こんばんは、不動産芸人のぺんとはうす・世良です
芸人仲間から、この物件が気になっているから良い物件かどうかプロの目線で判断して欲しいと相談されることがよくあります。
相談している方は、その物件が非常に安いと思って、僕に相談をしているようです。
そんなときによくあるケースがこちらです。
芸人「都心にこんな近くて築年数浅いのに家賃6万円だよ!?よくない!?安すぎるよね!?事故物件かな!?おとり物件かな!?」
世良「いや、事故物件でもおとり物件でもないと思いますね・・・。」
芸人「じゃあめっちゃいいじゃん!これ世良から見ても良いよね!?どう思う!?」
世良「家賃の総額自体は安いんですけど、めちゃめちゃ狭いです。大丈夫ですか・・・!」
このやり取りをするケースが、すごい頻度であります。
最近も、衝撃デリバリーの佳津山くんとこのやりとりをしました
そういう物件って、専有面積が10㎡のワンルームとかだったりするんです。
10㎡がどれくらい狭いのか、考えてみましょう。
3.15m四方の四角形を地面に書いてみてください。
もしくは、6帖のお部屋をイメージしてください。それがだいたい10㎡くらいです。
その四角形、お部屋の"中"に、お風呂・トイレと、キッチンと、収納と、玄関を設置したとイメージしてみてください。
残ったスペースが、10㎡のお部屋における、あなたの居住スペースです。
人間らしく生活できますでしょうか・・・?
近年は、断捨離というのが流行っておりますので、荷物をとことん少なくして収納を無くせば、という感じでしょうか?
起きて半畳寝て一畳という言葉もありますので、もちろん生活はできます。
ただ、月々6万円払って、その狭い中で生活をするお部屋が、果たして安いのでしょうか・・・?
なので、そのような物件は、必ず内見に行った方がいいです。
世良が思うところ、最低でも18㎡以上、できれば20㎡以上のお部屋の方が絶対に良いと思います。
とりあえず、今日のブログで言いたかったのは、お部屋が狭いと家賃の総額は安くなるということです。
よかったら一度、検討している物件の家賃を、部屋の面積で割ってみましょう。
平米あたりの単価が出ますので、一つの指標としてみてください。
同じエリアで同じような条件の、10㎡の6万円と20㎡の8万円では、どちらが安いでしょうか?
プロの不動産屋が言うところの"安い物件"というのは、圧倒的に後者の方なんですね。
ただ、その人が払える家賃の総額は決まっていると思うので、平米単価だけではなくって、家賃の総額ももちろん大切です。
これは、マイホームを購入するときにもまったく同じことが言えます。
そのようなことも踏まえた上で、お部屋探しをしてみてはいかがでしょうか
ちなみにプロは、平米単価ではなく、坪単価で計算します。
世良も、都内の各エリアの坪単価がいくらかというのはだいたい頭に入っていますが、いざ平米単価となると電卓で計算し直さないとまるでわかりません
ちょっとそのあたりは、不動産業界の古い部分なのかもしれません・・・
賃料や不動産価額の査定の仕方は、かなり深くなるのでまた今度
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