察内容のCDロムの読み込みに時間がかかっています、との事。

ようやく10時15分に呼び出され、乳腺外科のフロアへ。

乳腺外科の受付カウンターでは、「もう呼び出されていますよ。」と促され、

慌てて、小走りで診察室へ急行。

(気持ちを整えてから初診を迎えたかったえーん

 

 

診察室には落ち着いた感じの女医先生。

年のころは、40代後半~50代か。

この先生が、私の主治医となる。

 

 

早速、問診開始。

✓癌が見つかるまでの経緯

✓現在聞いている癌の症状

✓現在の体調

✓現在服用している薬

✓家族の既往歴

✓コロナワクチン接種の確認

 

などを聞かれる。

過去2回分の人間ドックの結果資料と、診断結果のレポートを持って行った事もあり、

滞ることなく、的確にお話する事ができた、と思う。

現在服用しているホルモン系の薬「ジュリナ」について、

癌を促進してしまうものではないが、これから投薬される可能性のある薬との組み合わせを考えると、

やめておいた方がとよい、と。

ちょうど来週月曜日に、定期処方のための検診のためにクリニックに行くので、

その旨を伝えよう。

 

 

次に、超音波検査

腫瘍が見つかった左胸だけでなく、右胸も。

右胸には、しこりはないようです、との事だったが、

左には、現段階で指摘されているしこりの他に、

乳房下部、そして、さらに脇の下のリンパ節にしこりを疑われるもの、

そして全体にボヤっとしたしこりになっていないような何かがあるとの指摘。

 

特に、乳房内下部、脇の下のリンパ節にしこりについては、

癌であるかの確認が必要との事で、細胞診

小さなしこりに対して、細い針を刺す、との事で、麻酔なしでの細胞診、2か所。泣く~えーん

 

 

主治医となった女医先生は、セレブ病院での検査結果のデータ、そして超音波検査の様子から、

以下の見立てをもらう。

 

 

✓腫瘍の大きさは、今日発見した二か所のものも加えると2センチは超える。

浸潤性の癌

リンパ節への移転の疑いあり

✓Ki67標識率50%について、癌細胞が活発で転移スピードが速い。

 (タチが悪い)

✓ステージで言ったら、2B

 

 

セレブ病院での診断より重い見立て。

先生の説明によると、癌というものは「全身病」であると捉えている。

その癌細胞がたまたま乳房に出てきているだけで、身体の中の癌細胞をやっつけないと治らない。

ゆえに、(もしかしたら他部位にも転移しているかも知れない)活発な癌細胞を抗がん剤で抑え込んでから、

局所的に胸の外科手術が有効と思われる。

抗がん剤と手術とどちらを先にするのか、他のデータもきちんと読み込んで検討したい。

(が、これは個人的な見解なので、他の医師たちとのカンファレンスで治療方針を決定する)

 

 

また乳癌については、どのステージにあるのか、という事より、

どのような特徴の癌なのかが治療のポイント。

ホルモンによるものなのか、遺伝によるものなのかETC.

その中で、私の癌については、

「Ki67標識率50%」が意味する活発な癌細胞という点がポイントである様だ。

 

 

帰宅後、癌のカテゴリー分けについて、分かりやすい記事を見つけた。

これで分類すると、Ki67標識率が高い私の癌はどこのサイブタイプに属するのか。

次回の検診で先生に聞いてみたいと思う。

治療方針は、専門の先生に任せます。信頼してついていきます。

でもどんな状況に自分があるのか、現状確認をする事は、気持ちの安定につながります。

 

 

診察の最後に先生が、

必ず治ると思っていますが、

気を抜いてはいけないと思っている、と。

 

 

今まで認識していたより、重い症状。

そして、セレブ病院では、乳房の部分切除の手術で大丈夫そう、と言われていたが、

「抗がん剤」必須らしい事が分かり、

これからの治療の深刻さを感じざるを得なかった。

 

 

抗がん剤って、副作用で髪の毛が抜けたり、吐き気もろもろ、非常に辛いイメージ。

先生から抗がん剤治療が始まったら、今までの活動量の半分くらいで過ごせるように考えておいて下さい、と。

そして大学病院の1階に、「がん相談支援センター」というのがあり、

治療によって発生する女性の見た目の変化による悩に相談にのる場所があるとの情報。

そこでウイッグや帽子なども取り扱っているので、機会ある時に寄ってみてください、と。

「外見は二の次です。気にしません。命が助かる治療をお願いします。」という私に、先生は、

「外見も気にしてみるとよいですよ。やはり実際に抗がん剤治療を始めると、気持ちが落ち込む事もありますから。」と。

早速立ち寄り、パンフレットなどを集めてきました。

 

その日は、治療に向けて、全身のコンディションを把握するために、以下の検査。

 

✓CT

✓レントゲン

✓採血

✓採尿

✓心電図

 

検査終了は、15時。

お会計は、約24,000円。

 

結構なお値段だ。

加入している生命保険の確認もしておこう。

 

 

今日は、5時間も病院に滞在した事になる。

長かったし、

疲れた。

 

来週に、今後の治療方針の話。

重い。

 

お会計が終わってから、構内のドトールでコーヒー&モンブランを頂いて帰途。