こんにちは、不動産芸人のせらっきょです
平日のみ毎日更新9日目、めざせ100日
さて今日は、みなさんがよく誤解している不動産の知識についてお話したいと思います。
アスベストについて、です。
一時期よくアスベストがニュースになっていました。
結構前ではあるので、ひょっとしたら令和世代はアスベストなんて聞いたこともないかもしれません。
なので、今日のブログ自体が若年層ほったらかしの話題なのかもしれません。
ごめんね、さとり世代のみんな
アスベストというのは、和訳すると石綿(いしわた)と呼ばれる、重量鉄骨造などの建物の保温断熱として使われる材料です。
これが、昭和の建物にはバンバン使われていました。
なんせ使い勝手が良く、性質も良くて、それでいて安いという最高の材料だったのです。
ただある日を境に、このアスベストが全く使われなくなってしまったのです。
それはなぜか?
ものすっっっごく人体に良くないということがわかったからです
ただ結構これが笑い事じゃなくて、アスベストが使用されている建物に携わった現場作業員の方々に、何十年経ってから健康被害がたくさん現れてしまったのです。
アスベストは、体内に吸い込んでしまうと何十年も潜伏してから肺がんなどを発症してしまうという、とてつもなく怖い材料だったのです。
そこで、もうダメだ!安いけどアスベストを使うのはやめよう!となりました。
ただ、もうすでにアスベストが使われてしまっている建物はたくさん存在します。
ひょっとしたら、いまこのブログを読んでくださっているあなたが住んでいる建物にもアスベストが使われているかもしれません。
それを聞いて、思わず呼吸を止めてしまった方、ご安心ください
ここがよく誤解されている、アスベストに対する知識です。
アスベストは、飛散さえされなければ、人体に悪影響を及ぼしません。
コンクリートなどに吹き付けられて固定されている状態であれば、なんの問題もないのです。
建物に携わった現場作業員の方々だけに健康被害が現れたのは、そういう理由だったのです。
なので、アスベストが使われている建物を利用すること自体はなんの問題もないです。
たまに、アスベスト使われてるの!?そんなところに住めるわけがない!っていう方がいますが、それは大きな誤解です。
あなたが普段利用している駅や商業施設にだってアスベストは利用されていたりします。
ただ、アスベストについて一点だけ気をつけるべき部分があります。
その建物を解体するときに、特殊な作業が必要になるということです。
飛散しなければ何の問題もないのですが、建物を解体するとなると、通常通りの作業だと固定されていたアスベストも空気中に飛散してしまいます。
それを飛散させないように、解体に携わる人が間違っても吸い込まないように、建物を解体する必要があるのです。
なのでその分、解体費用が余計にかかってしまったりします。
その点だけ事前にわかっておけば、アスベストは恐れる必要はないです
ただこれも現時点の科学の見解になるので、今後変わる可能性はゼロじゃないです
でもそんなこと言ってたら天然無垢の建材しか使えなくなってしまうと思うので、僕は気にしないでいいと思います。
ちなみに余談ですが、吉本芸人の間で、解体のアルバイトが流行っていた時期があります。
特に求人サイトとかに載っているバイトではなくて、芸人同士の紹介だけで入っていたバイトなので、雇い主がどんな会社なのか誰もしっかりとはわかっていませんでした。
そこでは、出勤したときにマスクを渡されて、それをつけながら一日壁を解体するというアルバイトでした。
単純作業をとにかく毎回繰り返すというアルバイトでした。
ある日、渡されるマスクの形質が明らかに変わりました。
いままでは簡易的な口にはめるだけのマスクだったものが、戦時中のガスマスクくらいしっかりしたものに変わりました。
でも、壁を解体するという作業自体は何も変わらず、壊している対象の壁も、前日までとなんら変わりません。
え!?なんで急にこんなマスクになった!?いままで普通に解体して出たホコリとか簡易的なマスクで吸ってたよ!?どういうこと!?
ってなったというこわーいお話があります
Uber Eatsの配達員というシフトに左右されないアルバイトができて、その解体のアルバイトをする方は一気にいなくなりましたが、当時は結構な数の芸人がやっていました。
という、ちょっぴり怖い余談でした
とにかく今日の結論は、アスベストが使われている建物=怖いという誤解をなくしましょう、ということです
このあとは僕のコンビ解散を心配してくれた先輩芸人の方とご飯に行ってきます
ありがたい限りでございます
というわけで本日のブログは以上です
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