戦争画2 | ペンを持ち 花を愛で

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こんばんは。セキセイインコ青

 

戦争画展「記録をひらく 記憶をつむぐ」続きます。

 

 

 

 

非常にスペクタクルな絵画です。特に上3作品を見た時、私は宮崎駿作品を思ったものでした。彼は経験から特に反戦の人です。が、同時に飛行機や飛行というものに大きなロマンを抱いている人と言っても良いと思います。彼の作品の飛行シーンのなんと胸躍ることかビックリマーク戦闘機の飛ぶ姿に興奮を覚えながら、同時に戦争がもたらす醜悪さにも思いをはせてしまうアンビバレンツ。

 

4作目の作品は日本画「伴大納言絵巻」を想起させると解説にありました。従来日本画は戦争画に向かないと言われてきたそうです。

実は、後で出てくる藤田嗣治なども、当時まだ画壇においてはマイナー扱いだった洋画をスターダムに押し上げるチャンスだと捉え、積極的に戦争画を描き、かつ画家として様々な工夫を試みていたそうです。戦争画はまた画家にとって大きな実験場でもあったのかもしれません。

 

これを見た時にはシュルレアリスム、ルネ・マグリットの有名な山高帽姿の男が空を飛んでいるのか落下しているのか、ともかく浮遊するあの絵を思い起こしました。戦争シーンであるのに、何か非現実感が漂う。なぜでしょうか、人の命の生き死に、取り返しのつかない事象だというのに、どうしてだか戦争という全体像は、ただ非現実的でしかないのです。

 

こちらは洋画のひとつ、宗教画を彷彿とさせるとありました。確かに、奥行きや光と影、圧倒的な立体感でもって荘厳で神聖な(ここではあまり使いたくない表現ですが)雰囲気があります。

 

 

さて、美術素人でもその名は知っている、藤田嗣治です。藤田と言えば一番印象的な、“乳白色”ですが、ここにはその面影はありません。ですが、圧倒される画力は素人目にもよく実感できたものでした。

 

 

 

そしてまた、男性♂は戦場へ、女性♀は後方支援へ。明確に性役割分担を、国は強いてきました。

 

つづきます。