「取引権限」サラ・モリス | ペンを持ち 花を愛で

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こんばんは。りんご

 

美術展に行ってきました。カラーパレット

 

 

現代美術、サラ・モリス「取引権限」

 

 

のっけから、力強さ、強権的、不穏や不安を感じる作品。

 

横に警察無線が鳴るから余計にです。

 

 

 

頑ななまでに、「なんにも無しっびっくりマーク

 

断固として、「嘘っびっくりマーク」もしくは「噓八百っびっくりマーク

 

しかし大都会においては、これさえも何か一つの勲章になってしまう、恐ろしさや強欲さや、しかし力強さの裏側の脆さが感じられる気がします。

 

 

「ミッドタウン」シリーズ。

 

これは私が中之島と近しい仲にあるので、かなり分かり易く思えました。

 

 

確実に私の中にある、この都会的な部分。

 

うるさいのが嫌い、自然の風景や風や遠くで鳴く鳥の声…そういったものが好きと言いながら、一方でこの直線的で無機質で人工的で、極めて匿名性の高い風景は、常に私の中心に在る、という矛盾。おかしな話ですが、きっとそれこそが“人生”なのだろうと、ちょうど小泉八雲の長男、小泉一雄の作品を読んでいるのでより深く感じたものです。

 

圧巻の壁面ドローイング。本展のために描かれたものだそうです。

 

 

案外街に溶け込んでいるし、なんなら下段の壁面デザインは、それこそ梅田のどこぞかで見たような気がしなくもない。

 

他に映像作品があり、これが一番興味を惹かれて見ていました。ラスベガスを題材とした「AM/PM」クリントン政権末期のワシントン情景「キャピタル」

 

両作品とも今の情勢となんらかの繋がりを想像せずにはおられず、特に「キャピタル」は緊張と不安と、人々が織りなす狂騒そのもののようで、ポリティカルストーリーより遥かにおもしろく見入ってしまいました。

 

他にも映像作品はあり、大阪を舞台にした「サクラ」もあったのですが、もうこの2作品だけでエネルギー使い果たして、見る元気が残っていませんでした(両方とも20m程度なんですが)

 

膨張し続ける都市。嫌だいやだと言いながら、これからも通ったりするのでしょう。